読書の習慣

フィンランド・メソッドで子どもに読書を習慣化させる!書籍「100さつ読書日記」の仕組みが秀逸。

投稿日:2015/11/10


「子どもに読書習慣をつけさせたい———。」

親だったら、1度は考えたことがあるのではないでしょうか?

そのためにはどうすれば良いのか。

1つのヒントとして、「フィンランド・メソッド」を試してみる価値があります。

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たくさんの工夫がちりばめられている「フィンランド・メソッド」

先日、妻が娘に買ってきたこちらの本には「子どもに読書習慣を身につけさせるための工夫」がたくさん詰まっていました。

本書の特徴は、「フィンランド・メソッド」という手法によって、子どもたちに無理なく読書習慣をつけさせる、というもの。

「フィンランド・メソッド」のポイントは、次の5つです。

(1)子どもの成長に合わせ、適切な本が選べる。

(2)本を読み終えたら、表紙シールがはれる楽しみ。

(3)子どもから感想を引き出す対話法を紹介。

(4)一言感想だから、簡単であきない。

(5)100冊目標で、本を読む習慣が身につく

フィンランドは、OECDが2000年と2003年に実施した調査によって、教育先進国として有名になりました。

特に、読解力のテストが、連続で世界一だったそうです。

本書は、フィンランドの先生たちが「子どもたちに本を読ませるためのアプローチ」を用いていました。

そのため、本書にはたくさんの工夫があり、そこには習慣化に有効なアプローチがちりばめられていたのです。

 

フィンランド・メソッドの続ける工夫が秀逸な3つの理由

では、本書のどのような部分が習慣化メソッドにつながっているのか、3つのポイントをあげてみます。

「100」という区切りの良い目標がある

私は、「100」という数字は、マジックナンバーだと考えています。

目標にする数字としても良いですし、クリアしたときに達成感を味わえる絶妙な数字だと思うのです。

以前も記事を書きました。

あなたのチャレンジの基準は何?まずは行動基準を「100」にしてみましょう | 【良習慣の力!】ブログ

本書は「100さつ」にたどり着くまでに、マイルストーンを置いています。

素晴らしいのが、「10さつ」シール、「20さつ」シール、「30さつ」シール、、、という感じで、基本的には10冊ごとに進むのですが、最初だけ「5さつ」シールがあるのです。

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こういったアプローチは、まさに「最初が肝心」ですから、最初のスモールゴールにたどり着くまでのハードルは低くしたほうが良いのです。

ベビーステップの効用をよく理解された工夫です。

 

シンプルな記録によって成果が見える化される

本書には、「100さつの本」ということで、それぞれの本の表紙シールがあります。

下記のようにビジュアル化されているので読んでみようという気になりますね。

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また、読んだ本のシールを日記に貼っていきます。

読んでシールを貼るたびに台紙のシールがなくなり、日記のほうに貼られていくので、両方の意味で達成感を味わえるのですよね。

うちではまだ3冊目ではありますが、、、娘も楽しんでいます。

 

「親」という「習慣ともだち」の存在がある

親が関わることで、子どもの読書の習慣化を助けてくれます。

それは、リマインドすることだったり、本を通じてコミュニケーションできるというメリットです。

人は、メリットを感じることしか続けられません。

ですから、「親と一緒に、楽しく本を読む」というポイントがあるのが良いのです。

多少、親の強制力が入る感じも、続ける秘訣の1つなのですよね(笑)。

 

敬遠されている読書で結果を出せるメソッドは強力という証拠になる

世界一の読解力を連続したフィンランド。

そのように聞くと、フィンランドの子どもたちはみんな読書家なのだと思ってしまいませんか?

しかし、アンケートをとると、9割以上の子どもが、「本を読むのは好きではない」という答えだったそうです。

9割以上だと、日本以上に読書が苦手な子どもが多いと言えるかもしれませんね。

それでも、そのような読書が苦手な子どもたちをして、読解力世界一をキープできるのですから、やはり「フィンランド・メソッド」にはパワーがあるのでしょう。

かなりの工夫が凝らされているのを感じます。

子どもに読書習慣をつけさせたい方は、ぜひ本書でお子さんと一緒に100冊読破にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

本日ご紹介した本は、4歳から小学生が対象ですが、同じ「フィンランド・メソッド」で、小学校3年生以上を対象にした本もあります。

 

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【編集後記】

昨日は、2年ほど前にセミナーで知りあって以来、親しくしているYさんが、私のブログを見てくださって、「100人コーチング」に応募してくださいました。

まだ若いのに、とても強い成長欲求を持っている方で、刺激を受けています。

時代の流れに取り残されないように、自分より年齢が下の方とも積極的につながりを持つようにしたいものです。

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