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禁煙と残業に共通する「やめる」ための対処法

投稿日:2020/10/03


やめたいと思ってもやめられない習慣があります。

今回は禁煙と残業の2つの「やめられない」習慣から、対処法を考えてみました。




 

残業を手放せない「かも」の心理

「残業がやめられない」

この心理状態、よくわかります。

このようなとき、頭ではわかっているつもりのことがあります。

・労働時間が短い人ほど生産性が高い

・労働時間が短い人ほど幸福度が高い

・労働時間が短い人ほど高齢まで働くことができる

そのようなデータを見たことがあるのです。

「定時で退社できるようになろう」

そう考えるのです。

しかし、それで残業がやめられたら苦労はありません。

私たちは「かも」を考えてしまうのです。

「明日、自分が困るかも、、、」

「納期に間に合わなくなってしまうかも、、、」

「自分の評価を下げてしまうかも、、、」

こういった気持ちが、残業を手放すことに不安を感じさせるのですね。

ですから、残業をやめるにはこの「かも」をうまく手放す必要があります。

 


 

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禁煙の成功体験を残業をやめる理由に適用する

以前、「残業をやめられない心理は、たばこをやめられない心理に似ている」ということを知りました。

考えてみるとたしかに共通点があります。

たとえば、

・頭や口では「やめたい」けれど、心と体は「やめたくない」と感じている

・「今度こそやめる」と宣言するけれど、結局はもとに戻ってしまう

・うまくやめることができた人は「もう戻りたくない」と思う

という感じです。

私自身、たばこもやめることができたことと、残業を減らすことができたのでこの共通点はよくわかります。

そこで考えたのは、たばこをやめられた理由を定時退社にあてはめてみることです。

私がたばこをやめることができたのは、大きく3つの理由です。

それを残業にあてはめてみました。

 

大義名分をつくった

たばこを吸っているときは、夫婦で喫煙の習慣がありました。

そこに第一子である息子が生まれることがわかりました。

「子どもの健康のことを考えると、禁煙したほうがいい」

そこを考えると、たばこをやめる理由が強くなったのです。

ここを定時退社で考えると「子どもとのコミュニケーションを考えると、定時退社したほうがいい」となります。

子どもが小さいときは、仕事が楽しくなってくる時期でもあるでしょう。

だからといって仕事一辺倒になってしまうのは人生の幸福度を下げます。

命を終えるときに「もっと仕事をしておけば良かった」と後悔する人はいません。

家族との時間をすごす。

この大義名分を自分につくってみましょう。

 

長期的なデメリットを想像した

たばこを吸う習慣があるときは、いま考えると私にはデメリットが多かったです。

・お金がかかる

・健康を害する

・喫煙する時間をムダにしていた

これらのデメリットを上回るメリットを感じられないのにも関わらず、たばこをやめられなかったのです。

あるとき、「このまま長期的にたばこを吸い続けたらどうなるか?」ということを考えました。

すると、お金の面では夫婦で1ヶ月20,000円として年間24万円。

10年間喫煙したら10年間で240万円もたばこに使うことになることがわかりました。

しかも健康にはよくありません。

吸い続ける時間を有効活用することもできない。

さすがに「これは問題だな、、、」と強い危機感を覚えました。

目先のメリットにある意味でだまされていたわけです。

これは、残業し続ける感覚と同じです。

たとえば、先述の3つのデメリットに合わせると、長時間残業することは、

・残業しても基本給があがるわけではない

・睡眠時間を削って健康を害する

・自己投資する時間がなくなる

というデメリットがあるのです。

これは短期的なメリットは感じます。

しかし、長期的に見るとデメリットなのです。

ここを直視しましょう。

 

習慣の仲間をつくった

禁煙に踏み切ったとき、私たちは夫婦で同時に禁煙しました。

これは絶大な効果がありました。

家にいれば、お互いが監視役になります。

私が吸いたくなっても、がんばってがまんしている妻がとなりにいれば「ここで吸ったらお互いのがまんが無駄になってしまう」と想えば、ブレーキがききます。

それは、妻も同じでした。

人は、このような環境的なプレッシャーがないと禁欲的な習慣には弱いのです。

無人島でひとりになって習慣化をがんばる人がいないのと同じことですね。

このような「習慣の仲間」の存在は大きな役割を果たしているのです。

これを定時退社にあてはめると「ほかの人と約束する」という方法がいいでしょう。

人は自分との約束は破りやすいのですが、ほかの人との約束は守ろうとする生き物です。

ですから、

・英会話のレッスンを入れる

・コーチングのスタート時間を早めにする

・資格取得のスクールに通う

・セミナーを申し込む

・友人との約束は早めの時間に約束する

など、ほかの人との強制的な予定を入れるのです。

こうしておけば朝時間に計画をたてるときも「今日は定時退社しよう」という意識が高まるのです。

 


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成功体験の分析が仮説をつくる土台になる

今回は「残業」というやめたい習慣を、禁煙に成功したという成功体験に合わせて考えてみました。

これは、あくまでも私の実体験です。

ただ、このような「やめる習慣」の成功体験は誰にでもあるものです。

あなたの成功体験には、どのような要素があったのか考えてみることが大事です。

それを、今のあなたがやめたい習慣に適用できないか考えてみましょう。

私が何か「やめる習慣」を考えるときには、今回あげた3つの要素を取り入れていけば再現性が高まるはずです。

もしやめる習慣がうまくいかなかったら、3つのうちの要素が弱いのかもしれない。

そのような仮説を立てられるわけです。

それがわかったら、弱い部分を補う工夫を考える。

そうすればうまくいく可能性が高くなります。

そのように、自分の成功体験を分析して、成功の要素を抽出すること。

そのようなアプローチで、あなたの残業時間を減らせないか考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

夜は友人とやきとん屋へ。

Zoomでは毎日のように接しているものの、やはりリアルで会うのはインパクトが変わりますね。

時間を忘れて話しすぎてしまいました。。。(^_^;)


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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