優れたコーチはどのような質問を持っているのでしょうか?
それを効果的に説明する面白いエピソードを聞いたのでシェアさせていただきますね。
スキーのインストラクターがテニスのコーチをする?!
このエピソードは、ティム・ガルウェイという方の著作にあったものだそうです。
彼は、テニスのレッスンプロとして活躍をしていました。
しかし、あるとき、スキーのインストラクターをしている友人に、なんとテニスのコーチを依頼したのです。
結果は、、、
なんと、とても良い結果となったそうです・・・!
要は、友人のスキーのコーチは、プロのテニスコーチよりも教えることが上手だった、ということとなります。
ここがポイントなのですが、友人の彼が行っていたのは「教える」ということではなく、「コーチングをしていた」ということなのです。
スキーのインストラクターですから、確かにテニスは素人。
しかし、生徒に「気づき」を与えたり、「引き出す」ことに長けていたのです。
ボールをよく見るための質問とは?
前述の通り、彼は、テニスのテクニックは知りません。
ですから、テクニックを教える変わりに、生徒たちにさまざまな質問をしたそうです。
たとえば、ボールの軌道を見るアドバイスについての指導法は興味深いものです。
普通のテニスコーチは、「ボールを見ましょう」とアドバイスします。
しかし、彼はそのようなことは言いませんでした。
何と言ったのかというと、生徒に、
「ボールは、どのような回転をしていますか?」
と質問したのです。
生徒は、「ボールをよく見てください」という指導されたときには見ていなかったボールの回転を見ようとするようになりました。
結果的に、生徒はボールをよく見るようになったのです。
これこそ、視点を変える質問の威力。
素晴らしいコーチングです。
クライアントのリソースすべてを引き出して行動に結びつける
上記のテニスのエピソードでいえば、生徒さんにあたるのは、コーチにとってクライアントさんです。
クライアントさんが、より早く、より大きな目標を達成するためには、知識、技術の他にツールも必要でしょう。
しかし、それらをすべてコーチが与えるわけではなく、視点を変えたり、クライアントさんが気づいていないリソース(資源)を一緒に探すこともコーチングです。
コーチはクライアントさんに何かを教えるのではありません。
コーチは、クライアントさんが目標達成するために必要なもの、つまり
▼知識
▼テクニック
▼マインド
▼目標の捉え方
▼ツール
などを、具体化していくプロセスを一緒につくっていくのです。
先述のテニスの生徒さんたちは、それ以前もボールを見ていましたよね。
しかし、「見ているようで、見えていなかった」わけです。
残念ながら、そのテニスのコーチは、「ボールをよく見る」というアドバイスをするときに、「ボールをよく見て!」という言葉しか持っていなったのでしょう。
コーチと生徒では、テニスに対する知見やレベルの違いがありますから、的確な指導法にはいたらなかった。
だから、指導している側も、指導されている側も、成果が出ませんでした。
そこを、優れた質問によって、お互いの意識をすり合わせていく。
そのような「差を埋めていくコミュニケーション」がコーチングなのです。
ぼくは、最近「コーチングがうまくなりたい」と心からの欲求が出てくるようになりました。
それで、今回のスキーのインストラクターのエピソードにひっかかったのでしょう。
「ボールを見ましょう」ではなく、「ボールはどのような回転をしていますか?」と質問できるコーチになりたいものです。
あなたは、子どもや部下の方に教える立場になったとき、「ボールをよく見て!」と言っていませんか?
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