行動の習慣

習慣化のプロセスに起きるモチベーションダウンへの2つの対策。

投稿日:2016/12/07


習慣化を続けるプロセスでは、モチベーションがさがる時期があるかもしれません。

対策を2つ考えてみました。

 

スポンサーリンク

 

習慣化のモチベーションがあがらないという課題

先日、「習慣化に取りくんでいるときに、モチベーションが維持できなくなってしまうことがあります」という質問を受けました。

この質問、よくあるのです。

私がお答えするのは、状況によって2パターンあります。

1つは、その習慣に取り組もうと思ったきっかけを問いかけることです。

「そもそも、なぜその習慣化に取り組もうと思ったのか?」という部分ですね。

モチベーションが低下するということは、本当はやりたくないことである可能性があるからです。

「本当にやりたくないことなら、思いきってやめてしまうのも手ですよ。」とお伝えしたこともあります。

そうすると、「いや、やっぱりやります!」という展開になることもあるし、「そう言われると、、、何でやろうと思ったんだったかな・・・?」と言われたこともあります。(^_^;)

いずれにしても、モチベーションが保てないということは、どこかで義務感を感じているはずなので、自分の欲求が動くほかの習慣化にトライしたほうが良いケースもあるのですよね。

また、続けることだけが目標となり、目的を見失っているケースもあります。

ですから、「そもそも、なぜその習慣化に取り組もうと思ったのか?」ということを自問して、あらためて目的を考えてみることが1つ目の対策です。

 

「とにかく少しだけ行動してみる」をゴールにする

もう1つの対策は、「3分間だけ集中して行動してみること」という提案です。

モチベーションが上がらないときは、結果を気にしすぎて動けなくなっているケースが多いです(自分をふり返ってみても・・・)。

たとえば、私が習慣化のコミュニティーでの投稿にコメントを返すときに、「見当はずれのリアクションだったらどうしようかな・・・」と迷うときがあります。

しかし、投稿に対してコメントを返信するのであれば、的を射たアドバイスができるかどうか、または、一発で解決に向かうすごい提案ができるかどうかは、最終的には自分ではコントロールできません。

ですから、自分の直感を信じて、相手から感じたことを率直にフィードバックするようにしています。

つまり、コメントをすることによるフィードバックをするというように、「行動する」ということだけをゴールにしているのです。

相手に対する効果的なフィードバックができればそれは理想なのですが、100%は難しいでしょう。

ですから、リアクションができればOKとして、自分の行動をうながすわけです。

「行動するだけでいい」というだけだと、、、もしかすると、相手のかたの地雷を踏んでしまったり、怒りをかうようなことが起きてしまうかもしれません。

でも、それを気にしていたらいつまでたってもコメント返信はできないし、結果として交流ができなくなってしまうのですよね。

それでは、コミュニティーに対するサポーターとしての価値がありません。

ですから、「とにかくリアクションすること」「とにかく行動すること」をゴールにしているのです。

これは、ブログの記事を書くときも同じです。

とにかく1行を書いてみるのです。

それは、結びのひと言でも良いし、なんとなく書きたいフレーズでも良いです。

「いまこの瞬間に書きたい文章」を、とりあえず1行書いてみること。

そのようなに、小さくエンジンをかけておくことが大事です。

ちょっとした行動を起こすことで、エンジンがあたたまりはじめます。

それは、最初は気づかないくらいにわずかな熱量なのですが、でも確実に火はついているのですね。

ですから、仮に3分でも取りくむことができたならば、そこから15分、30分と続けられることは多いものです。

あなたにも、「ちょっと調べもので本を手にとったら、勢いで半分くらい読んでしまっていた」というような経験があるのではないでしょうか?

それと同じことなのです。

 

行動することによって感情を変えることができる

私たちは、自分の感情を起点にして、行動をおこしていると思っています。

・ごはんを食べたいと思うから、食事をする
・メールに返信するために、文章を書く
・「やせよう!」と決意して、ジョギングをはじめる

たしかに、顕在化している部分ではその通りでしょう。

しかし、実際には逆のパターンも多いものです。

・ちょっと落ち込んでいたけれど、笑顔をつくってみたら気分が少し明るくなった
・ストレスがたまっていたけれど、カラオケを思いっきり歌ったら元気が出た
・疲れを感じていたけれど、軽くランニングをしたら汗をかいてすっきりした

このように、行動によって感情が変化することがありますよね。

だからこそ、やる気が出ないときほど、行動することにフォーカスをしていただきたいのです。

やる気がないからといって何もしないでいたのでは、現状維持どころか停滞、悪くすれば減退していってしまいます。

気のりしなくても、やる気がなくても、続けようと決めたことならとにかく3分だけやってみる。

3分ならカップラーメンをつくるのと同じ短時間ですよね(笑)。

たった3分で、そのあとの行動につながりがでる可能性ができるのであれば、やらない手はありません。

ですから、「モチベーションがあがらない」と思ったら、とりあえず「3分行動すること」をゴールにしてみましょう。

3分行動すれば、少しずつやる気が出てくるものです。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日はひとり会議を延期して、家族で夕食。

何年かぶりに行った地元のお店が大盛況していました。

カジュアルでかざらない雰囲気で、スタッフのかたの人情味とあたたかさ(ときにぶっきらぼう・笑)に親しみやすさがあります。

何より、年季の入ったお店のたたずまいが、友人の家に遊びにきたみたいで妙に落ち着くんですよね(笑)。

それらのなんとも言えないミックス感が、人気の秘けつなんでしょうね。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-行動の習慣

執筆者:

関連記事

「やったほうがいいのはわかっているに、なぜか体が動かない」ときの3つの対処法

頭では「やったほうがいいこと」だとわかっているのに、どうしても体が動いてくれない。 このようなときは、どのように対処していけばいいのでしょうか。   なぜ「頭」で考えていても「体」に負けてし …

「ビジラント・モニタリング」のスキルで悪い習慣を防ごう

「悪い習慣をやめたい」と思いますが、簡単ではありませんよね。 そんなときに有効な対策として「ビジラント・モニタリング」というスキルがあります。   本能的な欲求との戦いは困難 現在、100日 …

「主体的」と「自主的」の違い。そして主体性と習慣「3種の神器」の関係性について。

行動の先に得られるものがはっきりしているから、自分から動くのか。 それとも、行動しても何が得られるかはっきりしていないけれど、自分から動いていくのか。 この2つの違いは大きいと考えています。 &nbs …

なぜ、行動力がある人は「機嫌」を大事にしているのか?

「機嫌マネジメント」のスキルを磨く。 それは、あなたの日常の質を高めてくれるスキルです。   「機嫌マネジメント」が重要な理由 先日、開催した「ビジネスブックBAR」。 課題本として選書した …

if-thenプランニングの成功確率を高める方法

「有名なif-then(イフゼン)プランニングを実践してみたんですが、うまくいかないんです、、、」というお悩みを聞きました。 もしかすると、あなたのif-thenプランニングが成功しない理由と共通して …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。