良習慣の習慣

あなたの習慣化の「失敗」とは、どのようなことでしょうか?

投稿日:2018/06/27


あなたは、習慣化に「失敗」したことがありますか?

では、習慣化における「失敗」とはどのようなものでしょうか。

 

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誰にでもある「失敗」を恐れる気持

先日、早起き習慣化をテーマにコーチングセッションをしていたときのことです。

たまたまではありますが、そのクライアントさんの口から何度も「失敗」という単語が出てきました。

早起きを習慣化したいとは思ってはいるものの、これまでどうしても続かなかったそうです。

それで「今度は失敗したくない」ということを考えてしまい、なかなか行動にうつせないということだったのです。

この気持、よくわりますよ。(^_^;)

私たちが何かをはじめようとしたときに、つい考えてしまう「失敗」。

「失敗」は、とても怖いものなのですよね。

なぜなら、「失敗」というのは、私たちの本能が欲している「安心・安全・安定」という欲求をおびやかすものだからです。

 

自分の中の「失敗」を定義してみる

たとえば、「今回も早起きに失敗したら、努力が無駄になってしまうかもしれない」といったような不安や怖れがあると、挑戦しようとしてもなかなか踏み出せません。

自分の内側では「やりたい」と思っていても、外側の体が動かない。

そのようなちぐはぐな状態になるのですよね。

ですから、「早起きを習慣化する」という自分が得たい未来に向かってアクションを起こしていくためには、「失敗」に対する対処法を事前に考えておくことが大事です。

その意味で、まず大事なことは、「失敗の定義を考えておく」ということです。

では、あなたにとって「失敗」というのは、どのようなことを意味するものでしょうか?

ぜひ、このようなときは、

・私にとって「失敗」とは○○○である

というように表現してみましょう。

先に出てきたクライアントさんは、

・私にとって「失敗」とは、自分の期待と違った結果が出ることである

ということでした。

早起きを習慣化することに限らずではありますが、とくに早起きには何度も失敗しているので、自分の期待と違った現実がたびたび起きているということですね。

その後、クライアントさんの定義は、「失敗」の定義としてどうなのか、という対話をしていました。

そこでクライアントさんが気づいたのは、自分の期待と同じ結果しか出ないとしたら、「必ず成功すること」にしか、行動できなくなってしまうのではないか、ということでした。

必ず成功することしか、行動しない。

そのスタンスでは、習慣化にトライして成長していくことが難しいことになってしまうのではないでしょうか。

 

「失敗」とは成功する可能性が高まっているのにやめてしまうこと

たとえば、研究開発のような分野では、新しい発見のために何百・何千という試行錯誤をするはずです。

期待したことしか成功ではないとしたら、これらの試行錯誤は、すべて「失敗」なのでしょうか?

研究で試行錯誤するたびに何らかのフィードバックが出るわけですよね。

そこから、次のヒントやアクションに向けた改善策を発見できます。

これは発見であり、「失敗」とはいえないと思うのです。

そう考えると、ゴールにいたるプロセスで思い通りの結果が出ないのは、「失敗」ではありませんよね。

早起き習慣化も、たとえ何度か二度寝してしまったり、起きられない日があったとしても、それは「失敗」ではありません。

もしかすると、「365日決まった時間に起きることが早起きである」という人には、「失敗」かもしれません。

でも、あなたはそのようなロボットではないはずです。

ですから、多少イメージと違った起床があっても、早起きすることを続けていけばいいのです。

要は、習慣化における「失敗」というのは、

・やり続ければ成功の可能性があるのに、あきらめてやめてしまうこと

だと思うのです。

もちろん、あきらめが必要なときもあります。

そのときは、その習慣がその人にとって必要なかったということが発見できたということです。

それは、無理に早起き習慣化にこだわるよりも、別の習慣化にトライしてみることがいいタイミングだということかもしれないのですよね。

これは、あくまで私の個人的な感覚なのですが、どのような習慣化でも、10回挑戦すれば80%くらいの確率で成功すると思っています。

トライし続けていく間に、その習慣化に対して上達していくからです。

しかし、90%以上の人は、3回くらい「失敗」すると、「もうできない・・・」といってあきらめてしまうのですよね。

「あと7回トライすれば、成功できる可能性が高いのに・・・」と思うのです。

成功する可能性が高まっているのに、やめてしまう「失敗」。

これはもったいないですよね。

新しいことをはじめるとき、最初から思い通りの結果が出ることはまずありません。

ですから、最初の数回はテストです。

最初から完ぺきにやろうとすること自体、私に言わせていただければ「いきなり成功する確率を信じるって、すごいですよね・・・?」と思ってしまいます。(笑)

実際、「最初から完ぺき」を行動基準にすると、行動できなくなります。

それよりも試行錯誤してみて、うまくいかない方法を見つけ出すくらいの意識でトライしてみましょう。

 

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■編集後記

昨日は、ランチタイムに新たなコーチング契約のクライアントさんと自己分析や今後の進行予定などを話しました。

夜はひとり戦略会議を実施しつつ、やきとんのお店にあとから妻と娘が合流。(笑)

ひとり戦略会議で考えていたことを、今後の話としてその場で妻に説明できました。(^_^)

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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