思考の習慣

自分の性格はどのようにつくられたのか?ヒントは幼少期のインパクト体験にあり。

投稿日:2016/10/31


人は無意識のうちに、自分の頭の中にまわす言語(ルール)を持っています。

そのルーツは、多くの場合、幼少期につくられているということがわかってきました。

自分の頭の中で無意識にまわす言葉たちは、性格や行動をつくる非常に重要なものです。

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ビリーフ(無意識の思い込み)は幼少時代に形成されている

感情日記をつけていて、人が持っているビリーフ(無意識の思い込み)というのは、幼少時代に形成されている、ということがよくよくわかってきました。

幼少期は、心が無垢ですよね。

無垢な状態でビリーフが形成されただけに、インパクトがあるということです。

まるで、まだ真っ白なキャンバスに、色の強い絵の具を強烈に塗りつけられたような感覚。

ですから、多少上塗りしたくらいでは見えなくなりません。

また、見えなくなったとしても、実は奥底に塗りたくられているということは同じ。

子供のころにつくられた性格は、大人になっても大きくは変わらないのです。

よく「三つ子の魂100まで」と言われますが、まさにこの状態なのですね。

 

私が「人前で感情的になってはいけない」というビリーフを形成したプロセス

私が持っているビリーフに「人前で感情的になってはいけない」というものがあります。

そのビリーフがつくられたのは、私が中学生のときでした。

サッカー部の友人が私のことをからかったため、私は思わず殴りかかってしまったのです。

部活の練習中に・・・(恥)。

ほかの部員にとめられました。(^_^;)

部活が終わって帰宅してから、友人に電話をしました。

私から、友人に謝りました。

たしかに、殴りかかるほどのことではなかったと思います。

しかし、ほんの一瞬、ちょっとした一言で感情的になったことで、とても気まずい思いを抱き続けることとなってしまいました。

今ではほとんど彼には会いませんし、その後もわだかまりはなかったとは思いますが、なんとなく何かをひきずっている感覚はあるのです。

「いっときの感情に任せると、結局は自分が損をするんだよな・・・」

そのような思いが、私に強く残るできごととなりました。

そうして、今後は同じような後悔をしないために、私に「感情的になってはいけない」というビリーフが形成されたのです。

そのほかにも、

・小学校3年生のときに、感情的になってFくんを突き飛ばして泣かせてしまった(よくよく考えてみると、自分も悪かったです・・・)。

・小学校6年生のときに、同じクラスで好きだった女の子が、別の男子に優しくしていたところをみて感情的になった(今考えると普通のことです・・・)。

・姉と、ファミコンをやるのか、歌番組を見るのか、チャンネル争いをして兄弟げんかをした(今考えると、私が弟で幼稚だっただけですが・・・)。

といった出来事が人生の随所にあり、私の中に「感情的になってはいけない」というビリーフが、「やっぱり、そうなんだよね」と強化されていったのです。

 

幼少期のインパクト体験を探ることは自分を知ることにつながる

「人前で感情的になってはいけない」という無意識の思い込み。

そのビリーフを強く信じているため、私はめったなことでは怒らなくなりました。

イラッとすることはあっても、うまく抑えていました。

それは、何かイラッとしたときでも、「人前で感情的になってはいけない」というビリーフが頭の中をまわるからです。
(やがて、私は「自分の感情を素直に表してはいけない」という思い込みを持つように、つながっていくのですが、それはまた別の機会に記します)

ビリーフ生成のプロセスがわかれば、反論することや検証することができます。

ですから、ビリーフの存在を発見することが大事なのです、

もしあなたが、ビリーフの発見方法がわからない、ということであれば、幼少期のインパクトのある体験を思い返してみることがおすすめです。

「自分を知る」というために、幼少期にインパクトを受けた体験を思いだして、それが今にどのようにつながっているのかを考えてみてはいかでしょうか。

 

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■編集後記

日曜日はEKトライアスロンの日でしたが、体調不良によりDNSで断念しました(久しぶりに熱が39度近くまで出ました・・・)。

せっかくいろいろな部分が復調してきたのに・・・(T_T)

といいつつ、あせってもだめなので回復に専念します。

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