質問の習慣

自分の中で無意識でまわっているセルフトークが、今のあなたの成果を決めている。

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人間は頭の中で、無意識のうちに自分と会話しています。

その質問のクオリティーが、その人の行動の質(=成果)を決めているのです。

 

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頭の中で話している「セルフトーク」

アール・ナイチンゲールさんの本「人間は自分が考えているような人間になる」という名著があります。

本書を読んだのはもう何年も前ですが、最近、あらためて「人間は自分が考えているような人間になる」というのは「本当だよなあ」と考えるようになりました。

これは私の中では、「強く望めば、願望は自然に引き寄せられる」というのとはちょっと違う感覚です。

それよりも、「いつも頭の中で考えている質問が、行動に大きく影響する」ということです。

心理学でいうと「セルフトーク」というものですね。

たとえば私自身の例でいうと、以前は、「どうしたら誰もが早起きを習慣化できるようになるのだろうか?」と、寝ても覚めても、という感じで考えていました。

ですから、早起き習慣化へのアンテナが鋭敏でしたし、セミナーも毎月開催していました。

早起きセミナーを全国で開催して、早起きセミナーを100回やろうと真剣に考えていました。

ですから、早起きの専門家としてのセルフトークを脳内でまわしていたのです。

別の人の例でいえば、やきとり屋の店主が「どうすれば日本一のおいしいタレをつくれるだろうか?」と常に考えていたら、レベルが高いやきとりをつくれるようになるでしょう。

もしも、いつもラーメンのことばかり考えているやきとり屋の店主は、やきとり屋ではなくラーメン屋に業態を変えるはずです。

 

その人の人生は、その人の思考がつくり出す

これは、あなたも同じだと思うのです。

今のあなたは、これまでのあなたがどのようなセルフトークを自分に問いかけてきたのか、という思考の集大成なのですね。

マラソンがはやい人は「どうしたらもっとはやく走れるだろうか?」と考えてきた結果です。

ブログがおもしろくてアクセス数が多いブロガーは、「どうしたらもっとたくさんの人に楽しんで読んでもらえるだろうか?」と考え続けてきた結果なのです。

その現象の出発点は、「どのようなセルフトークを自分に投げかけているか?」です。

つまり、それが、

・いつも頭の中で考えている質問が、行動に大きく影響する

ということであり、

・その人の人生は、その人の思考がつくり出す

ということですね。

その思考をつくり出すのが、セルフトークということです。

セルフトークとは、言い換えると「頭の中の無意識の質問」です。

人は1日のうち、無意識に平均6万回の質問をしていると言われています。

その質問の中でくり返している質問が、その人の人生を形づくるわけです。

 

あなたはどのようなセルフトークを持ちたいか?

これまでに350時間以上、プロフェッショナルコーチとしてのべ300人以上の方々に接してきました。

そこで、微妙なニュアンスに気づくことがあります。

行動ができず、停滞する人の言葉は、

・なぜうまくいかないんだろう?
・どうしてあのレベルの人が成果をあげているんだろう?
・なぜうちの奥さんは理解してくれないんだろう?

というニュアンスのセルフトークを持っているのです。

一方で、うまくいっている人のセルフトークは、

・どうすればもっと改善が進むだろうか?
・憧れの人に一歩ずつでも近づくためには何を吸収すればいいんだろう?
・どうすれば奥さんをよろこばせながら、自分がやりたいことをできるだろうか?

という方向なのです。

これらのセルフトークの違いが、私たちの人生の違いをつくっているということです。

前述のとおり、私は「どうしたら誰もが早起きを習慣化できるようになるのだろうか?」というセルフトークを脳内でまわしていました。

ですから、セミナーやコーチングで早起きを習慣化できる方たちを増やしてきました。

別の例でいえば、「どうすればコーチングスキルがレベルアップするだろうか?」というセルフトークをしていました。

ですから、インプットはたくさんしました。

でも、それでは思うような成果、つまり、クライアントさんたちの人生を変えるような劇的な変化はあげられませんでした。

いま思えば、早起きにしても、自分のコーチングスキルにしても、セルフトークの焦点がずれていたのだとわかります。

今の質問は、

・クライアントと私にとって最高のパートナーシップとはどんな状態なんだろう?

・クライアントに最高の笑顔をもたらすために私ができることは何だろう?

といったセルフトークです。

「コーチングがうまくなりたい」という方向とは違っているのですね。
(もちろん、スキルは日々磨いています)

そのようにセルフトークを変えたことで、以前とは異なるレベルの結果をもたらしてくれました。

それくらい、「どのようなセルフトークを持っているか?」はパワフルなのですね。

さて、あなたがいつも自分に向けているセルフトークはどのような質問でしょうか?

そのセルフトークによって、あなたはどのような結果を得ているでしょうか?

あなたが本当に望む結果を得るために、どのようなセルフトークに変えるといいと思いますか?

ぜひ、考えてみましょう!

 

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■編集後記

昨日は、継続クライアントさんたちへコーチングのサポートメール返信。

かなりの大量行動を実践したクライアントさんもいて、うれしい限り。

Kさんは、セッションで約束した以上の行動をされていました。(笑)

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

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