体重計はたくさんの種類が販売されているのに、身長計は売っているのを見たことがありません。
不思議ではないでしょうか?
その理由は「フィードバック」にあるんです。
「フィードバック」の定義とは?
「フィードバック」という言葉があります。
最近は、書籍のタイトルにも使われるようになり、少し認知が広がってきた感じもあります。
私は、コーチングを学んだときに初めて知りました。
さて、フィードバック。
具体的には、どんな意味なのでしょうか。
言葉の定義からいきましょう。
フィードバックの定義は、
・「結果から原因に戻して調整すること」
です。
大事なので、もう一度、分解しながら書きますね。
フィードバックとは、
(1)結果から
(2)原因に戻して
(3)調整すること
です。
3つの要素が入っている。
ここが重要です。
わかりやすい例でいきましょう。
私たちが日常的に目にしているフィードバックがあります。
それは、
・鏡
です。
朝、洗面台で。
日中、手を洗うとき。
夜、寝る前に歯磨きをするとき。
鏡を目にする機会があるのではないでしょうか。
鏡は、私たちの現実を映し出します。
絶好調なら、笑顔が映ります。
寝不足なら、眠そうな顔が映ります。
私が鏡を見て、ヒゲがボーボーだったら大変です。(笑)
つまり、
(1)「ヒゲがボーボー」という「結果」をうけとっているので
(2)ヒゲが伸びているという「原因」に戻して
(3)ヒゲ剃りでヒゲを剃るという風に「調整」する
というプロセス。
これがフィードバックです。
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体重計が売れて、身長計が売れない理由
なぜ、フィードバックは大事なのでしょうか。
昨日の「良習慣コーチング塾」でも、フィードバックをテーマにした講座を開催しました。
そこでお伝えしたのは、
・相手が自分で変えられるものにフィードバックする
という大前提です。
変化・変容できることに対してフィードバックしないと意味がありません。
体重計というフィードバッカー
私たちが日常的に活用しているフィードバックのツールがあります。
それは、
・体重計
です。
これはわかりやすいフィードバックのツールです。
あなたが、体重計にのる。
すると、数字がフィードバックされますよね。
嫌になってしまうくらい超具体的に。
あなたにとっての適正体重なのか。
それとも、標準体重より地球に重量をかけてしまっているのか。(私は、ずっと10キロ以上も地球を重くしていましたから、、、汗)
体重計が売れる理由
体重の計測は、フィードバックになるんです。
なぜなら、
・体重は自分で変化させることができるから
です。
体重計の数字を見て、食べる量を増やすことができます。
一方、体重計の数字を見て、食べる量を減らすこともできます。
すると、体重に影響するはたらきかけができますよね。
このように「自分の意志で変えられる」ということ。
ここが重要なポイントなんです。
だから、体重計は売れるんです。
身長計が売れない理由
では、これが身長計だったらどうでしょうか?
身体測定のときは、身長計と体重計が両方ありますよね。
でも、家庭にあるのは体重計だけ。
そんなご家庭が大多数のはずです。
なぜだと思いますか?
その理由こそ、フィードバックに関係あるんです。
なぜなら、
・身長は自分では変えられないから
です。
体重と同じように、毎日身長を計測する。
仮に「170センチメートル」と出てきても、一喜一憂しませんよね。
身長は、昨日とほとんど同じ。
明日もほとんど同じはずです。
するとどうなるか。
変化を味わえません。
つまらないので、身長を計測しなくなるでしょう。
それがわかっているから、私たちは身長計を買わないのです。
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相手が自分で変えられるものにフィードバックする
あなたも、何かしらフィードバックする機会があるはずです。
ですから、覚えておいていただきたいのです。
・相手が自分で変えられるものにフィードバックする
という大前提を。
「木村拓哉さんに似ていない」はつらい
たとえば、あなたが私(伊藤)と初対面のときに、
「伊藤さん、、、木村拓哉さんにまったく似てませんね」
というフィードバックを受けたらどうするか。
いやいや、これはフィードバックじゃないんですよ。
そんなこと言われても困っちゃいますよ。
思わず口語になってしまいましたが(笑)、私がそのフィードバックを受けてもだめです。
私の顔を木村拓哉さんみたいに直せないので。
調整できないので。
整形しても無理なので。
変えられないんです。
これは、言われたほう(私)は、つらいですよね(察していただきたいです・笑)。
相手が変えられるものか?
もしかしたら、あなたはフィードバックのつもりで、相手が直せない部分を伝えているかもしれません。
親が子どもに。
上司が部下に。
先輩が後輩に。
夫が妻に(妻が夫に)。
相手の人格や性格・タイプに不満を言っても、直せません。
むしろ、直せないのでお互いに不満がたまります。
そこに「なんでできないの?」などと言うのは、相手のためのフィードバックにならないんです。
前提の
・相手が自分で変えられるものにフィードバックする
から外れてしまっているからです。
行動にフィードバックしよう
では、相手に影響するフィードバックは、どこに視点を向ければいいのでしょうか。
答えは、
・行動
です。
たとえば、
「この行動は嫌な気持ちがしたから、こんな行動に変えてもらえないかな?」
とフィードバックする。
こうすれば、相手も自分のことを言われている気が薄れます。
自分自身ではなく、行動を修正すればいいと思えるからです。
ですから、子どもの部屋が散らかっているときに「あんたの性格がだらしないから、部屋がこんなに散らかってるんだ」と叱る。
これは、相手の性格に言及してしまっているので、フィードバックにならないということです。
それよりも「私は上着はすぐにハンガーにかけてみたら」と、行動に対してフィードバックしてみるのです。
もちろん、フィードバックが成功するかどうかは相手次第。
私たちはコントロールできない領域です。
ですから、結果は手放す。
ただ、フィードバックで影響することはできるわけです。
ぜひ、
・相手が自分で変えられるものにフィードバックする
という前提で関わっていきましょう。
相手のために。
そして、あなたのために。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。
夜は「良習慣コーチング塾」の講義を開催。
講義やワークを通して、自分でコーチングへの理解が進むことが多く、とても楽しい時間です。(^^)
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