良習慣の習慣

「共通言語の共有化」の大切さ

投稿日:2013/10/18


■先日、社内の同じ部署の3名で終業後に会議を行いました。

会議といってもタイムカードを押して、社外に出たプライベートの状態です。

社内の有志で、ざっくばらんかつ真面目に会社のことを考える会議と位置付けています。

そして、今回はノンアルコール!

わたしのわがままを聞いていただきました。(笑)

でも、個人的に思うのですが、

飲んだときのアイディアって、そのときは盛り上がりますが、

翌日しらふで見ると、大したことないんですよね・・・(苦笑)

■ノンアルコールだったこともあり、

どうすれば売上アップできるか?

どうすれば粗利を高められるか?

どうすれば業界内でのわが社の立ち位置をもっと差別化できるのか?

などなど、結構真面目に話しました。

こういった話って、不思議なことに、なかなか勤務中に話せないんですよね。。。

で、会議中ところどころに、、、

なんとなく、

なんとなくですが、

「違和感」を感じる瞬間があったのです。

同じ会社ではたらき、同じ部署に所属し、同じ話題について話しているのに、ちょっと不思議ですよね。

いったい、この違和感は何だったのでしょうか?

■その答えのひとつとして、

わたしが感じた違和感は、

「共通言語の共有化」が徹底されていないことが原因ではないか?

と考えています。

これは物事の抽象度が上がれば上がるほど、違和感が大きくなります。

たとえば、

「手のひらにちょうどよくおさまるくらいの大きさの赤いリンゴ」

といえば、

3人がイメージするリンゴは、ほぼ同じだと思います。

しかし、違うたとえで、

「市場全体がシュリンクしていく状況で、業界内での絶対の優位性をとり続けていくために、現在の我が社がとり得る最善の一手はなんだろう?」

というふうに言ったとたん、3人が3人とも同じようにイメージするのが難しくなるのです。

たしかに「市場」とか、「優位性」とか、「最善の一手」など、

あいまいな表現ですが、

ここでは、わたしは具体性を問題にしているのではありません。

ある言葉に対する想いや考え方について、個々の捉え方に違いがあるということです。

■会議が煮詰まってきたとき、わたしは次のような提案をしました。

▼当日の会議の議題にふさわしいビジネス書を選択する

▼該当のビジネス書から我が社に取り入れらそうな施策があれば、各自でピックアップする

▼ビジネス書の項目をベースに議論し、遅効性の施策と即効性の施策に絞り込む

▼そこから実践するための仕組みを考える

これだったら、3人が同じビジネス書を読んで、該当本の言語を使用して議論するので、「共通言語」が認識されている状態なのです。

これでも、個別・具体のやりとりでのお互いの認識ずれはゼロにはなりませんが、少なくとも共通言語と共通概念をベースに議論できます。

つまり、同じビジネス書を基本にして議論することは、

【共通言語を共有化】

することとなり、よけいな齟齬が起きにくくなり、議論が効率化するのです。

実は、これは夫婦、子供、恋人など、すべての人間関係に通ずることだと思っているのですが、長くなりますのでまた稿を改めたいと思います。

■実はわたしは、これまでも何度か営業部の会議で「1つのビジネス書をテーマにして議論を深める」という提案をしてきましたが、参加メンバーが多いためか、うやむやにされ続けてきました(笑)。

しかし、今回はようやく実現しそうです。

私以外のお2人は特に実績を出されている方たちなので、何か組織を変えていくような動きができるのではないかと期待しています。

わたしも、今後この3人の会議がどのように発展していくのか楽しみにしております!!

【今回の良習慣】
議論する前に共通言語の共通化をはかる

-良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

あなたの内なるヒーローは誰?ヒーローとあなたの共通点は必ず見つかります!

私のブログの師匠である井ノ上陽一さんのブログを読んで、「オートビズ」さんというメールサービスを使用して、メルマガをはじめることにしました。 1番の目的は、クライアントさんへのサポートメールに使用するた …

崩れてしまった良習慣をとり戻す方法。3ステップで習慣のモチベーションを再燃させる。

崩れてしまった良習慣をどう取り戻せばいいのか。 その方法を記事にしてみました。   崩れてしまった習慣をどう取り戻すか 「せっかく身についた良習慣が、イレギュラーでリズムを崩してしまいました …

ベビーステップと友人の協力というパワー!日時だけ告知する簡単な案内文が100%の告知文になるプロセス。

イベントや勉強会を開催する。 けっこう重たいタスクですよね。 そのような重たいタスクであっても、「ベビーステップ」と「友人の協力」があれば達成できる。 そのような出来事がありましたので記事にしました。 …

悪習慣を発生させるボトルネックを発見する方法

あなたは悪習慣にまみれた1日を送ったことはないでしょうか。 じつは、そんな1日こそ、ボトルネックを発見するための素材だったりします。   私が感じた不調の理由 「なんだか仕事がスムーズに進ま …

「なぜ、第2領域の活動が大切なのか?」という質問への私の回答

ビジネス自己啓発の分野では「第2領域が大事」だと言われます。 その理由をあらためて考えてみました。   なぜ「第2領域」の活動が重要なのか? 「なぜ、伊藤さんはそんなに第2領域を大事にとらえ …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。