良習慣の習慣

「正論」が計画を破綻させる理由

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

落ち着いて考えた計画は、自分の想いや理想に近いものです。
それなのに、実際に現実がやってくると、計画とは異なることをやってしまう。
そんな例は多いですよね。

少しでも計画に近づくために、対策できるアイデアがあります。




 

脳の特性で知っておいたほうがいいこと

私たちの脳には、優れた特性がたくさんあります。
同時に、困った特性もたくさんあるんですよね。

どんな特性にはメリットがあり、どんな特性にはメリットがないのか。
そこを押さえておくと、私たちの日常が有利になるという知識は多いものです。

そこで、今回開催する公開セミナーは『計画する習慣』をテーマにしました。

6/30、7/14『計画する習慣』セミナー

この計画と脳の特性について。
知っておいたほうがいいことがあります。
そうしないと、どれだけ完璧な計画を立てても、計画が無駄になってしまいますから。

せっかくの計画が台無しにならないように。
対策を考えておきましょう。

長い間、私は、そのことに気づかなかったんですが……。
あなたは、無駄にならないように覚えておいていただけるといいかなと思います。

 


 

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「現状肯定」は「計画」に勝る

では、脳の特性が「計画」をダメにしてしまう特性とは、いったいどんな特性なんでしょうか。

それは、「計画よりも現状を肯定する」という脳の特性なんです。

この「現状肯定」。
私たちの日常で、よく見られている光景です。

たとえば、私のダイエットを事例にしてみますね。

1日の始まりに、体重計にのります。
数字を見てショックを受けるところまで、1セットみたいな感じですね……。

すると、私はこう思うんです。
「今日のランチは節制する!」と。
心にかたく誓うのです。

計画では。

さて、いざランチタイム。
お昼ですから、空腹を感じています。
人として自然なことですよね。

すると、その現状に対して、こう思うんです。
「こんなに空腹なんだから、ちゃんと食べないとダメなんじゃないか?」と。
「オフィスやお客さまの前でお腹が鳴ったら恥ずかしいし。」とか。
それがいかにも正しいことのように思えるんです。

現実では。

運動も同じですね。
「今日から1日1万歩歩く!」と決めます。

計画では。

でも、帰り道にあと4000歩歩かないと1万歩にならない。
すると、「今日は仕事でつかれているから」と1万歩をあきらめます。
「今日はこれだけつかれているから、仕方がない」と。
それが本当に正しい気がするのです。

現実では。

あとは、早起き。
理想のスケジュールを考えたあと、「明日から5時半に起きる!」と決めます。

計画では。

でも、翌朝にアラームが鳴ると、現状に対してこう思うんです。
「こんなに眠いのに、無理やり起きたら日中眠くなるよね」と二度寝する。
「日中のパフォーマンスに悪影響があるかもしれない」と。
無自覚のうちに「いかにも正論」が出てきてしまうんです。

現実では。

これが、私が「現状肯定」は「計画」に勝ると考える理由です。

あと、
・片づけ
・先のばし
・勉強
など色々なバージョンがありますけれど、事例はもう十分ですよね(笑)。

 

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計画した自分を信じるためには?

さて、こんな事例。
あなたには、経験があるでしょうか。
(前述の通り、私には大量にあります)

「計画が守れないのは、仕方ないよね。現状はこれだけこうなっているんだから。」

この構文は、強力ですよね。
計画なんて、簡単に負けてしまいます。

では、「現状肯定」のパワーの前に、私たちは成す術(なすすべ)がないのでしょうか。

対策は、あります。
それができるのもまた、「計画」なんです。
むしろ、計画がなければ、すべては流されてしまいますから(私なんかは特に)。

さて、現状肯定に流されそうになったとき、対抗できる方法は何でしょうか。
私は、「計画した自分を信じよう」と思うようにしています。

たとえば、ブログを書く計画の時間。
ふと、大谷翔平さんのホームラン数が気になったとします。

すると、私の頭の中に「すぐチェックして、ブログに戻れば大丈夫だよ。むしろ、気になったままブログを書くほうが気が散るんじゃない。」という現状肯定が出てきます。

これ、「いかにも正論」です。
何となく説得力もありますし。

ただ、そこで実際に野球情報を調べようものなら、もうダメです。
ほかの選手の情報を調べてしまったりして、ブログ再開まで時間がかかるんです。

こういうときこそ、「計画した自分を信じよう」というフレーズが有効です。

私の計画には「大谷翔平さんのホームラン数を調べる」とは書いてないわけですから。
そして、計画通りに実行した方が、気分がいいこともわかっています。
「計画した自分を信じよう」というフレーズで、計画を守ることができれば、いいことですよね。

もし、あなたも現状肯定に負けそうになったときは、「計画した自分を信じよう」と唱えてみましょう。
今日の中で、1回でも成功すれば、それはすばらしいことですから。

ぜひ、実験してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、ランチタイムに「良習慣塾」メンバーとの集中タイム。
超絶、集中できました。

夜は公開セミナーの準備。
今回は『計画する習慣』セミナーを開催します。

6/30、7/14『計画する習慣』セミナー

計画から、未来は始まります。(^^)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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