行動する習慣

「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」理由

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ゴールや良習慣形成に向かうときは、重ための行動に取り組むこととなります。
「面倒だな……。」と、つい先のばししたくなりますよね。

そんなときは「1分間でもいいからやる!」と行動する習慣を身につけましょう。




 

1分でも手をつければ前進する

「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」

これは、多くの人が、
・頭ではわかっている(つもり)だけれど、実行しないこと
の1つです。

先日のブログ記事でも「1分でも手をつければ先のばしではない」という定義の話をしました。

先のばしを確実に改善するたった1つの定義 | 【良習慣の力!】ブログ

たしかに、0分間よりは1分間のほうがいい。
頭では、そう思うんです。

でも、コーチングセッションなどで「1分間でもいいので」とお伝えすると、「伊藤さん、1分だけやっても、ほとんど何も変わりませんよね……。あんまり意味がないんじゃないでしょうか?」といったリアクションが多いです。

その気持ちも、よくわかるんです。
私もそう感じていたので。

たとえば、1日30分の読書を習慣化したい。
それなのに、どうしても会社の仕事の影響などで30分の時間が取れない日が出てくる。
そこで「先のばししないように」と1分だけ本を読む。

これが、
「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」
というアクションです。

ただ、実践した人は「これだけじゃ、読書をしたことにはならないんじゃないか?」と感じるわけです。

それはそうですよね。
30分の読書のはずが、1分しか読めないわけですから。

「物足りない」という気持ちはよくわかります。

読書だけじゃなく、
・運動
・片づけ
・ブログ
などもそうですよね。

いくら先のばし改善とはいえ、1分じゃさすがに短い。
そんな気持ちになるのも当然です。

 


 

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何もやらないゼロを避けたい理由

それでも、やはり私たちの脳の仕組みとしては、
「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」
が原則です。

なぜか。
それは、私たちの脳は、
・その対象にアクセスする
という行為が重要だからです。

このアプローチを、私は「旅行とコンビニ理論」と呼んでいます。

「旅行とコンビニ」とはどういうことか。
それは、
・日常レベルの違い
です。

たとえば、「夏休みの宿題」で考えてみましょう。

夏休みの宿題。
毎日やった方が良いことは、誰でもわかっています。

ただ、夏休みって、宿題モードになかなか入れないんですよね。
そんな時に生じるのが、「先のばし」です。

「まだ時間はある」
「今はその気分じゃない」
「後でまとめてやろう」

そんな言葉が、頭の中を回り出すと、見事に先のばしの「一丁あがり!」です。
夏休みの宿題を「後でやる」という選択をしてしまうわけです。

このとき、私たちの頭の中には夏休みの宿題のイメージはあるんです、確実に。
でも、実際に取り組んではいません。

ですから、私たちの意識は、夏休みの宿題からどんどん遠ざかるわけです。
やがて、1日のうち1回も宿題を思い出さない日が出てきます。
すると、その人にとって夏休みの宿題は、非日常の対象になっていきます。
感覚的には旅行に出かけるくらいに遠ざかってしまうんです。

たいていの人にとって旅行は、非日常ですよね。
準備にお金や時間がかかります。

それを考えると「面倒くさいな……。」になる。
旅行に行くのが億劫になってきます。

結果、夏休みの宿題に手をつけなくなる。
そして「今日もやらなかったな……。」という自分責めを発動。
後悔しながら、夏休みの宿題がまったく進まないまま、夏休み最終日を迎えるわけです。

これが、
・ゼロにすることの怖さ
ですよね。

では、夏休みの宿題を淡々と取り組める人はどうしているか。
ゼロにはしていないのです。
ですから、出かける距離が自宅近くのコンビニに行くようなものなんですよね。

自宅近くのコンビニなら、すぐに行けますよね。
日常ですから。
お店も目に入りますし。

「お店に入ったけれど、買い物はしなかった」ということもあるかもしれません。
でも、それでもいいんです。
ゼロにしていないので。

そんな距離をキープしていると、私たちの脳は、最寄りのコンビニに対して日常感ができて、親近感が増えるわけです。

これが、夏休みの宿題の距離が近いのと同じです。
手を伸ばせば届くところにテキストがある。
テキストを開いても、1問も解かない日があるかもしれません。
それでも、意識はするわけです。

ですから、いざ宿題に取り組もうとしたときに、サッと取りかかることができるようになっているわけです。

人間関係も似てますよね。
40日ぶりに会う人と、毎日1分でも顔を見る人だと、コミュニケーションの質は変わりますよね。

私もランニングが久しぶりになってしまうことがありました。
でも、1分でいいと思えば走れます。
実際、1分で終わることってほとんど無いんですよね。

これが、「1分だけ」の強さです。

ブログも、編集後記を書くと1分以上かかりますので。
そこから本文に入っていくエンジンになるんです。

 

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結局は1分の積み重ねがゴールへのプロセス

たしかに、実際の行動は、ほんの1分間です。
「ほとんど変わらない」と感じることもよくわかります。

それでも、私が大事にしたい理由があります。
それは、
・「今日もちょっとだけ進んだ」
という感覚です。

なぜなら、私たちは「進んでいる」と感じることで、成長感を味わえるからです。
それが、幸福感にもつながる感情です。

ですから、私は、
「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」
という主張を採用することにしています。

実際、先日のセミナーでお伝えした「良習慣塾」メンバーから、
「2〜3ヶ月くらい先のばししていた案件に1分だけ取りかかったら、15分で終わりました!」という声が届きました。

それ以上に嬉しかったのは、
「1年以上ずっと先のばししていたホームページの記事が、4行進みました!」
というフィードバックがあったことです。

たしかに、ほんの4行かもしれない。
1記事になるためには、時間がこれからもっとかかるでしょう。

それでも、1年動かなかったタスクが動いた。
これは、非常に意義があると感じています。
動かなかったら、ゼロだったわけですから。

そこから動き出すとしたら、面倒くささの極地。
東京からハワイ旅行に行くくらい非日常なのではないでしょうか。

それが、4行でも進んだのなら、旅行先をさがすためにインターネットにつないで、旅行会社のサイトに行くくらいは前進したと思うのです。
「それがなければ始まらない」わけですから。

さて、それでも、あなたは「1分間くらいじゃ、何をやっても何も変わらない」と感じるでしょうか。
それとも「1分間の積み重ねが無ければ、目標にはたどり着かない」と捉えるでしょうか。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。

夜は引き続き「良習慣塾」募集ページづくり。
急がないと。。。(^^;)

夜ランも少しだけ。(^^)


 


 

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