良習慣づくりの習慣

「続く人」であるために、「続かない人」であること。

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ルーティンチェック表に◎を増やすのはとても大事です。
一方で、「◎の数が多ければ成長してるのか?」という問いも考えてみる必要があると考えています。




 

ルーティンチェック表が満点にならない問題

7月も下旬なのに、私に困ったことが起こっています。
それは、私の「良習慣の種」というルーティンチェックリストに、「◎」が10個ついた日がまだ無いのです……。

先日、コーチングのクライアントの方から尋ねられたんですね。
「伊藤さんは、ルーティンチェックリストは、毎日◎が満点なんですよね?」と。

私は「もちろんですよ、ルーティンを10個終えるまでは寝ませんよ!」
・・・と答えたかったんですが、現実は違います。
「そういえば、7月は10個すべてが◎になった日が無いんですよね……。」と答えました。

相手の方は「伊藤さんなら、当然10個◎になっているんだと思ってました」と。
ありがたい勘違いです。(笑)

じつは、以前は違ってたんです。
1日に10個の良習慣。
「今月はこれらに取り組むぞ!」と気合を入れてました。

10個を◎にすることを中心に、1日を過ごしていた時期もありました。
多少無理やりでも、◎を10個つけることにこだわっていたんです。
ですから、7月後半になっても◎が10個つかないというのは、私の中でもしんどい感覚です。

そんな話をすると、「以前はできていなのに、今は◎がつかないなんて、伊藤さんは良習慣をサボっているんですね」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、その側面があるのは否定できません。

ルーティンチェック表は、自分が掲げた目標。
日々、その目標が未達という状態なのは事実だからです。
反省点は多々あります。

 


 

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不安定な領域ではハードルを下げる

(1)◎が毎日のように10個ついていた過去の私
(2)◎が10個つく日が少なくなっている現在の私
という観点からみると「今はサボっている」と見られるかもしれません。
現在のほうが◎の数が少ないわけですから。

では、過去の私と比べて、私の習慣化レベルはダウンしているのか。
そう問われたら、「それがそうとも言い切れないんです」という面があるんです。

なぜか。
それが冒頭の問いです。
説明していきますね。

過去の私は、確実に「続かない人」でした。
ウォーキングさえ挫折したんです。

では、どうやってそんな状態を脱したのか。
答えは、ルーティンチェック表に、自分ができそうな行動ばかり書いていったことが大きかったんです。
◎がつく確率が高かったんです。

たとえば、「1ツイートする」とか、「脱いだ靴は揃える」みたいなレベルです。
これなら、◎がつきそうですよね。

この取り組み方は、習慣化レベル初心者の私には合っていたんです。
◎がつくことで、自己肯定感が安定するというメリットがありました。

ただ、あるとき矛盾に気づいたのです。
それは「ルーティンチェック表に◎がついているのに、自分が成長している感覚が薄れていった」ということです。

原因は、私が存在するゾーンです。
習慣化ビギナーの私は、「できない」というマイナス領域にいました。
この領域にいるときに必要なのは、「自分にもできるんだ」という自己信頼感を積み重ねることです。

ですから、意図的に習慣をライトにすること。
それによって、自分にたくさんの◎をつけましょう。

自分にOKを出す基準を下げるのです。
ハードルを下げて、飛び超えやすくするということです。

◎が増えるたびに、あなたはあなたを認めることができます。
ですから、「今はマイナス領域にいるなー」と感じているときは、意図して◎を増やすように意識してみましょう。

それによって、「できない自分」を消していくんです。
消しゴムでゴシゴシと消しながら、新しい顔や体のりんかくを書くみたいに。

 

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安定の領域ではハードルを上げる

やがて、◎が積み重なっていくと、マイナス領域を抜け出せるようになります。
忍者が「水とんの術」を使いながら、水面から顔をあげるみたいなイメージです。

プラスマイナスのフラットな分岐点から、少しずつプラスの領域に入ります。
そのときは「続かない人」の意識が弱まっているはず。
「今の自分なら、努力すればなんとかなるかもしれない」とうっすら思えている状態ですね。

このときこそ、◎のハードルをあげるタイミングです。
取り組む習慣の難易度をあげましょう。
「もうちょっと高めで」という感じで、飛び越えるハードルの高さを上げるのです。

なぜか。
そうしないと、現状維持にとどまってしまうからです。
1キロのダンベルを持ち上げていても、腕の筋肉は増えませんよね。

だからこそ、ゴールに合わせて、自分でハードルを「ここまで上げよう」と設定するのです。
そうして日々、高いハードルに向かうと、ときには「高すぎた……。」ということもあります。(笑)

でも、それでいいのだと思います。
下げるのは後でいくらでよてまきますから。
それに、多少の失敗は気にならない自己肯定感があれば、必要以上にダメージも受けませんので大丈夫です。

そのようにして、日常の中に「挑んで、学ぶ」というサイクルを置いておくと成長できます。
そのためには「できるかどうかわからない」という難易度の習慣を掲げておきましょう。

ブログやセミナーで「良習慣の種」を伝えるなら、私も常に学びが必要です。
そのため、「優れた先生は、常に生徒でもある」ということだと思うのです。

このような理由で、
(1)◎が毎日のように10個ついていた過去の私
(2)◎が10個つく日が少なくなっている現在の私
になってしまっているんですね。

実際、現在の私が設定しているレベルの「良習慣の種」を10個クリアできるレベルの「続く人」になれば、私はレベルアップできると考えています。
完全に◎がつかなくても、高みを目指すことで、昨日の自分よりレベルアップさせられるといいと思うんですよね。

ぜひ、あなたも、ご自身の領域やフェーズに合わせて、ルーティンチェック表の難易度を調節してみましょう。
あなたの習慣の取り組みのヒントになれば幸いです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。

7時すぎから「良習慣塾」コーチングセッション。

8時から10時まで「習慣化三種の神器(R)実践プログラム」の中間セッション。
早起きの実践フォローができました。

夜は、家族で『もののけ姫』を観ながら、家族パーティーをしました。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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