仮説の習慣 早起きの習慣 気づきの習慣 良習慣の習慣

「習慣のKPI」とは、習慣のセンターピン行動。

投稿日:2023/04/14


良習慣形成を成功させるためのカギは「この1点をクリアできれば、たいていうまくいく」という行動指標を発見することです。

その行動のための指標を「習慣のKPI」と捉えてみましょう。




 

「習慣のKPI」を考える

ビジネス用語に「KPI(ケーピーアイ)」という言葉があります。

先日、友人が話していたんです。

「毎日、会社でKPIを連呼されていてしんどいんだよねー」と。

そのKPI。

名称は「Key Performance Indicator(キーパフォーマンスインディケーター)」です。

日本語にすると「重要業績評価指標」と言われます。

こうなると日本語というより中国語のようなイメージですよね。(笑)

この、ちょっと難解な言葉。

私なりにシンプルに考えると、

・プロセスゴール

なんだと捉えています。

最終的なゴールに向かうために「ここ、すごく注目しておく必要があるポイントだよね」と設定するものみたいな。

それを1つにしぼりこむ。

「いろいろと役立つ指標はあるけど、この1つの指標をクリアすることだけに取り組んでいこう!」と。

すると、わかりやすくなりますね。

シンプルに、力を注ぎ込みやすくもなります。

結果、成果につながる確率が高まるということなんだと思うのです。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





早寝するための「5大KPI」とは?

このKPIの発想。

「習慣化に当てはめると何かな?」と考えてみました。

パッと出てきたのは、

・センターピン行動

です。

たとえば、早起き習慣化。

早起きするための指標も、たくさんあります。

まずは、前提として、

「早起きするためには、早く寝る」

というゴールがあります。

そのゴールを実現するために「習慣のKPI」を考えるわけです。

たとえば、「早寝するための5大KPI」があります。

それは、

(1)仕事を終える時間(退社時間)

(2)お風呂に入る時間

(3)夕食を食べ終える時間

(4)リラックスタイムに入る時間

(5)ふとんに入る時間

です。

これらにチェックリストをつくり、すべての項目をクリアできたとします。

あなたが翌朝に早起きできる確率は、圧倒的に高まるはずです。

早起きするための要因を自分でつくることができているからです。

そう、「早起き」というのは、あくまでも「現象」なんだと思うんですよね。

「早起きする」という行動というよりも。

つまり、私たちが、

・早起きするための理由をつくる→翌朝に早起きという現象が発生する

みたいなイメージです。

理由がつくれるから、早起きは再現性があるんです。

では、そのような早起きの確率を高める方法があるからといって、誰にでも無理なく早起きができるようになるのか?

といえば、そうでもないんですよね。

「早起きのための5大KPI」をすべてクリアできる1日。

やることが多い現代人には、とても難易度が高いことなんです。

仮に、私のところに「早起きができなくて、悩んでます」という方がいらしたとしますよね。

そのとき、私が「毎日この5大KPIを守ってくださいね。徹底的に。そうすれば、あなたは3ヶ月後、間違いなく早起きが習慣化していますよ。」と言ったとします。

それだけでうまくいくのなら、私の「早起き習慣化コーチングサービス」は成り立つでしょう。

でも、現実はそんなに単純ではないんですよね。

「早寝するための5大KPI」が最初から簡単にクリアできるのなら、誰も早起き習慣化に悩みません。

「これをやれば、うまくいくことがわかっている。それなのにできない……。」

という状態だから困っているんです。

そうした悩みがあるからこそ、私のコーチングサービスの需要があるわけですね。

 

■スポンサーリンク




習慣化のKPIとはセンターピン行動

では、早起きしたい方が「早寝するための5大KPI」に対して、どう向き合えばいいのでしょうか。

それが、前述の通り、

・習慣のKPI(=行動指標)を1つにしぼること

です。

具体的には、早起きをするための行動指標が大きく5つあるとしたら、どの指標を1つだけシンプルに守ればいいのか。

・ほかの4つは手放す

・でも、この1つは徹底して守る

という感じにして、早起き習慣化を実現させていくのです。

当然のことながら、1つを守るだけでも簡単ではありません。

ダイエット習慣も同じですよね。

・食事は腹八分目に抑える

・運動をする

・水を飲んで代謝を促進させる

・野菜をたくさん食べる

・糖質は控える

といった対策をとることができれば、ダイエットは成功するでしょう。

これも1日や2日なら、可能です。

1日だけなら、私たちは誰でも「習慣化の達人」になれます。

ただ、残念ながら、習慣化の成果は短期的には決まらないんですよね。

中長期での成果を目指すからこそ、習慣化だからです。

「お金持ちになりたい!」といって、宝くじを買うようなものではないんです。

その成果を出すためのプロセスを理解して、行動を続けることができる。

そのゴールに合わせて、自分の考え方や行動のルールを変えていく。

やがて、成長している自分に気づく。

それが、習慣化の醍醐味です。

実際、私が習慣化を「すばらしいよなぁ」と思う1つは、

・「以前のダメな状態には、2度と戻りたくない!」という気持ちが芽生える

ということです。

たとえば、早起きの気持ちよさ。

朝時間が有効活用できます。

波及効果で、1日のパフォーマンスが高まります。

「コントロール感」を味わえるわけです。

この気持ちよさを体感すると、翌朝も「また、早起きしよう」という気持ちになるんですね。

「早起きをするために早く寝る」という原則を守ることに集中する。

「習慣のKPI」である、センターピンを1つだけ倒す。

そのようにパターンを変えていくわけです。

すると、私たちの習慣パターンは変わっていきます。

スタートは、「習慣のKPI」を設定することからなんです。

つまり、

「この行動さえ守れれば、だいたい60パーセントから70パーセントくらいはうまくいく」

という「行動指標」を見つけること。

それが、重要なのです。

まずは仮説でOKです。

1日をふり返り、あなたは自分のセルフドクターとして、「ここが行動指標になりそうだな。」という感じで、1日のすごし方を分析してみましょう。

行動指標が大きくはずれているなら、違う行動指標を探せばOKです。

こうした試行錯誤が、あなたの早起き習慣化レベルを底上げしてくれます。

レベルが上がれば、行動指標を外してしまうことがあっても、早起きができていたりするものですから。

そうなれば、「強くなったあなた」になっているということです。

「習慣のKPI」をクリアするように、意識してみましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。

ランチタイムにコーチングセッション。

夜は「良習慣塾」セミナー準備でした。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-仮説の習慣, 早起きの習慣, 気づきの習慣, 良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

ふり返りの習慣を定着させるための3つの対処法。ふり返りは漢方薬のように効く

計画するのは好きだけれど、ふり返りは苦手。 「うっ、わかる」という人は多いのではないでしょうか。 そのような人のためにふり返りの習慣を定着させるための3つの対処法を書いてみました。   なぜ …

あなたにとって重要な価値観を発見する方法

「価値観に沿って生きることが大事」と言われます。 でも、自分にとって重要な「価値観」とはどのように発見すればいいのでしょうか。 あなたにとって重要な価値観に気づく方法を記事にしてみました。 &nbsp …

理想と現実のギャップを探りあてる方法

第1ステージから第2ステージへ 昨日のエントリまでで、自分の人生にとって本当に重要なものは何なのか、質問によって問いかけてきました。 最初の第1ステージです。 お伝えしていませんでしたが、最終的には全 …

「1日だけ早起きしても何も変わらない」という人におすすめのポジティブアプローチの連続質問

「1日だけ早起きしても何も変わらない」 そう考えて早起き習慣化に挫折してしまう人は「ポジティブアプローチの連続質問」を活用してみましょう。   早起き習慣化がヨーロッパの国につながった理由 …

「時間をうまく使う」という言葉の本質的な意味に気づいた話

あなたにとって「時間をうまく使う」とは、どのような意味でしょうか。 私にとって「時間をうまく使う」という言葉の意味に気づいたことがあり、記事にしてみました。   「時間をうまく使う」の意味と …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。