モチベーションの習慣

1月に完璧な目標を設定しない方がいい理由

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

新年の目標設定セミナーに参加したとき。
完璧な目標を描けない私は、自分を「ダメなやつだな……。」と捉えていました。

でも、今は違います。
むしろ、1月に完璧な目標を立てないほうがいいと考えています。
その理由を記事にしました。




 

新年の目標設定セミナーへの違和感

毎年、新年の目標設定を考えるセミナーに参加しています。
それも1つではなく、複数。

理由は、講師の方のナビゲートが変わると、浮かび上がる目標も変わるからです。

とは言え、目標は1月しか立てちゃいけないというわけでもないんですよね。
それでも、たしかに「新しい年の1月」の雰囲気は貴重。
このときだからこそ描ける目標があると考えています。

そのため、新年の目標設定セミナーに参加するようにしているわけです。
同時に、自分でも開催するようにしています。

さて、そんな新年のセミナー。
ずっと違和感を覚えていることがありました。

どんな違和感なのか。
「未完了感」です。

新年に目標を設定するセミナーに参加する。
参加した後の理想は「よし!これで1年かけて追いかける目標たちは決まった!」と。
目標達成への道筋もはっきり見えている状態。

それが、私の参加後のイメージでした。

「新春セミナーに参加した甲斐があるな」という感情。
それを求めて、セミナーに参加します。

でも、現実は毎回違います。
「うーん、、、悪くはないけど、ベストでもないような気もするな」という感覚なんですよね。

念のため書いておくと、講師の方々は一流です。
内容はすばらしいのです。
それなのに、私には未完了感がある。
「なぜなんだろう?」と。

その違和感はどこから来ているのか。
考えてみました。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール





目標には柔軟性がないと破綻しやすい

さて、考えてみた結果はどうだったのか。

結論から書きます。
「未完了でOK」という結論になりました。

なぜか。
理由は、「完璧な目標は、思考と行動を固定化させてしまうから」です。
さらに言うと、「柔軟性を欠いた目標設定は、伸びしろが無くなり、破綻しやすい」ということでもあるなと。

あなたもご存じの通り、1年は長いです。
それを1月の時点で、完璧にイメージする。
よく考えてみましょう。
難易度が高いですよね……。

それなのに無理やり1年の目標を固定化させてしまうと、どうなるでしょうか。
つまり、私が目標設定セミナーに求めていたものです。

きっと、イレギュラーや予定変更があったら、即、挫折です……。
変数がない1年なんて、無いですよね。
1日でさえ、コントロールするのは困難ですから。

小学生の頃を思い出してみましょう。
夏休みに入る前に、夏休みの計画を考えさせられましたよね。
今から考えると、かなり「無茶だよなぁ」と。
子どもにとって、40日間の計画なんて壮大すぎます。
きっと、先生だって、40日間の計画を立てて、実行するのは難しかったはずです。

私たちも同じです。
1ヶ月の目標を考えるのだって、それなりに大変ですよね。
私自身、月末に時間をとって考えていますが、簡単じゃないです。

それなのに、1年間なんて。
ハードモードのゲームです。

ですから、1月の時点では未完了になるのは当然。
むしろ、目標に到達するまでに余白があった方がいい。

その意味で、新年の目標設定セミナーは未完了でいいという結論になったのです。

 

■スポンサーリンク




その目標は生きているか?

さらに重要なことがあります。
それは、「1年の目標たちが未完了になることで、目標を何度も練り直す必要性が出てくる」ということです。

未完了感があり、余白がある目標。
すごろくで例えると、スタートからゴールまでのマス目が抜けている状態です。
そんなすごろくがあったら、抜けているところが気になりますよね(笑)

だから、いいのです。
余白を埋めたくなるからです。
前に進むために行動する理由が増えます。

そうして、目標を意識する。
前進すれば、新しいマスが出てくる。
マスを進めたくなります。
その動きが目標を日々の「生きたもの」にする。
動画のように。
これが重要なのです。

むしろ、1月の時点で目標が完璧だったらどうでしょうか。
「目標設定が完了した!」ということで、もう満たされてしまうかもしれません。
そうなると、まさに「絵に描いた餅」。
固定化した目標になってしまいます。
額に入った写真のように。

すると、12月になったときに「そう言えば、そんな目標があったなぁ(今は写真だけど)」となってしまうわけです。
寂しいですよね。

しかも、目標までの道のりが完璧にわかっているとしたら。
それはあなたにとって簡単すぎる目標かもしれません。
その目標を達成しても、日常に大きな変化は起こらない。
そのレベルの可能性が高いです。

私自身、過去に資格コレクターになりかけたことがありました。
簡単な資格をいくつか取得したのです。
学習は楽しかったんです。
でも、簡単な資格をいくつ取得しても、人生に変化は訪れませんでした……。

それよりも、1月の時点で「この目標、達成できるかわからないなぁ。でも、達成できたらうれしいよな」というレベルの目標がいいですね。

たとえば、初めてのフルマラソン完走や初めてのセミナー開催。
それらを先輩たちからアドバイスを受けたり、自分なりに試行錯誤してクリアする。
そのほうが、人生にインパクトがあったのです。

そのような考えで、「新年の目標設定セミナーは未完了感があってOK」だという結論となりました。

さて、あなたは、いかがでしょうか。
ぜひ、考えてみましょう。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。

ランチタイムにコーチングセッションを受けました。
2025年の大きな目標5つを宣言。
大まかな流れも共有しました。

夜はスタバへ。
「良習慣塾」セミナー準備でした。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-モチベーションの習慣

執筆者:

関連記事

欲しい成果を手にするキャラから適切な行動を考える

私たちが「欲しい成果」を手にするためには? 欲しい成果につながるための「適切な行動」が必要ですよね。 ちぐはぐにならないための方法を記事にしてみました。   影の努力を感じるエピソードに惹か …

集中力のためにあえて「不便」な環境をつくり出す

これからの時代で価値を持つのは「集中力」だと言われています。 自分なりに集中力を高める仕組みをつくっておきましょう。   「集中したいのに集中できない」という悩み 「いま取り組む必要があるタ …

「目標のためなら、このつらさの中にいることができる」というものは何か?

人間の本能は「快感を近づけたい。痛みを避けたい」という2つです。 それだけに、私たちが「どんな痛みなら耐えられるか?」を考えるのは、興味深い視点だと考えています。   「好きなことならつらさ …

「実現する以外あり得ない」というマストゴールを育てる3つの方法

ゴールを目指すときの最大の敵は言い訳です。 言い訳がいらないくらいのゴールを育てるための方法をピックアップしてみました。   「なんとなく」を明確にすると感情が高まる 昨日は、運動習慣化トレ …

自分に言い訳をする「セルフ・ハンディキャッピング」を防ぐ方法

気が散らないようにするためには「よけいなものが視界に入らないようにする」。 このシンプルなルールをできる限りつくっていきましょう。   「セルフ・ハンディキャッピング」現象とは? あなたは、 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。