あなたが、その行動を習慣化したいと考える理由は何ですか?
たとえば、あなたの近しい友人に「あなたがそれをやる目的は何?」と言われて、ひと言で答えられるでしょうか。
なんでもすぐに行動に移せる人はすごいけれど・・・
「考えすぎて動けない人」は多いです。
私も、その部類です(^_^;)
そのような人から見ると、とても憧れてしまうのが、「すぐに行動に移せる人」です。
しかし、なんでもすぐに行動に移すことが100%良いかというと、そこはケース・バイ・ケースです。
以前、私がセミナーでお会いした方(仮にBさんといたしましょう)は、ご自身のことを、「すぐに行動することには自信があります!」と話されていました。
確かに、ロードバイクを買って運動をしたり、早起きして読書を始めたりしているとのこと。
現在は、ファイナンシャルプランナー資格取得のために通信講座を受講していたので、なるほど、とても行動力のある方に見えました。
ただ、お話を伺っていると、ファイナンシャルプランナーは、現在の仕事に直接関係のある資格ではないようです。
そのため、「実は、最近勉強をさぼりがちで、、、」と話していました。
それ以前は、英語の勉強も挫折していたそうです。
Bさんは、「勉強すれば、役に立つ資格だと思っているのですが、、、」と話されていました。
確かに、それですべて解決していれば、セミナーに来る必要がありませんよね(笑)。
あなたは、なぜその行動を習慣化したいのか?
Bさんのような方は、意外と多いものです。
Bさんに必要なのは、「自分は何のためにその行動を習慣化するのか?」という理由です。
そのような本質的な部分をきちんと確認しないまま、いつもロケットスタートしてしまうために、ちょっとしたことで嫌気がさして短期間のうちに挫折してしまうのです。
あなたの人生にとって本当に重要な良習慣を定着させるためには、それなりの時間と努力が必要です。
人間はとても弱い生き物。
特に、自分にとって大切だと分かっている早起きやダイエットであっても、それを頭でどれだけ理解しているつもりでも、「易きに流れてしまう」のが人間です。
だからこそ、続けるための「骨太の理由」が必要なのです。
骨太の理由が見つけられれば、その後の習慣化はスムーズにいく場合がとても多いものです。
そのため、私がコーチングを行うときは、この部分を何度も聞きます。
分かっていても、何度も確認して、あえて説明してもらいます。
クライアントさんによっては、理由を何度か話しているうちに「スタートしたときより、自分がそれをやる意義は無くなっているように感じる」と言われた方もあります。
そこに気づきが出たことは、クライアントさんと私にとっての成果です。
そのまま、そこに時間と労力を投資していたら、貴重な時間をさらに浪費することになっていた危険性があるからです。
そのようなコーチングの気づきもあるのです。
私の英語学習の失敗談
ただ、、、そのように書く私自身も、偉そうなことは言えません。
本田直之さんの本を読んで、「これからは英語の時代だ!まずはTOEIC900点を取ろう!」と意気込んで錆びついていた英語学習をスタートした時期があります。
「TOEIC900点をとって、英検1級をとる。
そして、映画を字幕なしで観るような英語ペラペラのビジネスマンに俺はなる!そして、英語の塾を立ち上げる!」なんて、思っていました(笑)。
そのために、会社の仕事をしながら、たくさんの時間と労力、そしてお金を英語に投資しました。
そして、TOEIC800点をかろうじて超えたところで、、、
もう英語を積極的に学ぶのはやめました。
なぜなら、英語の先生はたくさんいるので特に私がやらなくても問題ありません。
でも、今は、私にしかできないし、私がやるべき仕事を見つけたのです。
私の人生で残された時間は有限。
1日24時間のうち、自分のために使えるための可処分時間はほとんどありません。
その限られた私の貴重な時間。
貢献できる領域が小さな英語を学習している場合ではありません。
その習慣であなたが得られるものは何か?
英語を勉強していた当時の私は、「英語を教える先生になって、どのように社会の役に立ちたいのか?」とか、「自分がやりたい仕事とは、英語を学習することとどのようにつながっているのか?」ということをまったく考えていませんでした。
漠然と、「英語の先生ってかっこいいよな〜」くらいに思っていたのです。(^_^;)
その程度のモチベーションでは、孤独でつらい英語の学習期間を耐えられるはずがありません(今なら分かるのですが・・・)。
難しい習慣になればなるほど、「骨太の理由」とも言うべき目的意識が必要です。
早起き、ダイエットや運動など、難易度の高い習慣を定着させたければ、その行動を習慣化したことによって「自分が得たいものは何なのか?」ということを、考えてからチャレンジした方が良いでしょう。
このようなやり方は、一見、遠回りに見えるかもしれませんが、苦しい時に救ってくれるのは、きちんと目的化された行動目標なのです。
あなたは、なぜその行動を習慣化したいのですか?
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【編集後記】
ブログの執筆ペースがようやく1日1記事に戻ってきました。
ボツにしたネタや書きかけの記事があったので、かなり回り道をしてしまいました。。。
友人との相互コーチングトレーニングでも話題にしたのですが、結局、今の自分にしか書けないことを書けば良いし、それしか書けません。
そして、書くことでしか続けることはできないのですよね。
それは今の私自身しかできないことでもあるのです。
そんな当たり前のシンプルなことに戻ってきました(^_^;)
なんだか、登山初心者が、いきなりエベレストを登ろうとしていたようです(笑)
拙くとも、毎日少しずつでも、続けていくことを目標に頑張ります!
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