良習慣の習慣

「刺激と反応」の間にスペースをつくる内省の習慣

投稿日:


ゆっくりする時間がとれなくなると、失われるのは考える時間。

たとえ予定が詰まっていても、「自分を省みる」時間を無くさないようにしましょう。




 

「良習慣塾」での「内省&書く習慣」セミナー開催

先日は主催している「良習慣塾」のセミナーを開催しました。

今回のテーマは2つ。

(1)内省の習慣

(2)書く習慣

でした。

内容は下記のとおり。

今回のブログでは、主に内省パートについてレポートしますね。

さて、私たちの日常は、

・「刺激」と「反応」

で成り立っています。

シンプルなイメージでいうと、野球のバッティングセンターです。

飛んできた1球を、スイング1振りで打ち返す。

これは、

・ボール1:スイング1

のバランスです。

昔はこれで良かったのです。

会社に電話がかかってきても、電話中なら出られません。

1つずつ対応できていたので、

・刺激1:反応1

というイメージですね。

でも現代は違います。

なぜなら、

・SNS

・メール

・スマホへの電話

・呼び出し

・メッセンジャー

など、あらゆる手段で連絡がやってくるからです。

バッティングセンターでいうと、一気にボールが10個投げられているような感じ。

魔球みたいになっているのです。

このときのバランスは、

・ボール10:スイング1

です。

「ど、どれを打てばいいんだろう?」となってしまって、10個のうちどのボールを打てばいいのかわかりません。

迷っていると、見逃し三振。

何の成果も出せません。

何かのタスクをやっているうちに、別の何かがやってくる。

順番は待ってくれませんので、

・刺激10:反応10

という感覚です。

これが続くと、刺激と反応がぶつかり合ってしまい、ストレスを感じます。

刺激がないとつまらないのですが、ずっと反応しているだけだとつらくなる。

意識もエネルギーも分散。

やがて「できてない」「やれていない」という未完了感ばかり募っていくのです。

では、どのように対処していけばいいのでしょうか。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





「刺激と反応」の間にスペースをつくる内省

このような状況のときにこそ、大事になってくるのが、

・内省の習慣

です。

内省とは自分の内側を省みること。

このときの内省とは、何を意味するのか。

やりたいことは、

・「刺激」と「反応」の間にスペースをつくる

ということです。

このときのスペースこそ、

・内省

なのです。

たとえば、電話がなっている状態でメールが飛んできているときに「ちょっといいかな?」と呼ばれているような状態。

何に反応すればいいのかわからない。

イメージは、反応できなくて止まっている

・刺激10:反応0

とか、すべてに反応しようとして

・刺激10:反応10

という状態でテンパっている状況です。

これは、「刺激」に対して、すぐに「反応」しなければならないと考えているからですね。

「刺激10」に対して、ひと呼吸おいて内省する。

すると、そこにスペースができます。

具体的には、

(1)迫っている10個のタスクをリストアップする

(2)10個のタスクの中で優先順位や劣後順位をつける

(3)1つずつ着手していく

という風に対応することができます。

10個のタスクが同時にやってきても、10個同時に取り組むことはできません。

ですから、頭の中が混乱してホットになっていても、スペースをつくってクールに対応していくしかないのです。

そのためには飛んできたボールをあえて見逃してみることも1つです。

そうして、できた時間に内省でスペースをつくる。

そのような対応が必要なのだと考えています。

 

■スポンサーリンク




貴重な1日を意義あるものにするための内省の習慣

マイクロソフト社の創始者ビル・ゲイツ氏は「Think Week」をとっていました。

1週間もの間、誰にも会いません。

ビジネスの連絡はもちろん、家族からの連絡も断っていたそうです。

そうやって本を持ち込み、内省を続けて新しいビジネスのアイデアを生み出す。

そのようなクリエイティブな内省の時間を確保していたのです。

アメリカの元大統領であるバラク・オバマ氏も同様。

在任中はどんなに多忙であっても、1日1時間はひとり時間を確保。

読書をしたり、内省をするための静かな時間をとっていたのです。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏も同様。

瞑想の時間をとったり、自問自答したり、散歩する時間をとっていました。

これらも内省の時間なのです。

彼らは多忙すぎて、1歩外に出れば対外的なコミュニケーションばかりになるはず。

日中はずっと刺激だらけということです。

だからこそ、内省の時間をとって、刺激と反応の間に「スペース」を入れる必要があったのでしょう。

そのようにして、「刺激と反応」の間に「スペース」をつくる行為。

それこそが、

・内省の習慣

なのです。

このスペースをつくらないと、「バッティングセンター仕事」のスタイルとなります。

飛んできたボールを打ち続けるので、快感があります。

でも、1日が終わって気づくと「あれ?今日は何を成し遂げたんだっけ・・・?」という不安におそわれるわけです。

1日の終わりに充実感を味わうためには、刺激と反応の間にスペースをつくらねばなりません。

そして、今日1日で何が重要なのか。

そこを書き出してリストアップしなければ、充実感を得ることは難しくなります。

あなたの貴重な1日を意義あるものにするためにも、ぜひ「刺激と反応」にスペースをつくるための

・内省の習慣

に取り組んでいきましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時から「習慣化オンラインサロン」の朝活ファシリテーションからスタート。

夜は早めに帰宅して、夕食を家族で一緒に。

平日の夜の家族団らんはいいですね。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

内省と自己対話を「プライマリー・グッド・ハビット=最重要の良習慣」にしてみませんか?

スマホやインターネットは外側からの刺激です。 それらにふれているうちは、自分の内側から出てくるものを封印していることと同じなので注意したいものです。   オバマ前大統領の良習慣とは? 先日、 …

ほかの人の目が気になってしまうあなたこそ、習慣を続けられる才能があるのです。

あなたは「ほかの人の目」が気になるタイプでしょうか? それによって習慣化に挫折したことがありますか? もしそうだとすれば、逆の視点から考えると、「あなたは習慣化に向いている」という可能性があります。 …

自分の焦りから妻にやつ当たりをしたぼくが、気持を落ち着けてすぐに謝れた理由

  こんにちは! 銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。 先日、朝から妻にやつ当たりをしてしまいました。。。 ぼくが妻にやつ当たりするなんて、、、 15年ぶりくらい …

「ひとり時間」のススメ

■泉正人さんの「タイムデザイン」を再読   年始に計画をたてるときパラパラと読み返した本がありました。 それは泉正人さんの「タイムデザイン」という本です。   ※ご参考 タイムデザ …

「大風呂敷を広げる」「大ボラを吹く」「大言壮語する」それを認めてもらえるコミュニティに参加する

■新コミュニティのメンバーの目標に圧倒される   月曜日に参加したNさん主催のコミュニティがスタート。 昨日までにメンバーが今年達成する目標を掲げて宣言しています。   ・会社を辞 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。