早起きの習慣

「習慣化が難しい」という悩みを無くす方法

投稿日:


「習慣化が難しい」

そんな悩みを多く聞きます。

私は「その言葉を無くせたらいいのに」と思うのです。

そこで「習慣化が難しい」という言葉を無くす方法を考えてみました。




 

私が「習慣化が難しい」という言葉を避ける理由

なぜ、習慣化が難しいと思うのか。

原因の1つには、言葉の使い方があるんです。

私が習慣化について特に避けている言葉があります。

それが、まさに

「難しい」

という言葉です。

難しい。

その言葉を使った瞬間に、

・自分にとって大変なことだ

・今の自分には実現できないことだ

というニュアンスを表現してしまうと感じています。

ですから、使いたくない言葉の1つなんですね。

使うなら、まだ「易しい」のほうがいいですね。

「早起きは易しい」とか「スクワットは簡単だ」と表現できます。

これなら「習慣化が難しい」とは反対です。

「もっと気軽に取り組んでみよう」と思えそうですよね。

ただ、それでも気になるんです。

・難しい

・易しい

という表現は、

「二者択一のニュアンス」

だからです。

たとえば、早起きを二者択一で判断すると、

・早起きができた

・早起きができなかった

という感じになりますよね。

この表現は、果たして正しいのでしょうか。

細かいことかもしれません。

ただ、習慣化の道を探求する者としては、気になってしまうんですよね。

 


 

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行動習慣の可否を決める基準はそんなに単純じゃない

なぜ、習慣に対して、

・難しい/易しい

・できた/できない

という表現に違和感を覚えるのか。

考えてみたことがあります。

私の結論は、

・行動習慣の可否を決める基準はそんなに単純じゃない

ということです。

「早起きができた」とか、「二度寝してしまった」というのは、表面的に見るとたしかに

・できた/できない

という世界です。

ただ、それだと行動習慣への実験に対して、

・0点か100点か?

・白か黒か?

という発想になってしまっています。

習慣はそれほどシンプルにあっさりと切り分けられるわけではないんです。

たとえば、二度寝してしまったけれど、早寝までの段取りはばっちり。

起床時間に活用するツールも準備万端。

それでも二度寝してしまったとしましょう。

早起きへのこのトライを「0点か100点か?」で判断すると、0点になってしまうんです。

それは、もったいないことですよね。

習慣化は、手段です。

定着してからが勝負。

目指す目標を実現するために習慣という手段を活用するだけなんです。

つまり、習慣はゴール達成までのプロセス。

そして、プロセスに集中するからこそ、目標達成という現状を手繰り寄せることができるわけです。

それなのに、プロセスではなく、結果に0点か100点をつけても、あまり意味がないように感じるんですね。

それが、私の違和感です。

 

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行動習慣にレベル別の難易度を設定する

では、習慣化において

・0点か100点か?

・白か黒か?

という「二者択一のニュアンス」を抜け出す方法はあるのでしょうか。

あります。

それは、

・行動習慣にレベル別の難易度を設定する

という方法です。

すると、

・難しい

という言葉ではなく

・難易度が高い

という言葉にできます。

「難易度が高い」なら、スキルや考え方次第で「難易度が低い」に調整することができるんです。

伝わりますでしょうか。

「表現を変えた屁理屈だよね」と思われるかもしれませんが、私はこだわりたいんですね。

では、具体的に「早起き習慣化」で考えてみましょう。

下記の画像は、私が、昨日の『習慣化三種の神器®実践プログラム』セミナーで事例として紹介したスライドです。

このように、

・「早起き」という1つの習慣に対して難易度を設定する

というわけです。

分類は、多すぎても少なすぎてもだめなんですね。

私が実験して適切だと感じているのは5段階です。

あえて、わかりやすく「簡単」や「難しい」という表現を使うと、

・レベル1:とても簡単(2分以内)

・レベル2:簡単

・レベル3:中くらい

・レベル4:難しい

・レベル5:理想

という区別です。

私が早起きに設定したのは、

・レベル1:起きたらコップ1杯の水を飲む

・レベル2:習慣化オンラインサロンの朝活に5分以上参加する

・レベル3:24時までにふとんに入る(センターピンを守る)

・レベル4:5時30分から6時の間に起きる

・レベル5:朝ルーティンを終えて6時の朝活に参加する

です。

ポイントは、

・レベル1とレベル5の設定

です。

おすすめは、

・レベル1は2分以内にできる行動

・レベル5はあなたの「理想の1日」の朝時間

にすることです。

さらに、もう少し欲を言えば、

・レベル3はあなたの早起きのためのセンターピン行動

に設定してみましょう。

こうしてみると、あなたの早起き習慣化にバリエーションができます。

要は、

・早起きができた

・早起きができなかった

の世界から抜け出せるんですね。

レベル1の日々が続いていたら、「そろそろ、レベル2に進みたいな」と思うでしょう。

仮に早起きができなかった日も、寝る時間を守れていれば「少なくともレベル3はクリアできているんだから、自分にOKを出そう」と思えます。

レベル4をクリアできる日々が続けば「明日はレベル5にトライしてみよう」と思うかもしれません。

レベル5が日常的になれば、あなたの朝時間は充実しているのが自分ではっきりわかります。

そのときこそ「もう少し、早起き基準を上げてみよう」と思うタイミングです。

あなたがレベルアップした瞬間ですね。

ロールプレイングゲームの勇者のように。

ドラクエなら、レベルアップの「テレレレッテッテッテー♪」というSEが鳴り響いています。(笑)

このようにして、あなたの習慣化に難易度のバリエーションをつけてみると、

・0点か100点か?

・白か黒か?

ではなく、

・「あなたの早起き習慣化ゲーム」に変わる

のです。

ぜひ、あなたの習慣化にも、難易度を設定してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。

7時から「ガッチリ集中タイム」でセミナー準備の詰め。

8時30分から「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

初めての有料セミナー開催を決断していただきました。

10時から13時まで『習慣化三種の神器®実践プログラム』のセミナーを開催。

午後はオフ。

妻と2人で初めて訪れるショッピングエリアへ。

買い物や食事を楽しめました。

夜は自宅にて、家族4人で『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を観ました。(^^)


 


 

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