気づきの習慣

数学の問題と人生の課題。共通点と相違点に気づいた話。

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もしも学生時代に、数学のテストでカンニングをしたらNGです。

一方、大人になると、人生の課題に対してカンニングをしてもOKなのです。




 

数学をその場しのぎでまぬがれてきたツケ

「中学1年生の数学が、すでに簡単じゃない……。」

つい先日、娘の数学の問題を一緒に解いていて、自分の数学レベルの低さに気づいてしまいした。

何というか「こういう方向性で考えればいいのかな?」という発想さえ思い浮かばないんですね……。

数学は、積み重ねの学問。

それが、中学1年生の時点で解法がわからないのです。

小学校3年生くらいから、のらりくらりと算数と数学のテストをかわしてきました。

中学・高校は、ほとんど一夜漬け。

その場しのぎで赤点をなんとか免れてきました。

ただ、やはり実力はついていなかったんですね。

だから私は高校受験まで数学に苦しんだんだなと。

もちろん、なんとなくわかっていました。

何十年も経って自分の子どもの宿題を見たときに、あらためて数学ができなかった自分の記憶が思い浮かびます。

脇の下に変な汗をかくような、あの嫌な感覚とともに。

ここに即効性のある解決方法はありません。

解決するためには、腰をすえて小学校の算数からやり直さない限り、私の苦手意識は永遠に改善しないままなのです。

 


 

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数学の問題と人生の課題の共通点

そんな中で、ふと気づいたことがあります。

それは、

「数学の問題と、人生の課題は似ているのではないか?」

ということです。

私の場合は数学が苦手なので、数学を例にしています。

この先は、あなたが苦手な科目でイメージしていただけたらありがたいです。

さて、大人になってから数学の問題を見ると、解法に至るまでに3つの要素があることがわかります。

それは、

(1)現状の数字がヒントになっていて、1部がわかっている

(2)一方で、わからない部分があり、そこが問題になっている

(3)わかっている部分から推察して、解答を導き出す

ということです。

答えを出すためには、

・仮説を立てたり、補助線をひいたりして考えてみる

・教科書の解法を復習する

・先生や優秀な友人に解き方を聞く

など、頭や手を動かす必要があります。

そうしなければ、前に進めないのです。

さて、どうでしょうか。

解法に至るまでの3つの要素。

私たちが今の状況で抱えている課題にそっくりではないでしょうか。

たとえば、ダイエットという課題があるとします。

課題を解決するためには、

・現在の体重や体脂肪を計測して、食事や運動の見直しを考えてみる

・ダイエットの本やセミナーで学ぶ

・ダイエットに成功した人の方法を聞いたり、アドバイスをもらう

など、頭や体を動かすところからスタートしますよね。

そこからどんな風にダイエットを進めるかというと、

(1)現状の数字がヒントになっていて、1部がわかっている

(2)一方で、わからない部分があり、そこが問題になっている

(3)わかっている部分から推察して、解答を導き出す

という流れなんです。

この点で、

「数学の問題と、人生の課題は似ているのではないか?」

と感じたんですね。

伝わるでしょうか。

 

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子どもは誰かが設定したゴールを追いかける 大人は自分が設定したゴールを追いかける

数学の問題と人生の課題。

前述のように、たしかに共通点があると感じています。

ただ、共通点はあるんですが、同じではありませんでした。

決定的に違う点があったんです。

それは、問題に向き合っている時点においては、

・数学の問題には「正解」がある

・人生の課題には「正解」がない

ということです。

シンプルですが。

数学の問題は、誰が解いても「同じ正解」があります。

唯一の正解を目指せばいいのです。

一方、私たちの人生の課題は、誰もが「同じ正解」というものがありません。

人が違うからです。

人間が違えば、目指すゴールは異なるのが当然です。

まさに十人十色。

とくに大人は、自分でゴールを考えなければなりません。

これが、私がセミナーなどでお伝えしている

“子どもは誰かが設定したゴールを追いかける

大人は自分が設定したゴールを追いかける

(伊藤良)”

という言葉の意味です。

数学に存在する「解なし」という正解も含めて、ゴールはバラバラなのですね。

では、私たち大人はどうすればいいのでしょうか。

大丈夫です、大人の人生には、子どもの数学のテストよりも有利なところがあるんですね。

それは、

・問題を見てから答えを調べてOK

ということです。

いわゆるカンニングですね。

学生時代のテストは、カンニングNGです。

バレたら大変です。

一方、大人は違うんです。

カンニングOKなんですね。

自分の問題を解いた人がいれば、お金を払って教えていただくことができます。

本を買えば、やり方が書いてあります。

ブログやYouTubeに時間を投資すれば、わかることも多いです。

そのようにしてわからないところを減らしていき、行動していけばいいのです。

子ども時代なら怒られることも、大人になると問題を見てから学習して答えを出せば、成果につながるのです。

あなたのゴールのために、積極的に人生の課題を解いていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。

そのあとは箱根駅伝の1日目を観ていました。

夜は『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』も視聴。

じつは前職でスタッフとして参加していたこともあり、毎年楽しみにしている番組です。

特に「リアル野球BAN」は、一流選手が少年の顔になって野球を楽しむ表情を見るのが好きなんですよね。(^^)


 


 

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・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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