思考の習慣

「人生の中に仕事がある」のか?それとも「仕事の中に人生がある」のか?

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『真犯人フラグ』というドラマで「どっち?」が口癖の「二択刑事」というキャラクターがいて、私は好きでした。

さて、あなたは、

・「人生の中に仕事がある」と考えるか?

・「仕事の中に人生がある」と考えるか?

という問いに「どっち?」と聞かれたら、どちらを選択しますか?




 

「人生の中の仕事であって、仕事の中の人生ではない」

「人生の中の仕事であって、仕事の中の人生ではない」

当時、日本マクドナルドの社長だった原田泳幸(はらだ えいこう)氏の言葉です。

たしかに、仕事は人生の一部。

人生を豊かにするために、「仕事」「人間関係」「お金」などといった要素があるのです。

それらが調和した人生が、「いい人生」ということになるわけです。

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以前、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が流行していました。

私が生まれた昭和の世代は、仕事一辺倒のサラリーマンばかりだったイメージがあります。

平日は残業や飲み会。

土日はゴルフや接待。

ドラマや漫画で、そういうシーンが描かれていたのです。

実際、栄養ドリンクのテレビCMで「24時間戦えますか」というキャッチフレーズがあったくらいですから。

いま調べたら、1989年に新語・流行語大賞にも選ばれていました。

「企業戦士」という言葉もあったのです。

今の時代の価値観からは考えられないですね。(笑)

プライベートをすべて放り出して、仕事ばかりする生き方。

それを望む人は多くないはずです。

ただ、どうしても目の前の仕事に追われてしまうことがあります。

そうなると、人生のバランスは崩れてしまい、仕事中心の人生になってしまうのです。

私自身、テレビ番組制作のときや新入社員時代に激務が続き、帰宅後に子どもの寝顔しか見られなかったときに「この人生は何かがおかしい」と心から感じました。

涙が出てくるくらいに。

「人生の中の仕事であって、仕事の中の人生ではない」

そう考えていました。

 


 

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「仕事は人生の一部ではない、仕事の中に人生がある」

一方、先述の原田氏の言葉とは正反対の言葉もあります。

それは、

「仕事は人生の一部ではない、仕事の中に人生がある」

という言葉。

こちらは株式会社武蔵野の小山昇氏の言葉とされています。

企業のリーダーが、まったく正反対の言葉を信じているということですね。

興味深いです。

仕事の中に人生がある。

一見すると、「24時間戦えますか」のように聞こえます。

今の時代の価値観にマッチしていません。

私もそう感じていました。

ただ、「一周まわって」という感じで、「意外と本質をついているのかもしれないな」と思うようになってきたのです。

なぜか。

たしかに「生活のすべてを仕事に向けるのは、良くないこと」という主張に、私も同意です。

多数決をとったら、間違いなく多数派でしょう。

しかし、そう言っている人で、人生が本当にうまくいっている人は、それほど多くないようにも感じるのです。

もちろん、ゼロではありません。

本当に遊びを大切にしながら、仕事でも成果を出している「すごい人」は実在しています(私の身近にも実際にいるんです、そういう人が)。

私は、残念ながらそれほど器用ではなく……

ですから、決意して「仕事の領域を広げよう」とした時期があります。

それは、4年前に「コーチング事業をもっと育てたい」と思い立ったときです。

一時期は、会社に行く前に、早朝からコーチングセッションをしました。

会社のランチタイムに、コーチングセッションをしました。

夜も退社後にコーチングセッションをしました。

1日がコーチングという仕事で埋め尽くされていたのです。

年間でおよそ300時間をコーチングに投資したのです。

その間にもブログを書いたり、セミナーを開催したり、オンラインコミュニティーをサポートしたり。

当時の私は、

「仕事は人生の一部ではない、仕事の中に人生がある」

という感じでした。

 

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「人生の中に仕事がある」のか?「仕事の中に人生がある」のか?

さて、以前の私は、

「人生の中に仕事がある」

と考えていました。

4年前の私は、

「仕事の中に人生がある」

という時期をすごしました。

両方を体験してみて、どう感じているのか。

私の個人的な感覚だと、人生の充実度は後者のほうが満足度が高いです。

つまり、

「仕事の中に人生がある」

というライフスタイルは悪くないと感じています。

ただし、それはあくまでも「コーチングという仕事に情熱を感じているから」という点が重要です。

疲れないことはありませんが、それ以上に喜びのほうが大きい。

ですから、仕事をすればするほど、充実度が高まってきているというわけです。

そう考えると、

・ステップ1:まずはプライベートを充実させる

・ステップ2:人生がうまくいくようになる

・ステップ3:仕事もうまくいくようになる

というのは、なかなか考えづらいものです。

それよりも、私個人の体験を踏まえると、

・ステップ1:まずは仕事に没頭する

・ステップ2:仕事がうまくいくようになる

・ステップ3:人生の満足度が高まる

という順番のほうが自然だと思うのです。

いま遊びを大事にできている人たちも、ある時期は仕事に没頭していた過去がある。

だからこそ、いま遊びを大事にできているという一面があるのです。

では、あらためて、「人生の中に仕事がある」のか。

それとも、「仕事の中に人生がある」のか。

今回、私が記事を書きながら考えた結論は、

・人生と仕事は区別するのではなく、つながっているものだ

ということです。

ですから、「人生の中に仕事がある」という言葉も、「仕事の中に人生がある」という言葉も、どちらも正しいのだと思うのです。

ですから、「人生と仕事」は、

・どちらか一方を大切にしていくと、もう一方も大切にできる

ということですし、

・どちらから一方をないがしろにすると、もう一方もおろそかになる

ということなのではないでしょうか。

もちろん、環境やフェーズによって変わるわけですが。

さて、あなたはいかがでしょうか。

「人生の中に仕事がある」

「仕事の中に人生がある」

どちらを信じたいですか?

「どっち?」(笑)

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」朝活ファシリテーションからスタート。

夜は先週末の「3ヶ月プロジェクト発表会・募集会」のふり返りミーティングでした。

早めに終わったので、妻と少しだけ地域散策。

すてきなお店を見つけて、心がおだやかになりました。(^^)


 


 

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