仮説の習慣

「努力」と「幸運」。2つの言葉は似ているか、違うものか?

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「努力」と「幸運」。

この言葉を聞いて、あなたはどのような印象を持つでしょうか?

私は、「幸運」は、「努力」によってつかまえることができると考えています。

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「幸運」によってもたらされた私の転機

先日、1年ぶりに再会した友人と近況報告をしておりました。

ここ1年をあらためてふり返ると、

・ブログを学んだ師匠のプロデュースセミナーで講師を務めた。
・習慣化を学んだ師匠の習慣化専門学校プロジェクトにサポートコンサルタントとして参加している。

という私の師匠たちと一緒に仕事をさせていただくという転機がありました。

2つのプロジェクトは、いずれも私を大きく成長させてくれるきっかけとなっています。

そのことを友人に話したところ、

「師匠と仰ぐ人と一緒に仕事ができるなんて、伊藤って、本当に昔からツイてる人だよね!」

とのリアクション。

そうです。

私は、とても恵まれているし、ラッキーです。

正直なところ、本当に「運が味方している!」としか思えないようなことばかりが連続したので、なんとかここまで生きてきているような気がしています(笑)。

しかし。。

一方で、「100%ラッキーだけ」で生きていけるほど、世の中は甘くないことも、少しは理解しているつもりです(これでも)。

実際、私は、いわゆるスピリチュアルや宗教とは無縁です。(^_^;)

ただし、幸運を引き寄せたいとは考えていますし、そのためにチャンスをつくる努力は怠っていません。

 

「努力」と「幸運」は違うものか、似ているか?

一般的には、「努力」と「幸運」とは、異なるものだと思われているかもしれません。

努力は「自分が行動するもの」で、幸運は「外部から舞い込んでくるもの」といったニュアンスでしょうか。

でも、私は、「努力」と「幸運」はそれほど遠いものだとは考えていません。

むしろ、似た分野の言葉とさえ感じています。

なぜなら、

・どちらにもプロセスが存在し、
・そのプロセスによって望むリターンを得る

という意味では同じだというのが、私の理由です。

 

努力

努力は、プロセスがわかりやすいです。

たとえば、「セミナー講師を務めること」をゴールにしてみましょう。

最初はうまくなくても、

・論理的なプレゼンテーション
・正しい発声法
・コンテンツのつくりかた

などのトレーニングをすれば、セミナー講師にチャレンジできます。

そうして、3か月くらい集中してトレーニングをおこえば、無事にセミナーを開催することができるでしょう。

これは、誰が見てもわかりやすい「努力」です。

 

幸運

一方、幸運というのは、因果関係がわかりづらいです。

同じようにセミナー講師をする場合で考えてみると、「セミナー講師として招かれる」という結果であれば、見た目は「努力」と一緒ですよね。

しかし、招かれる場合はプロデューサーの存在があります。

プロデューサーがセミナー講師を選定する場合、プロデューサーのスクリーニング(選別)が入っているのは間違いありません。

実際、私がセミナーをプロデュースした際は、講師の選定は慎重になりました。

また、自主開催のセミナー以上に気を使ったし、緊張したものです。

だからこそ、スクリーニングが重要だと言えます。

では、プロデューサーは講師候補の何を見ているのでしょうか?

私の場合は、講師候補の方の普段の

・「あり方」

・「やり方」

を見ていました。

講師として招きたい方が、

・人として信頼できるか?
・プロジェクトを誠実に実行してくれそうか?
・愚痴や不平不満ばかり言っていないか?
・チームとして協力してくれる人か?

といった要素を見せていただいたのです。

この部分が人数合わせなどの理由でいい加減に選ばれていたのなら、本当に「幸運だった。」で片づけられてしまうかもしれませんが。。。
(ブログセミナーでの私がそうでなかったことを祈るばかりです・・・)

 

「あり方」と「やり方」によって「幸運」をつかまえる

たとえば、あなたが本当に大切にしている異性の友人から、

「私は恋人が欲しいので、あなたが1番信頼している友人を1人だけ紹介してくれないかな?」

と言われたと仮定してみましょう。

もちろん、お互いの相性などはあるかもしれませんが、慎重に考えるでしょう。

そうして、「あり方」と「やり方」に信頼の置ける人を推薦するはずです。

それと同じように、普段のその人の「あり方」と「やり方」は、自然と伝わっているものなのです。

あり方(Being)でいえば、その人は

・ポジィティブな思考をする
・感謝の気持を持っている
・怒らない、イライラしない
・いつも笑顔でいる

というように過ごしているかどうか。

また、やり方(Doing)なら、

・ほかの人の役にたっている
・聞き役にまわる
・与える人(Giver)である
・常にチャレンジしている
・多くの人に会っている

など、アウトプットや自分以外の人のために役に立っている姿があるのかどうか、です。

そのように記憶してもらうことによって、何かのときに「あの人に頼んでみよう。」という選択肢に入ることができる。

このようにして、周囲の人たちを尊重し、貢献している人には、チャンスや良質の情報がやってくるものなのだと考えています。

そのために、その人の「あり方」が重要になってくるし、「やり方」の積み重ねである成果の部分を見ているわけです。

このような理由で、私は「幸運」と「努力」は遠いものではないと考えています。

「幸運」のプロセスがわかりづらいからといってぼんやり待たずに、自分ができ得る「努力」の継続によって「幸運」というチャンスをつかまえていきましょう。

 

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■編集後記

イチロー選手の世界記録に朝から大興奮してしまいました(笑)。

普段は、あまり世間の時事ネタには手を出さない主義ですが、さすがに何か書きたい気持に。

どんなネタにするか、楽しみに考えます。(^_^)

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