行動する習慣

「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」理由

投稿日:


ゴールや良習慣形成に向かうときは、重ための行動に取り組むこととなります。
「面倒だな……。」と、つい先のばししたくなりますよね。

そんなときは「1分間でもいいからやる!」と行動する習慣を身につけましょう。




 

1分でも手をつければ前進する

「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」

これは、多くの人が、
・頭ではわかっている(つもり)だけれど、実行しないこと
の1つです。

先日のブログ記事でも「1分でも手をつければ先のばしではない」という定義の話をしました。

先のばしを確実に改善するたった1つの定義 | 【良習慣の力!】ブログ

たしかに、0分間よりは1分間のほうがいい。
頭では、そう思うんです。

でも、コーチングセッションなどで「1分間でもいいので」とお伝えすると、「伊藤さん、1分だけやっても、ほとんど何も変わりませんよね……。あんまり意味がないんじゃないでしょうか?」といったリアクションが多いです。

その気持ちも、よくわかるんです。
私もそう感じていたので。

たとえば、1日30分の読書を習慣化したい。
それなのに、どうしても会社の仕事の影響などで30分の時間が取れない日が出てくる。
そこで「先のばししないように」と1分だけ本を読む。

これが、
「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」
というアクションです。

ただ、実践した人は「これだけじゃ、読書をしたことにはならないんじゃないか?」と感じるわけです。

それはそうですよね。
30分の読書のはずが、1分しか読めないわけですから。

「物足りない」という気持ちはよくわかります。

読書だけじゃなく、
・運動
・片づけ
・ブログ
などもそうですよね。

いくら先のばし改善とはいえ、1分じゃさすがに短い。
そんな気持ちになるのも当然です。

 


 

【お知らせ】

【募集中】10/26『ミッション・ビジョン・バリューのつくり方』セミナー(全4回)

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール





何もやらないゼロを避けたい理由

それでも、やはり私たちの脳の仕組みとしては、
「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」
が原則です。

なぜか。
それは、私たちの脳は、
・その対象にアクセスする
という行為が重要だからです。

このアプローチを、私は「旅行とコンビニ理論」と呼んでいます。

「旅行とコンビニ」とはどういうことか。
それは、
・日常レベルの違い
です。

たとえば、「夏休みの宿題」で考えてみましょう。

夏休みの宿題。
毎日やった方が良いことは、誰でもわかっています。

ただ、夏休みって、宿題モードになかなか入れないんですよね。
そんな時に生じるのが、「先のばし」です。

「まだ時間はある」
「今はその気分じゃない」
「後でまとめてやろう」

そんな言葉が、頭の中を回り出すと、見事に先のばしの「一丁あがり!」です。
夏休みの宿題を「後でやる」という選択をしてしまうわけです。

このとき、私たちの頭の中には夏休みの宿題のイメージはあるんです、確実に。
でも、実際に取り組んではいません。

ですから、私たちの意識は、夏休みの宿題からどんどん遠ざかるわけです。
やがて、1日のうち1回も宿題を思い出さない日が出てきます。
すると、その人にとって夏休みの宿題は、非日常の対象になっていきます。
感覚的には旅行に出かけるくらいに遠ざかってしまうんです。

たいていの人にとって旅行は、非日常ですよね。
準備にお金や時間がかかります。

それを考えると「面倒くさいな……。」になる。
旅行に行くのが億劫になってきます。

結果、夏休みの宿題に手をつけなくなる。
そして「今日もやらなかったな……。」という自分責めを発動。
後悔しながら、夏休みの宿題がまったく進まないまま、夏休み最終日を迎えるわけです。

これが、
・ゼロにすることの怖さ
ですよね。

では、夏休みの宿題を淡々と取り組める人はどうしているか。
ゼロにはしていないのです。
ですから、出かける距離が自宅近くのコンビニに行くようなものなんですよね。

自宅近くのコンビニなら、すぐに行けますよね。
日常ですから。
お店も目に入りますし。

「お店に入ったけれど、買い物はしなかった」ということもあるかもしれません。
でも、それでもいいんです。
ゼロにしていないので。

そんな距離をキープしていると、私たちの脳は、最寄りのコンビニに対して日常感ができて、親近感が増えるわけです。

これが、夏休みの宿題の距離が近いのと同じです。
手を伸ばせば届くところにテキストがある。
テキストを開いても、1問も解かない日があるかもしれません。
それでも、意識はするわけです。

ですから、いざ宿題に取り組もうとしたときに、サッと取りかかることができるようになっているわけです。

人間関係も似てますよね。
40日ぶりに会う人と、毎日1分でも顔を見る人だと、コミュニケーションの質は変わりますよね。

私もランニングが久しぶりになってしまうことがありました。
でも、1分でいいと思えば走れます。
実際、1分で終わることってほとんど無いんですよね。

これが、「1分だけ」の強さです。

ブログも、編集後記を書くと1分以上かかりますので。
そこから本文に入っていくエンジンになるんです。

 

■スポンサーリンク




結局は1分の積み重ねがゴールへのプロセス

たしかに、実際の行動は、ほんの1分間です。
「ほとんど変わらない」と感じることもよくわかります。

それでも、私が大事にしたい理由があります。
それは、
・「今日もちょっとだけ進んだ」
という感覚です。

なぜなら、私たちは「進んでいる」と感じることで、成長感を味わえるからです。
それが、幸福感にもつながる感情です。

ですから、私は、
「何もやらないゼロより、1分間でもやったほうが何倍もいい」
という主張を採用することにしています。

実際、先日のセミナーでお伝えした「良習慣塾」メンバーから、
「2〜3ヶ月くらい先のばししていた案件に1分だけ取りかかったら、15分で終わりました!」という声が届きました。

それ以上に嬉しかったのは、
「1年以上ずっと先のばししていたホームページの記事が、4行進みました!」
というフィードバックがあったことです。

たしかに、ほんの4行かもしれない。
1記事になるためには、時間がこれからもっとかかるでしょう。

それでも、1年動かなかったタスクが動いた。
これは、非常に意義があると感じています。
動かなかったら、ゼロだったわけですから。

そこから動き出すとしたら、面倒くささの極地。
東京からハワイ旅行に行くくらい非日常なのではないでしょうか。

それが、4行でも進んだのなら、旅行先をさがすためにインターネットにつないで、旅行会社のサイトに行くくらいは前進したと思うのです。
「それがなければ始まらない」わけですから。

さて、それでも、あなたは「1分間くらいじゃ、何をやっても何も変わらない」と感じるでしょうか。
それとも「1分間の積み重ねが無ければ、目標にはたどり着かない」と捉えるでしょうか。

 


 

【お知らせ】

【募集中】10/26『ミッション・ビジョン・バリューのつくり方』セミナー(全4回)

【発売中】動画『価値観を探求する習慣』セミナー

【新刊】『充実の夜時間をつくる17の良習慣』(Kindle)

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

週刊メルマガ『良習慣ラボ:あなたが「続く人」に変わるメルマガ』

パーソナルコーチングのお申込み

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。

夜は引き続き「良習慣塾」募集ページづくり。
急がないと。。。(^^;)

夜ランも少しだけ。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-行動する習慣

執筆者:

関連記事

単体行動を繰り返して習慣になる!継続するための3つのシンプルなポイント。

最近、はじめてお会いする人たちに、「ブログや読書を続けられるコツは何ですか?」と聞かれました。 私よりすごい人たちは、それこそ星の数ほどいますが、、、習慣化初心者の人には役立つかもしれないと思い、私な …

1日を最高の状態でスタートするための3つの習慣

新しい朝のルーティンを試して1ヶ月がたちました。 結論から言うと、超おすすめです。   朝のウォーキング習慣 ここ1ヶ月くらい、朝のウォーキングを習慣にしています。 20分程度、通勤を兼ねて …

続けるためのポイントは習慣の「閾値」を超えること。がっかりタイムを乗り越えるまで行動を積み重ねる。

いろいろな方をサポートさせていただいて感じるのは、多くの人は習慣化の成果をあせりすぎることです。 習慣化と反対側の価値観にある「あせり」。 あせりを感じことなく、ただただ行動を積み重ねることに集中する …

夜時間の習慣化をやり抜くための7つのポイント

夜時間にとり組む習慣やルーティンは難易度が高いもの。 それでも、どうしても夜時間に取り組まなければならない場合もあるでしょう。 その際のおすすめのポイントを7つご紹介します。   夜の習慣化 …

やめる習慣は「ベビーステップ」だとうまくいかない理由

禁煙を題材に、やめたい習慣への対処法を記事にしました。   「続ける習慣」のたし算と「やめる習慣」のひき算 習慣には、2つの種類があります。 1つは「続ける習慣」。 もう1つは「やめる習慣」 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。