読書の習慣

難解な本もラクに読める「1日6ページ読書法」

投稿日:


難易度が高い本を読み進めていく方法に取り組みます。

その手法を「1日6ページ読書法」として開発してみました。




 

平易な本ばかり読んでしまうリスク

昨年、100日かけて本『7つの習慣ファミリー』を読みました。

そのときに、あせりを感じたことがあります。

それは、

・精読のスキルが落ちている

ということです。

簡単に言うと、ちょっと骨太の本を読む機会が激減していたんですね。

本を読んでいなかったわけではありません。

むしろ、呼吸をするように本を読んでいます。

ただ、読みやすい本ばかりを読んでいたということです。

Kindleも増えました。

いつの間にか、分厚くて1ページの文字量が多い本を遠ざけていたわけです。

重い本は持ち運びもしづらいですし。

ですから、

・文章がライトで読みやすい

・1ページの文字量が少ない(余白が多い)

・レベルも平易

という本ばかりをセレクトするようになっていました。

ですから、100日プロジェクトで『7つの習慣ファミリー』を読み始めたとき、手強さを感じたんですね。

食べ物でたとえると、それまでは柔らかい食べ物ばかりを食べていたのに、久しぶりにちょっと歯ごたえのある固い食べ物を食べたような感覚だったんです。

 


 

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「ちゃんと読もう」という無自覚のトラップ

難解な本を遠ざける。

自分が読みやすい本ばかり読む。

それが意図的だったら、まだ良かったんです。

残念ながら、無自覚でした。

人って、本当にラクなほうに行ってしまうんですね(私がとくにひどいのかもしれませんけれど)。

そんな自分の感覚に、危機感を覚えたわけです。

このままだと、読書レベルがギューッと衰退してしまう気がしたんですね。

そこで、考えました。

100日プロジェクトでせっかく骨太の本を読んだので、この流れを断ち切りたくないなと。

そこで、私の本棚に置きっぱなしになっていた積ん読本の出番です。

いわゆる「名著」と呼ばれる本たちです。

私の性格上、名著という評価があればあるほど「ちゃんと読もう」と構えてしまいます。

すると「時間があるときに、じっくり読もう」と思ってしまうんですよね。

知らずしらずのうちに「ひざをついて読まねば」という感覚になるんです。

不思議なことに。

ただ、そう思った瞬間に積ん読本になる。

トラップの入口なんです。

「ちゃんと読もう」として、ちゃんと読めない。

積ん読本になるなら、意味がありません。

それよりは、意味が半分しかわからなくても、ざっとでもいいから1回通して読んでしまったほうがいい。

インパクトあるフレーズの1つや2つに出会えれば、そのほうがいいわけです。

おもしろければ、再読すればOKですよね。

ですから、毎日少しずつでも読み進めてみようと思いました。

その流れをつくれたのが、100日プロジェクトで取り組んだ読書法です。

それを、

「1日6ページ読書法」

と呼びます。

 

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難解な本は「1日6ページ読書法」で読み進めよう

「1日6ページ読書法」は、シンプルです。

その名の通り、1日に6ページを読むだけ。

それ以上でも、それ以下でもありません。

時間はおよそ5分前後。

大きな負荷はありません。

難解な本だと構えてしまいます。

50ページとか読もうとすると、眠くなるんですよね。(笑)

ただ、さすがに6ページなら、私の集中力でもキープできます。

内容を考えながら、読み進められるのです。

2023年の最初に選び、いま読んでいるのは『ドラッカー名著集1 経営者の条件』です。

最初の数ページだけさらっと読んで「よ、読みづらい……。」と。

そのまま塩漬けになっていたんです。

この感覚、10年くらい前にも味わいました。

実業家の本田直之さんがドラッカーを愛読していると知って「なるほど、自分も読んでみよう」と思ったんです。

私も、少しは賢くなるんじゃないかと。

現実は、そんなに甘くありませんでした。

読み始めて気づいたんですね。

「ビジネスの上級者で、1年間に400冊を読む本田さんがおもしろいと言っているレベルの本を、今の自分がおもしろいと思えるはずないよな……。」と。

今の私のレベルでどうかと、再び『ドラッカー名著集1 経営者の条件』にあたってみました。

やはり簡単ではなかったです。(笑)

だからこそ、なんですよね。

「1日6ページ読書法」が活用できると感じました。

『ドラッカー名著集1 経営者の条件』は234ページ。

淡々と読んでいけば、39日で読了できる予定です。

もし、調子が良ければ、1日に2回、12ページ読んでもOKにしています。

大事なのは、今の自分にはスラスラと読めない本に向き合う時間。

面倒くさいことに、あえて向き合う。

今年は大切にしていこうと考えています。

エスカレーターではなく、階段を上がるマインドで。

さて、あなたにも遠ざけているちょっと骨太な本があるでしょうか。

その場合は、ぜひ「1日6ページ読書法」(5分程度)にトライしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、オフ。

自宅で箱根駅伝の復路を見ていました。

午後は家族で『孤独のグルメ』の年末特番を見たりしてのんびり過ごしました。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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