仮説の習慣 複業の習慣

自分軸を見つける方法。福山雅治さんに学ぶオリジナルな自分のつくり方。

投稿日:2019/09/28





1つのことに集中できる人が良くて、分散してしまう人はだめ。

そのように言われることが多いように思いますが、必ずしもそれが正しいわけではないと考えています。

 

1つのことに集中できない自分はおかしいのか

「いろんなことに興味がうつってしまって、自分の軸が定まらないのが嫌なんです・・・」

こういったご相談をよくいただきます。

確かに、これはよくわかるお悩みです。

何しろ、私自身が長く抱えてきた悩みだからです(笑)。

その悩みとしては、

・あっちこっちに興味がいってしまうので、結局何も身につかない

・何かをはじめても別のことに興味が出てきてしまうので、成果が中途半端になる

・ふり返ってみると、何も達成していない自分に気づいて嫌になる

という感じでしょうか。

「このままの状態が続いたら、何も身につかない自分になってしまうんじゃないか・・・」

そんな不安もやってきます。

私自身、「もしかして、こんなに1つのことに集中できない自分は、どこかおかしいのではないか?」とさえ考えていたんですよね。(^_^;)

そのようなときは、どのように考えていけばいいのでしょうか?

 


 

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自分の軸が定まっている人のすごさ

「自分の軸が定まっている人」というと、あなたはどのような人をイメージするでしょうか。

私がよく例に出すのは、イチローさんや村上春樹さんです。

イチローさんは野球。

村上春樹さんなら小説。

専門分野の仕事にひたすら打ち込み、ストイックにその道を極める「自分の軸が定まっている人」。

ぶれをかんじることはありません。

個人名でなければ、寿司職人や芸術家のようなイメージもあるかもしれませんね。

確かに、ここまでくると「あの人といえば○○」という感じです。

孤高の存在みたいな。

偏差値でいえば80になっているのに、さらに上を目指している状態でしょうか。

そして、世界中に名前が知れ渡っているのですよね。

こうなれば、超一流。

「天才」と呼ばれることもあります。

ですから、そういう姿に私たちも憧れるのでしょう。

でも、イチローさんや村上春樹さんと比べて、自分には突き抜けた1つの専門分野がない。

だからぶれてしまうという悩み。

そういった人とくらべて「軸が定まっておらず、ぶれてしまうのはだめな自分」と思ってしまうのかもしれません。

ただ、1つの道をずっとやっていくというのは、現実的に可能なのでしょうか?

それこそ、早くプロフェッショナルになれば可能かもしれません。

それに1つの道を極めるというのはわかりやすいものです。

でもよく考えてみると、イチローさんや村上春樹さんも、そこに至るまでに相当の努力をして代償を捧げています。

イチローさんは子どものころからずっと野球を練習していました。

友人たちが遊んでいる間もずっと野球をしていて、うらやましさを感じたこともあったという話しを聞いたことがあります。

村上春樹さんも就職したことはなく、ご自身でバーを経営。

営業が終了してから小説を書いていたわけです。

それと同じくらい時間や労力を注げるのであれば、超一流になれる可能性もあります。

ただ、努力にプラスして、その道の才能という資質も持ち合わせなければなりません。

そういった事例を見聞きしながら、私は冷静に考えてみました。

自分にそのようなあふれた才能や、何もかも捨ててその道1本にしぼり込む勇気があるのかどうか。

「天才」なのかどうか。

その答えは、残念ながら「ノー」でした(笑)。

1教科で偏差値80を目指す能力はないと思っています。

それでも生きていくしかありません。

どうすればいいのか、考えなければなりませんでした。

 


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複数の強みを長い時間かけて育てて、バランスを最適化する

そもそも、誰もが1つの道で偏差値80にならなければならないのでしょうか。

必ずしもそうではないでしょう。

それに、それができるのは限られたひと握りの人たちだけ。

私はそう考えています。

ですから、「天才」になれない凡人の私が生き残るためには、

・複数の強みを長い時間かけて育てて、バランスを最適化する

という方法をとることにしたのです。

これなら「天才」にはなれなくとも、オリジナルの存在になることはできるはずです。

私がよく例えにするわかりやすいモデルは、福山雅治さんです。

福山さんは、

・シンガーソングライター
・俳優
・ラジオDJ
・写真家
・タレント
・音楽プロデューサー

など、ご自身の強みをずっと育ててきた方で、オリジナルの存在です。

女性ファンだけでなく、男性ファンからも人気があります。

だからといって、すべての道で「超一流」とか、「天才」かと言われると、そのようにイメージする人は少ないのではないでしょうか。

でも、それぞれの道で一流なのは間違いありません。

男性のソロシンガーソングライターとしては日本で一番売れていますし、主演した映画が国際映画祭で賞をとるほどのレベルです。

写真集も出しているし、ラジオDJも長寿番組です。

それだけで、とてもオリジナルな存在ですよね。

あくまでもイメージですが、それぞれの道での偏差値が60であってもかけあわせることで偏差値80を実現しているのではないでしょうか。

それに、福山雅治さんから勇気をいただけるのは、歌手としても、俳優としても、最初からそれほどすごかったわけではなかったと思うのです。

それでも、

・複数の強みを長い時間かけて育てて、バランスを最適化する

という戦略をとることで、偏差値80にたどりついたのです。

福山さんの戦略、私たちも学ぶところがあるのではないでしょうか。

そこで、私も、

・コーチング
・書く仕事
・トライアスロン

といった活動を、時間をかけて育てています。

そうして、凡人でも総合的な偏差値を高められないか実験をしています。

そのような意味では、軸がぶれているように思われるかもしれませんが、大きな軸は、たとえ凡人であっても

・良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる

というところを目指しているのです。

つまり、やっていることは複数でも、中心にある大きな軸は1つなのですね。

しかも、それは複数の活動をやっていなければわかり得ない軸でした。

ですので、冒頭の

「いろんなことに興味がうつってしまって、自分の軸が定まらないのが嫌なんです・・・」

という質問に対しては、「それでも大丈夫なので、好きな活動を続けていきましょう」という回答をしたいと思います。

大事なのは、いったん目が離れてしまったとしても戻ってきて続けることです。

好きな活動なら、できるはずです。

そこに共通する大きな軸は何なのか、そこを考えてみましょう。

相乗効果が発揮される場合もありますよね。

複数の活動から、レイヤーを1段あげて考えて見るのです。

あなたが「これなら10年続けられる」という活動は何でしょうか。

そこから考えてみてもいいと思います。

時間を味方につけることで、「複数の強みを長い時間かけて育てて、バランスを最適化する」ようにしていきましょう。

その複数の強みを抽出することで、あなたの大きな軸が見つかるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、単発でお申し込みいただいたパーソナルコーチングセッションでした。

良習慣や複業でより好ましい人生を送りたいというテーマは、まさに私が大得意とするところ。

効果を感じ取ってくださったようで、うれしい限りです。(^_^)


 

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