書く習慣 気づきの習慣

出版企画書を書くときに意識しておきたい3つのポイント

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先日、出版企画書セミナーに参加しました。

そこでの学びと気づきを記事にまとめてみます。




 

出版企画書は本の設計図である

出版企画書。

著者が出版社や編集者さんに対して「こういう本を企画しています」と示すものですね。

出版するまでには様々なルートがあります。

そのうちの1つが、著者が出版企画書を作成して出版社に提出する方法。

編集者さんにOKをいただき、社内の編集会議で企画書が通れば、執筆スタートということとなります。

ただ、企画書が通過したからといって確実に出版ができるということでも無いようです。

私が知っている著者の先輩の方々も、お蔵入りになった原稿を持っていると聞いています。

執筆途中で著者と編集者さんの意見や方針が合わなくなり、打ち切りになってしまった例も。

コミュニティーの友人では、念願の出版が決まったまでは良かったものの、執筆がうまくいかずに途中で立ち消えになってしまったという例もありました。

出版企画書は、住宅でいえば建築の設計図のようなもの。

ここをきちんと設計しておかないと、機能的な住宅を建てられないのと同じなのです。

だからこそ、出版企画書を書き慣れておくことが重要だと考えています。

とはいえ、初めての出版企画書を書いたのは昨年が始めて。

何をどう書けばいいのかわかりません。

しかも、制限字数があるので、そこに収めるのがまた大変なのです。

著者は、どうしても「これを伝えたい」という欲求が文章を長くさせてしまう。

「誤解がないように」と。

でも、編集者さんは「ポイントを短く知りたい」という欲求がある。

「結論だけ示して」と。

つまり、

・著者=書き手=長く伝えたい

・編集者=読み手=短く知りたい

という両者にギャップが生まれてしまうのです。

ここに出版企画書の難しさがあると感じています。

 


 

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出版企画書セミナーで学んだ3つのポイント

では、出版企画書では何を意識すればいいのか。

セミナーから受け取った3つのポイントをピックアップしてみます。

 

1:出版企画書はラブレターである

2:著者は読者を連れていく場所を明示する

3:欲しいのは 「情熱・オリジナリティ・説得力」である

 

1:出版企画書はラブレターである

出版企画書は、著者から編集者へのラブレター。

そのような視点から書いてみるといいのだということです。

思わず「なるほど」と口に出してしまいました。

これは私にとってインパクトある考え方です。

出版企画書は、著者ひとりの視点から書いてしまいがち。

でも、それだと「私はあなたのことをこれだけ好きなんです」という一方通行のラブレターになってしまいます。

それでは、相手には響きません。

「僕とおつき合いしていただければ、あなたにこんなにいいことがありますよ」という視点が必要ということなのでしょう。

 

2:著者は読者を連れていく場所を明示する

今回のセミナーで、サラッと言われたこのひと言。

響きました。

著者は、本を読んでくれた読者をどこに連れていきたいのか。

企画書で明示する必要があるのです。

「この本を読んでいただければ、読後にこうなれますよ」と。

これはコーチングの手法に通じるものがあります。

「コーチ」の語源は「馬車」です。

馬車の役割は、乗る人が望む目的地まで送り届けることなのですね。

「そうか!執筆とコーチングにはこんな共通点があるのか!」と気づいた瞬間でした。

 

3:欲しいのは 「情熱・オリジナリティ・説得力」である

編集者さんが欲しいのは優等生としての企画書ではないとのこと。

それよりは荒削りでもいいから著者が持っている

・情熱

・オリジナリティ

・説得力

が欲しいということです。

最後は、著者のエネルギー。

やはり著者の「どうしても世の中や読者さんにこれを伝えたい」というメッセージが必要なのですね。

 

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出版企画書に込めた想いが重要になる

「今は難しいことでも、続けていけばやがて簡単になる」

私が信じていることの1つです。

ブログの記事も最初は今より大変でした。

セミナーも最初は今より大変でした。

少しずつ慣れていくのです。

出版企画書も、まずは量を経験していくことが大事なのでしょう。

たとえば、

・1ヶ月に1冊の出版企画書を書く

・それに慣れたら1週間に1冊の出版企画書を書く

・それにも慣れてきたら毎日に1冊の出版企画書を書く

と習慣化していくのもおもしろいかもしれませんね。

ソフトバンクの孫正義さんが1日1つの事業アイデアを考えていたように。

執筆も同じはず。

書き続けていくことで見えてくることがあると考えています。

私は最初の1冊目『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』の経験しかありませんが、たしかに本の執筆はタフです。

原稿は、毎日少しずつしか進みません。

一気に進まない感じは、マラソンに似ています。

ただ、マラソンは足を動かせば前に進みますが、本の執筆は手をただ動かしているだけではコンテンツになりません。

頭を使います。

また、マラソンは自分だけが走ればゴールにたどりつけますが、本は読者のことを考えて書かなければなりません。

ひとりよがりの文章では誰も読んでくれないからです。

お金も数百万がかかる。

たくさんの人が関わるプロジェクトなのですよね。

自分で自由に書けるブログと違って、依頼を受けて執筆をするというプレッシャーもあります。

私もライターズ・ブロックになり、数ヶ月書けませんでした。

執筆中にギブアップしてしまう人がいるのもよくわかります。

そのように苦しいとき、出版企画書に込めた想いが重要になるのですね。

そのためにも、出版企画書を書くことに慣れていきたいものです。

さて、あなたはどんなことに慣れていきたいでしょうか。

そのために、どんな良習慣を手に入れていきたいでしょうか。

ぜひ考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夏季休暇をとるはずがトラブルで出社する状況に。。。

仕事が詰まっていましたが、なんとか帰宅して夜は家族で「もののけ姫」を観ました。(^^)


 


 

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