気づきの習慣

対立軸が大きければ大きいほど、人生というストーリーが魅力的になる。

投稿日:2015/01/14


 

こんにちは、伊藤です。

つい先日、鮒谷道場生の同期であるFさんと食事をしました。

話をしている中で、久しぶりに思い出したことがありました。

 

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自分のキャンバスに色濃く残る人物の影響は大きい

ぼくは、大学生のときに村上春樹さんに心酔していました。

もちろん、今も新刊は必ず買って読むくらい好きなのですが、特に学生時代によく読んでいたのです。

ぼくが、

・フルマラソンやトライアスロンをやりたい

とか、

・早起きして走るようなスマートなライフスタイルを確立したい

といったぼくの価値観は、今から考えてみると村上春樹さんの影響が強いみたいです。

当然、村上春樹さんの影響で、ぼくも文章を書きたい、と考えるようになり、大学の授業で文章表現を学んだりしました。

経済学部の学生なのに。(笑)

原体験というか、自分のキャンバスに色をつけた人というのは、ぼくたちが考えている以上に価値観を色濃く反映するようです。

 

カラマーゾフの兄弟が名作たり得る理由

あるとき、学生時代のぼくは、短編小説を書こうと思いたち、小説の書き方に関する本を読みました。

その本の題名は失念してしまったのですが、、、(汗)

その中に、

「なぜ、カラマーゾフの兄弟は名作なのか?」

というくだりがあったのです。

結論から言うと、

「物語は、引っ張り合う対立軸が大きければ大きいほど深みがでる」

というような内容だったと記憶しています。

「カラマーゾフの兄弟」で言えば、引っ張り合う対立軸は、「神と悪魔」。

そのため、非常に壮大なテーマになっているのです。

「神と悪魔」。

そのテーマだけ扱うならば、少し腕がある文筆家ならば書くだけならば、それっぽく書けるのかもしれません。

でも、あれだけのボリュームがありながら、物語としてバランスを崩さずにまとめ上げる。

それがドストエフスキーの凄さであり、「カラマーゾフの兄弟」が名作たり得る理由だということなのですね。

 

誰もが持っている対立軸

これは、ぼくたちの人生にも当てはまると思いませんか?

もちろん、神と悪魔ほど大げさではありませんよ(笑)。

誰にでも不安や悩み、そして葛藤がある。

それはたいていの場合、何らかの対立軸に起因するものです。

でも、自分の中に対立軸があるからこそ壁を乗り越えようと考えるようになります。

そのようにして壁を乗り越えた人物のほうが、人間性や人生に深みが出るのではないか、と思うのです。

たとえば、

▼ひとりビシネスに注力したいけれど、会社の仕事がある。

▼ハワイに住みたいけれど、お金が必要。

▼トライアスロンの大会で地方遠征したいけれど、家族との時間も大切。

といったように、日常の中にも相互の軸が引っ張り合っています。

もっと大きなテーマだと、「自分の人生と世界の平和について」といった対立軸もあるかもしれません。

でも、困難を乗り越えたところに物語の面白さが生まれる。

要は、ぼくがお伝えしたいのは、

【対立軸の引っ張り合いが大きければ大きいほど、悩みが大きくなる。

その渦中にあれば、心理的なダメージも大きいだろう。

しかし、それは決して悪いことではない。

なぜならば、壁を乗り越えることで、その人自身の魅力がブラッシュアップされるはずだから。】

ということなのです。

あまりに単純なサクセスストーリーは参考にならないし、誰の興味も引きませんよね。

対立軸は制約ではなく、条件として捉えてしまいましょう!

 

自らがなり得る最高の自分になる!

チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

 

【今日の気づき】
対立軸が大きければ大きいほどストーリーは盛り上がるし、乗り越えたときの感動も大きくなる。

 

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