書く習慣

目標設定が苦手な人におすすめ。ネガティブなパワー「いやだ!」を活用した目標のつくり方。

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先日、クライアントさんから「目標は必要だと言われますが、その目標が思いつきません・・・」という相談を受けました。

そのようなケースでは、「こうなったらいいな」というポジティブなアプローチよりも、「こうなったらいやだ!」というネガティブな感情からスタートすることをおすすめしています。

 

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「ネガティブリスト」を2週間実践

先日参加した「書く習慣」セミナーで手に入れた思考フレームの1つに、「ネガティブリスト」というものがありました。

「ネガティブリスト」のフォーマットは、驚くほどシンプル。

(1)左の列に「ネガティブなリスト」を書き出す

(2)右列に「どうする?」というアクションを書き出す

という、本当にシンプルなリストです。

ただ、これがシンプルなだけに私にフィットして、とても良かったのですよね。

セミナー受講後、2週間ほど毎日書いています。

このネガティブリスト、最初にきいたときは「タスクリスト」や「未完了リスト」と何が違うのかな、と思っていました。

ただ、そのどちらとも少し異なるニュアンスが、リストを書き出しやすくする効果があったのですね。

たとえば、

・友人のメールに返信する

というアクションがあるとします。

タスクリストなら、

・友人のメールに返信する

のままでいいでしょう。

「未完了リスト」なら、

・友人のメールに返信していない

ということになるかもしれませんね。

ただ、これだけだと、なんとなくアクションにうつしにくい部分があるのです。

感覚的なものかもしれませんが、どこか「リスト→アクション」が分断されているような感じがしたわけです。

また、うれしい内容やよろこびのメールだったらすぐに返信できるのですが、ちょっと返信をためらうものや重めの内容だからネガティブなものとして残っているはず。(^_^;)

ですから、前に進めるためのアクションが重要になるわけです。

そのために活用デキるフォーマットが「ネガティブリスト」です。

では、「ネガティブリスト」だと、どのように書くのかといえば、

・左列:友人のメールに返信していない

・右列(どうする?):下書きを1行でいいから書いてみる

みたいな感じになるわけです。

このちょっとした違いなのですが、思ったより大きいのですね。

 

「ネガティブリスト」の具体的な書き方

では、「ネガティブリスト」の具体的な書き方をお伝えしますね。

 

やり方

私がおすすめのやり方は、まずはどんな小さなことでもいいので2つか3つを書き出してみることです。

やってみていただくとわかりますが、やる前は、「そんなにネガティブなことないんだけどな・・・」と思う人も多いと思います。

実際、私もそう思っていました。

しかし不思議なもので、書き出すと芋づる式にどんどん出てくるんですね。

私の書き方としては、はじめは左列だけをバーっと書いていく感じです。

左列をある程度出し切ったと思ったら、次に右列にアクションを書いていきましょう。

また、さらなるポイントとしては、「時間を測って取り組む」ことがおすすめです。

時間は7分から10分くらいを目安にしましょう。

たったこれだけのことですが、終わったあとは爽快感を味わえますよ。(^_^)

 

注意点

「どうする?」のアクションは、いきなり大きなアクションにしないことがポイントです。

ここを大きくしてしまうと、結局動けなくなり、結局消化不良のままになります。

ですから、本当にベビーステップで、「ちょっとした仕掛りにする」くらいの感覚のアクションを書いておくことがポイントです。

「これなら、少しできそうだな」というレベル感です。

私が実践してみて受け取った感覚としては、3分から5分くらいで完了するようなチャンク(かたまり)がおすすめです。

 

応用編

これは「目標が思いつかない」という人におすすめです。

それは、

・自分の人生からなくなって欲しいもの

を書き出してみることです。

いま抱えている問題や不安、心配ごとをすべて書きだすのです。

とにかく思いつく限りのネガティブな要素を書くと、恐ろしいほどの開放感があります。

私はつい最近やってみたのですが、それまで存在しなかったような何かが解き放たれたような感覚がありました。

ネガティブには、強いパワーがあるんですね。(^_^;)

 

ネガティブな「いやだ!」から目標を考える

そう考えてみると、ネガティブにパワーがあることは私たちも経験しているはずです。

それが「これだけはいやだ!」という感情です。

あなたにも「これだけはいやだ!」と感じた経験ありますよね?

この「いやだ!」は、本当の感情から発露されるため、心の底から「いやだ!」ということはすぐに思いつくものなのです。

人には誰にでも譲れない一線があるはずだからです。

ただ、反対の視点もあって、自分の中の「いやだ!」を感じると、逆にモチベーションが高まることがあるものです。

たとえば、私なら、自分の理想の体重より5kgも増えているのは「いやだ!」と思ったのでダイエットの習慣をやり遂げることができました。

万が一、勤務している会社がなくなって家族を路頭に迷わせるようなことがあったら「いやだ!」と心の底から感じたので複業活動をスタートしました。

私の師匠は、組織が「いやだ!」と強烈に感じたから独立をしました。

そのように、「いやだ!」は、力強い「やる!」に変えることができるのですね。

ですから、もしもあなたが夢や目標を思い浮かべることが苦手なタイプなら、ネガティブな側面から「自分の人生からなくなって欲しいものリスト」をつくってみましょう。

・あなたの人生に絶対に起こってほしくないことは何ですか?

・あなたが絶対に欲しくないものは何ですか?

・あなたが絶対にやりたくないことは何でしょうか?

ここを考えてから、今度はそれらのリストと正反対のことを考えるのです。

 

明確な「いやだ!」は力強さに変わる

このアプローチで、人によっては、かなりしっくりくる夢や目標ができあがるはずです。

たとえば、「お金がない状態はいやだ!」というネガティブリストから、「お金には困らない生活レベルを維持したい」という目標ができる、といったイメージです。

具体例をあげてみますね。

いま活躍している芸能人やスポーツ選手で、「子どもの頃は貧乏だった」という話を聞いたことがありませんか?

彼らは、子どもという人生の早い段階で、「お金がなくて大変な思いをする」という大きなネガティブを感じているのです。

つまり「欲しくないもの=お金に困る状態」が、明確にわかっていたのですね。

ですから、

・子どもの頃のような、お金がない状態に戻るのは「いやだ!」

と圧倒的な感情を持っているわけです。

意識的にしろ、無意識的にしろ。

ですから、普通の人が考えられないような努力を継続できるのですね。

これがネガティブの力強さです。

さて、このような「いやだ!」のパワー。

ぜひ、あなたも活用してみましょう。

まず、絶対に欲しくないものをリストにする。

そうして、その反対を実現させるためにエネルギーを活用する。

そのときに湧き出るエネルギーが、あなたの心の奥深くにある根源的なモチベーションにつながっている可能性があります。

 

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■編集後記

昨日は、朝5時から早朝Skypeセッションでした。

朝からコーチングセッションという重要活動ができると、
第2領域に投資できた感じがします。

朝のいい気分が、1日持続するのがいいのですよね。(^_^)

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など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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