思考の習慣

自己否定ばかりでなく「今の自分ができることはやっている」という視点もあっていい。

投稿日:


「自分はまだまだこんなものじゃないのに、、、なぜできないんだろう?」という気持になることはありますか?

ふり返りをして改善することは大切ですが、「今の自分の実力でやることはやった」という視点も持つことは、自己受容感を高める上で重要です。

 

スポンサーリンク

 

「もっとがんばれたはず」は本当なのか?

1年のふり返りをしていると、毎年思ってしまうのが「がんばれば、自分はもっとできたはずなのに(やらなかった、できなかった)」と考えてしまうことです。

要は、自分の1年間にだめ出しをしてしまうのです。

私自身で考えてみると、目の前にやることがあるのにもかかわらず、

・さぼってしまった
・なまけてしまった
・だらだらしてしまった
・二度寝してしまった

などという自覚があるので、そのように思ってしまうのですね。(^_^;)

そのように考えていると、はじまるのが自分への批判です。

それが、先の「がんばれば、自分はもっとできたはずなのに(やらなかった、できなかった)」につながるのだと考えています。

以前のマイコーチには、「それは1年前と比べて伊藤さんのレベルがあがったからということですよ」と言われたことがあります。

でも、そのときは「そんなものなのかな・・・」というくらいの気持で、そのフィードバックをうまく受け取ることができていなかったのです。

 

「今の自分ができることはやっている」と考えてみる

しかし、最近考えるのは、「今の自分ができることはやっている」という感覚を持つことは重要だということです。

そこが、自信を持つためのスタート地点だからです。

その部分を見ないようにして自己否定をくり返していると、いつまでたっても自信を持つことはできません。

ですから、現実がどうか、理想がどうかはひとまず置いておいて「今の自分ができることはやっている」と認めることが大切なのだと思うのです。

「今の自分ができることはやっている」と受けとめることで、目の前のタスクに集中することができるようになりますし、それが自分の成果を高めることになるからです。

一方で、「今の自分ができることはやっている」と考えると、だらだらしていても「今はこれでOK」と受容することになり、自分を甘やかすことにつながってしまうのではないか、という見方もあるかもしれません。

ただ、その状態さえも「今の自分ができることはやっている」という見方もできるのです。

誰にでも「こうなったら良いな」という理想はあるでしょう。

その理想と現実にギャップがあるから「こんなものではない」と考えてしまいます。

でも、そこで抜け落ちているのは、自分の現状のスキル、知識、ツール、そして体調なども含めて「すべては現在の自分の実力なのだ」という視点です。

タスクを遂行する能力が自分にあったとしても、周囲の状況がそれをゆるさないとか、たんにモチベーションがない、ということも1つの状況になり得るからです。

 

できない状況も含めて「今の自分の実力」と受容する

「あのとき、もっとしっかりやっておけばよかった」と考えることは誰にでもあるでしょう。

できるのにやらなかったことを後悔することもあるかもしれません(私は、けっこうあります・・・)。

ただ、その際にできなかったということは、それも含めて状況が許さなかったのです。

もし、それができるのであれば、やっていた(できていた)はずだからです。

「できるはずだったのにやらなかった」という状況であっても、ピンポイントでふり返ってみると、やはり自分なりにできることはそれなりに一生懸命やっていたのではないでしょうか。

それに、普段の自分の実力だったらできるはずのことが(そのときは)できなかった、ということもあるでしょう。

常に全身全霊をかけて行動できればそれはすごいことですが、そのような克己心や意思の強さが自分に無いのは、私たちはもうわかっているはずです。(・・・よね?笑)

ですから、「今の自分ができることはやっている」と考える見方も持っていて良いのです。

現実を受けとめるというのは、このように「今の自分ではここまでしかできない」という現実も受け入れるということです。

また、「今の自分ができることはやっている」と考えられるのは、自分の現実に向き合い、受け止められているということにもなるのですね。

ですから、「もっとできたはず」と考えすぎて、過度に自分を批判しないようにしましょう。

自己否定からは何も生まれません。(^_^)

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

最近、寝ているときに鼻づまりがひどく、妻の快眠を妨げていたそうです。(汗)

午前中に耳鼻科にいったのですが、大混雑。

診療も満員、処方薬をもらう薬局も満員で、3時間以上かかりました。。。

病院って、本当に時間がかかるのですよね。(^_^;)

鼻に大きな異常はなかったようで、ホッとしました。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

成長し続ける人の「感・学・気」の視点。伸び悩む人の「不・未・無」の視点。

成長し続ける人と伸び悩む人の違いはどこにあるのでしょうか。 その1つは、「どこに焦点をあてているのか?」というポイントです。 (猫のにらむ視点・笑)   「感・学・気」の視点と「不・未・無」 …

第1次的な感情と第2次的な感情。大切にするべきは第1次的な感情。

感情には第1次的なものと第2次的なものがあります。 感情のトラブルを避けるためには、第1次の感情を上手に扱うことが大切です。   スポンサーリンク   帰りが遅くなった息子にぶつけ …

ライフワークにしたいレベルの活動を続ける☞習慣化が成果につながる。

習慣やライフワーク活動を短期視点で考えるのはおすすめできません。 長期視点で考えるようになって、ようやく覚悟が決まるものも多いからです。   スポンサーリンク   習慣化のコツは長 …

激しい怒りの感情にどう対処するか?タイミングと適切な表出で吐き出しておくことが大事。

激しい怒りのような感情がわきあがってきたとき、どうすればよいのでしょうか? いろいろな対処方法はあると思いますが、ポイントは「ためこまずに表出させることが大事。でも上手に表出させること」です。 &nb …

自分を信じられるようになるための「決断」の回数と深さ。

自分を信じられるようになるためには、どうすればいいのでしょうか。   「決断」と「決意」の違い 自分を信じられるようになる方法があります。 それは、 ・決断の回数を増やすこと です。 誤解が …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。