コミュニケーションの習慣

初対面でも会話に困らないために。「ラポール」を作り出すための2つのやり方。

投稿日:2019/01/22


コミュニケーションが上手になるためには、テクニックやスキルも大事です。

しかし、テクニックやスキルが機能するためには、前提条件として「ラポール」が築かれていなければなりません。

 

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お互いが相手を信頼している状態「ラポール」

コミュニケーションをとる上で重要なものに、「信頼感」や「親近感」があります。

あなたも、自分に似ている人や親和性を感じる人に親近感を持ったことがあるのではないでしょうか。

そのような人たちとだけ関係性を持てていればいいのかもしれませんが、自分と親しい人だけしかコミュニケーションをとらなくていい、というわけにはいきませんよね(笑)。

その場合、たとえ一時的であっても、相手に「信頼感」や「親近感」を持ってもらえるほうが、コミュニケーションはスムーズになるでしょう。

そのような、お互いが相手を信頼している状態を「ラポール」と呼びます。

「ラポール」は、コーチングや心理学のようなコミュニケーションスキルを学ぶと必ず出てくる言葉です。

最近はコミュニケーションが重視されていることがあるせいか、「ラポール」という言葉をよく目にするようになっているので、あなたも見聞きされたことがあるかもしれませんね。

ただ、「ラポール」は、親しい人同士だからといって常につくられているわけではありません。

一方で、初対面の人だからといって「ラポールが築けない」ということもないのですね。

 

「ラポール」を築く方法(1):相手との共通点を発見する

この「ラポール」。

ほかの人と一緒にコミュニケーションをとりながらゴールを目指す場合は、非常に重要な関係です。

たとえば、コーチとクライアントに「ラポール」がなければ、コーチにどんなにコーチングスキルがあっても、コーチングは機能しません。

なぜなら、「ラポール」ができていなければクライアントさんが心から納得しませんし、クライアントさんが納得しなければ、現状に変化を起こすための行動にうつせないからです。

反対に、2人の間に「ラポール」があれば、たとえ雑談のような話であっても、最終的にクライアントさんが自主的に気づき、行動できるようになることもあります。

それだけに、「コーチの最初の仕事は、クライアントさんとのラポールを築くこと」とも言われているのです(最初が肝心、ということですね)。

さて、では具体的には、どのようにしてラポールを築けばいいのでしょうか。

私のおすすめは2つです。

まず1つ目は、「相手との共通点を発見する」ことです。

好きなものや趣味などが同じだとすぐに打ち解けられるときがありますよね。

出身地が同じことや卒業した大学が同じだと、一気に親近感がわくこともあると思います。

世間話で天気の話が使われますが、その理由は、天気は誰にとっても共通しているものだからです。

そのようにして、相手と同じことや共通点をたくさん発見していくと、「ラポール」が築きやすくなります。

ですから、初対面の人とコミュニケーションを上手にとるためには、「ラポール」がつくれるかどうかが、非常に大事になりますよね。

 

「ラポール」を築く方法(2):相手との共通点をつくり出す

しかし、共通点がなかなか見つからない人ということもあるでしょうし、実際に共通点がなければどうしようもありません。

そのような場合は、2つ目の「相手との共通点をつくり出す」が有効です。

相手がどのように話して、何を見ていて、何を感じているのか。

話している相手の声のトーンや話しているスピード、表情などに意識をフォーカスして相手の話を聴くのです。

このとき、無理に「相手が話し終わったら、何を話そうか」と考えなくても大丈夫です。

それよりも、相手の話を聴いて、共感することやあいづちをうつことのほうが大事。

イメージとしては、よく、学校の女子たちや電車の中でのおばさまたちがお互いの話を聴きながら共感し合っていますよね。

「そう、それそれ!」といったリアクションがぴったり一致する感じ。

あの状態は完全に「ラポール」ですね。

男性には、あのレベルは難しいかもしれませんが(笑)、目指すことはできるでしょう。

実際、コミュニケーションが上手な人というのは、スルッと相手の世界に入り込める人だと思っています。

そのようして相手に合わせて、自分のあいづちや話すスピードを調整するのが上手なのですよね。

このように、相手の会話のスピードや会話の内容に合わせていくことを「ペーシング」と言います。

このペーシングが、「相手との共通点をつくり出して」くれます。

ということで、コミュニケーションをスムーズにするための「ラポール」、あなたも意識してみてはいかがでしょうか。

これは仕事だけではなく、家族や友人にも活用できるものです。

 

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■編集後記

昨日は、先週の会社の仕事のトラブル収集などに奔走。

事態がいったん落ち着き、謝罪をして、ようやく一息つくことができそうです。(^_^;)

急きょフォローをお願いして、土曜日に可動していただき、快く対応してくださった協力会社さんに感謝です。

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