思考の習慣

苦手なことに苦しめられるのは、しょうゆがソースになろうとしているからです。

投稿日:2016/12/21


「あの人にできることが、自分にはとてもじゃないけど難しい・・・」

そんな思いを抱えることありますか?

私は、よくあります。(笑)

ただ、以前よりも心のざわつきはかなり少なくなりました。

自分のコンプレックスに肯定的な意図を持つことができるようになってきたからです。

 

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自分よりすごい人と比べて落ち込む愚

今年、自分のビリーフに取り組んだことで、私のこのコンプレックスは大きく解放されました。

たとえば(というまでもないくらいに)、私は不器用です。(^_^;)

いろいろことがうまくできませんし、はじめてやることで「なんとかなるかな」と思ったことはだいたいミスします。

私には、そのような自分の能力がコンプレックスでした(今年まで気づいていませんでしたが・・・)。

反対に、私の同僚や友人には、「この人は挫折を知らないだろうな。すごい人だなぁ・・・。」という人たちがいます。

そのような友人たちと無意識のうちに比較して、「自分はだめだ」と思い込んでいたわけです。

 

不器用だからこそ努力するパワーが生まれる

しかし、物事には必ず陰陽があります。

私が不器用であることにも、「肯定的な意図」を読み取ることが可能なのです。

生まれてから器用で能力に長けた人というのは、とくに努力や工夫をしなくても、物事をクリアできてしまうのですよね。

ただ、私のように不器用な人間というのは、不器用だからこそ工夫をしようとするし、時間を味方につけて自分ができる行動を続けようという気持が生まれます。

ない知恵を必死に絞りだそうとするし、そのぶん習慣化のノウハウなどを研究したいと思うわけです。

その習慣化だって私が挫折していることはたくさんありますし、失敗もしています。

たとえば、早起きは完ぺきにはできません。

今も二度寝してしまいますし、、、夜までブログを書いたり、夜までコーチングのSkypeをすることもあります。(^_^;)

でも、早起きをやめるつもりはありません。

また、ほかの習慣化もいつでもリスタートしていきます。

そうでもしないと、私のような人間は生き残れないからです。

 

しょうゆがソースになるのは難しい

そのように考えると、不器用さも自分の武器になるのですよね。

たとえば、「見た目も性格も暗いんです・・・」という人がいたとします。
(なぜか世の中の風潮として暗いのはよくないことのように言われるのであえて例に出しています・・・)

たしかに、その人は、暗いことを気にしているかもしれません。

だとすると、お祭り会場の売り子やキャンペーンガールには向かないでしょう。

でも、その人が葬儀屋の受付や墓石屋の販売をやると、、、見事にはまるわけですよね。

一方で、葬儀屋や墓石屋に明石家さんまさんがはたらいていたら似合わないわけです(笑)。

調味料でいえば、お刺身にしょうゆをつければおいしいですが、お刺身にソースはあいません。

でも、ソースはとんかつにはばっちり合います。

これは、しょうゆは刺身に、ソースはとんかつにおいて「ところを得ている」状態です。

人間の才能もそれと同じです。

「自分は⚪︎⚪︎できないからダメ」ということにはなりません。

自分が向いている場所を探せば良いわけですし、むしろそうするべきです。

ですから、サポートに向いている人は、自分で無理やり憧れの人とまったく同じようにやるのではなく、自分欲求がふれる活動に力を入れることが大事なのではないでしょうか。

それが自分のためだし、その人の才能がほかの誰かの役にたっている状況だからです。

ソースが、「なぜ、自分はしょうゆのようにお刺身をおいしくできないんだろう・・・?」と悩んでも仕方がないのです。

その人の役目はしょうゆを目指すではなく、ソースとしておいしくなることを目指したほうが楽しく幸せなはずですよね。

それなのに「しょうゆになれない自分は、なんてだめなんだ。。。」と思い続けている。

それでは、充実感を持ってハッピーに生きられるはずがないでしょう。(^_^;)

ソースなのにしょうゆを目指していると苦しいです。

ですから、コンプレックスやほかの人より(一見)劣っているとみえるようなところも、自分の才能ととらえるのです。

ですから、探すのはどこかに飛んでいるはずの青い鳥ではなく、どこに自分を活かせる場所があるのか、という場所です。

また、自分の才能を待っている人たちとが存在している場所も探さなければなりません。

そこが簡単ではないのですが、探し続ける価値はありますし、探し続けなければ、未来も今と同じ状態になってしまいます。

はてして、あなたはしょうゆタイプなのか、ソースタイプなのか?
(もちろん、ほかのタイプもたくさんありますのであくまで比喩です)

そこを考えてから努力したほうが良いでしょう。

 

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■編集後記

今日の記事は、友人の小嶋さんと水道橋で食事をしているときに話したテーマです。

小嶋さんとは、共通する課題、共通する境遇、共通するビリーフなど、、、

共通点がありすぎてまたたく間に時間が過ぎました(笑)。

小嶋さん、ありがとうございます(ぜひまた)!

【本日おとずれたおすすめのお店】
春風萬里|【公式】東京ドームホテル

(3年前に、憧れのかたと初めてお食事をご一緒したお店です)

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-思考の習慣

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