思考の習慣

「もっとできたはずなのに……。」という「自分責め」をやめる方法

投稿日:2023/07/23


私たちに与えられている時間には限りがあります。
私たちができることにも限りがありますよね。
その事実を忘れないためにも、24時間を客観的に見つめていきましょう。




 

「もっとできたはずなのに……。」という後悔

2週間に1度は、1日の理想の時間割を考えること。

3ヶ月の「習慣化三種の神器(R)実践プログラム」講座内で、受講生の方への課題にしています。
今回の早起きパートの中間フォローセッションでも、あらためてお伝えしました。

なぜか。
放っておくと、私たちは1日を27時間くらいあるように考えてしまうからです。
そんなことは、あり得ないですよね。

ただ、まじめに一生懸命になろうとすると、「もっと、もっと」と詰め込みたくなってしまうんです。
「1日の理想の時間割を描いてみましょう」というと、たいていの方は「MAX見積もり」のパンパンな1日を考えるからです。

リラックスタイムや休憩の余白なし、という。(笑)
私はそれを見るたびに「たしかに、こんな1日をすごせたらすごいと思うんです。でも、これだと3日くらいで疲弊しそうですよね……。」と思わずにはいられないんです。

限られた時間。
有効活用しようと思うのはすばらしいことです。

ただし、現実には限界があるのもたしか。
その当たり前の事実について、客観的になる必要があるはずですよね。
1日の理想の時間割を考えるのは、いつもその現実に向き合う機会をつくってくれるんです。

これをやらないと、一生懸命行動しているのに「もっとできたはずなのに……。」と後悔しやすくなるんです。

 


 

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「もっとできたはずなのに……。」を感じる理由

なぜ「もっとできたはずなのに……。」と後悔するのでしょうか。

じつは、私自身が何度もそう思ってきたんです。
ただ、ふり返りをするたびに後悔することに、つらさを感じることがあったんですね。

その理由はどこにあるんだろう、と。
きっと、私たちは、「あなたはもっとできる」というメッセージを、ずっと教えられてきたからではないでしょうか。

特に現代は、SNSなどを通じて、
・たくさんフォロワーを増やす手段
・理想の体型になる方法
・短期間で収入をアップさせた実例
みたいな情報が手に入りやすくなりました。

自分から入手しようと思っていないのに、「もっとこうなれるのに、なんでやらないの?」という情報がやってきてしまうんですよね。
そのため、「もっとがんばらなくちゃ」と思う。
それなのに、1日は24時間ですから、できることは限られている。

すると、「もっとできたはずなのに……。」と、思ってしまうんじゃないか。
そんなふうに感じています。

まるで自分だけが取り残されてしまっているような。
それって、けっこう切ないものです。

実際、ある程度までは、やることのたし算でうまくいくんです。
1日にたくさんのことができると、達成感も味わえます。

ただし、やりたいことを増殖させ続けると、「もっとできたはずなのに……。」という不足感が強くなっていくんですよね。

 

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「もっとできたはずなのに……。」をやめる方法

24時間というかばんのサイズは変わりません。
それなのに、たくさんの荷物(=やること)をギュッと詰め込む。

詰め込まれたモノはたまったもんじゃありませんよね。
変形してしまったり、奥のほうに追いやられたり、ぞんざいに扱われたりするんです。

私も、そうなりがちです。
たとえば「1分間でビジョンを眺める」とか。
やらないよりはいいのかもしれませんが、1分間で眺めるビジョンにそれほど意味はないですよね……。

そんなふうに適当に扱われたビジョンが実現するのかどうか。
あるとき疑問に感じたんですね。

1日を充実させるために習慣に取り組むはずだったのに。
「これじゃあ、本末転倒だな……。」と。

もちろん、まだ取り組んでいないことに挑むことは大事です。
自分の可能性を広げるためには、欠かせないことです。

では、どうすればいいのか。
「今の自分の限界」を、ひとまず受け入れることだと考えています。

自分の限界を否定するのではなくて、現状の自分の許容範囲を客観的に見ること。
そのサイズの中で、快適さを感じるためにはどんな活動や習慣が必要なのか。
リラックスタイムや余白の時間も確保しましょう。

それを考えるためにも、1日の理想の時間割をデザインしてみること。
それが有効だと考えているんです。

向上心は大切です。
ただ、ずっと向上心ばかりだと、いつも「もっとできたはずなのに……。」を味わい続けないといけないのもしんどいです。

ですから、「これが今の自分の許容値」だと、現実を受け止めましょう。
ダメ出しするのではありませんので。

すると、ストレスやプレッシャーばかりの毎日から解放されるはずです。
そうした日々の中に、あなたの「自分らしさ」が浮かび上がってくると思います。
「もっとできたはずなのに……。」という「自分責め」をやめましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。

7時からライフスタイル向上「習慣プログラム」ウィークリー版のファシリテーション。
8時から「ガッチリ集中TIME」。
9時からライフスタイル向上「習慣プログラム」マンスリー版に参加。
10時30分から11時30分までブログ部の部会でした。

午後はオフ。
13時から14時まで4人の家族会議。
14時から15時まで3人の家族会議。

ブログを書くためにカフェへ。
そのあと、妻と娘とガストで合流。
帰りがてら、地元の盆踊りへ。
長く楽しい1日をすごせました。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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