気づく習慣

「パクる」から「サンプリングする」へ。違和感を覚える言葉は変換しよう。

投稿日:2016/09/04


人と話したり、文章を書いているときに、自分が選ぶ言葉に違和感を覚える瞬間がありませんか?

そのようなとき私は、似たような言葉に変換できないかということを考えるようにしています。

たとえば、「パクる」という言葉は、「サンプリングする」という言葉に言いかえて使っています。

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「パクらせてもらいます!」という言葉に違和感

先日、はじめてお会いした方と話しているときのできごとです。

彼は、私の名刺を見て、「伊藤さんの活動、すごいです!ちょうど名刺を新しくしようと思っていたので、デザインやレイアウトなどそのままパクらせていただきます!」と言われました。

自分の活動に興味を持っていただき、参考にしていただくのは嬉しいものです。

「真似をされない」ということは、「この人の良いところを自分にも取り入れてみよう・・・とは思われない人」ということだからです(言い方はあまり良くないのですが・・・)。

私もようやく、ブログや週末起業などを通して私の活動を参考にしていただいた方に、「伊藤さんの真似をしました!」という言葉をいただけるようになってきました。

数年前まで上から目線で話されることがほとんどだったのですから(笑)、ありがたいことですね。

真似をすること自体は、悪いことではないと考えています。

だだ、表現として、「パクる」というのはちょっと気になりました。

その方に言われたときに、心がざわついたからです。

 

「パクる」「真似」「盗む」☞「サンプリング」に変換

思えば数年前から、私にとっては「パクる」という表現がどうしてもしっくりきませんでした。

同様に、「盗む」「真似する」も少しニュアンスにネガティブな印象を受けます。

そのため、「良いところを取り入れる」という意味で、良い表現はないものかと探していました。

そんなあるときに出会った言葉があり、それ以来使っている言葉が、「サンプリングする」です。

大辞林のアプリで調べてみました。

【サンプリング】
調査を行いたい母集団(全資料)の名簿から、直接、調査の対象となる標本を抜き出すこと。標本抽出。抽出法。

この「抽出」という意味合いが私にフィットします。

「人の真似をする」ということに抵抗を感じていましたが、対象から「良い部分を抽出する」という意味では、「サンプリングする」という表現や意味合いが私には合っているのです。

「たんに横文字にしただけで、パクると意味は同じじゃないか。」という見方もありますが、そこは自分の好みということで(笑)。

 

ネガティブをポジティブに変換して受容する

私自身、師匠たちや本などから「おっ、これは良い!」と感じたものは、できる限りサンプリングさせていただいています。

私のような凡人が1から何かを考えたって、たいしたものはできあがらないからです。

それよりは、良いと思ったものをサンプリングして、自分で考えようとした場合に生じていたであろう時間やエネルギーを大幅に省いて成果をあげたいと考えているのです。

私があえて言うまでもなく、人生は有限です。

自分の頭で考えることは大事ですが、何もかも1から考えていたら人生を楽しむ前に終わってしまいますよね。

と言いつつ、、、以前の私は、「人の真似をするのはいけないことだ」というわけのわからないビリーフやプライドのようなものがありました(ああ、恥ずかしい・・・)。

しかし、今は断言できますが、何ものでもない自分が、そんな小さなプライドを持って先達たちの思考や行動をサンプリングをしていなかったから成長できなかったのです。

小さなプライドがどうしても邪魔する場合は、「パクる」ではなく、「サンプリングする」と言いかえてみましょう。

不思議なものですが、言葉の選びかた1つで自分の中に入ってくる印象も変わります。

「パクる」という少しネガティブな言葉が、自分を鼓舞してくれるポジティブな言葉に変わるということがあるのです。

 

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■編集後記

昨日は息子の中学校で行われたイベントに参加。

奥さんが出店の手伝いをする関係で、大きめの氷を運んだのですが、それだけでお母様がたに感謝されました。

こういうちょっとしたことで幸福感を感じてしまいます。

やはり私には「人の役に立ちたい」という欲求があるようです。

・・・単純なだけという噂もありますが(笑)。

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