モチベーションの習慣

楽しさ(わくわく)を感じながら習慣化することは可能か?

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「楽しさ(わくわく)を感じながら習慣化することは可能か?」

今日、ブログ部の友人から相談された質問です。

私なりの考えを記事にしてみました。




 

質問:「楽しさを感じながら習慣化することは可能か?」

「楽しさを感じながら習慣化することは可能か?」

めちゃめちゃいい質問ですよね。

質問の背景はこうです。

・わくわくしながら習慣化できれば楽しいから継続できるので理想的である

・一方で、続けるためにはわくわくしないことにも取りくまなければならないときもある

・このどっちつかずの感情はどうとらえればいいのか

ということなのでしょう。

習慣化するための「楽しい」と「苦しい」が同居してしまっているわけです。

こういう状態を「ダブルバインド」と言ったりします。

たとえば「ビジネス活動のために自分の認知を広げたいのに、複業なので顔出しができず活動が制限される」みたいな。

ようするに「矛盾」ですね。

さて、どう考えればいいのでしょうか。

私の意見は、

・可能

です。

ただ、条件があります。

「楽しさ」を区別することが必要なのです。

 


 

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やる気の4つのレベルと「楽しい」の2つの感情

前提として考えたいポイントが2つあります。

 

やる気の4つのレベルと「楽しい」の2つの感情

1つ目は、

(1)やる気の4つのレベル

です。

2つ目は、

(2)「楽しい」の2つの感情

です。

図にしてみました。

この図を前提に考えていきますね。

 

楽しい=快感

トラップは、

・楽しい=快感

になっているときです。

このときのやる気は、図の左側にある

・テンション→モチベーション

の領域です。

左からやる気が出やすいレベルとして

・レベル1:テンション

・レベル2:モチベーション

という順番になっています。

この領域にあると、たしかに楽しく習慣化に取り組むことができます。

たとえば、プロ野球が子どもの頃に「野球をやっていると楽しい」という風に感じている感覚です。

野球の練習に行く。

どんどん上達する。

試合にも勝てるようになる。

快感ですよね。

ですから「楽しい」わけです。

野球のトレーニングを習慣化するのは簡単でしょう。

ただ、快感というのはトラップなのですね。

私たちの場合も考えてみましょう。

「快感」を求めて行動するとどうでしょうか。

・満腹という「快感」を求めて暴飲暴食してしまう

・刺激という「快感」を求めてネットサーフィンしてしまう

・自由という「快感」を求めて夜ふかししてしまう

そう、「快感」だけを求めると後悔につながりやすいのです。

まさに「3日坊主」が起きるメカニズムですね。

ノリと勢いだけで習慣化できるのはレアなのです。

この領域だと「モチベーションがなくてできません」という理由で挫折してしまうわけです。

 

楽しい=充実感

では、

・楽しい=充実感

になっているとどうなるか。

このときのやる気は、図の左側にある

・レベル1:テンション

・レベル2:モチベーション

の領域を抜け出しています。

ですから、

・レベル3:ウィルパワー(意志力)

・レベル4:ルーティン

の領域に到達しているのです。

こうなると、自分がたどりつきたいゴールに良習慣が必要なので「やりたい」という感覚とは少し違っているのです。

たとえば、元メジャーリーガーのイチロー選手。

引退後の公開質問の場で「好きなことを仕事にすると大変ですか?」という質問に

“僕は野球をプロとしてやってきたけど、⼩学⽣、中学⽣の時とはまったく違って、楽しさはゼロだった”

と言われています。

私はこれはイチローさんの本音だと思うのです。

卓越する人の意見として。

実際に、先のインタビューに続けています。

・プロになるとやっぱり責任がついて回る

・もちろんうまくいった時の快感はあるけど、基本的には失敗と向き合う時間になる

・だからもう⼀度『野球選⼿になりたいか』と僕は聞かれたら『やりたい』とはっきり⾔うことはできない

やはり「快感」という一時的な気持ちでは続かないと語っているのですね。

イチローさんに限らず、私が知っている中では、

・オリンピックで金メダルをとったマラソン選手

・NBAの超一流プレーヤー

・世界中で人気の漫画家

の方が同じように話されているのを耳目にふれたことがあります。

では、どんな気持ちを感じていたのか。

私は、それが

・充実感

なのだと考えています。

 

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充実感は嘘をつけない

私がサポートしているお客さまたちや私が良習慣の先に行き着く場所。

それは「平凡な領域から非凡の領域へ」たどり着くことだと期待しています。

そのためには、1日だけすごい行動をしてもだめだと思っています。

1日で登れる山が偉大な山ではないように。

1日で登れればきっと楽しいし、わくわくするし、登れば快感を味わえるでしょう。

無計画で登れるでしょうし。

でも、人生の貴重な時間を投資して登る山がそれだけだと、少しさみしいと思いませんか。

このブログを読んでいただけるあなたのような方なら、潜在能力はまだまだ隠されているはずです。

その潜在能力が表に出るときは、あなたが「快感」の領域を抜け出したとき。

だからこそ、大切にしたいのは

・充実感

なのです。

快感は、極端なことをいえば意図的につくり出すことができます。

たとえば、アルコールで酔ってしまえば、楽しくなるでしょう。

快感を味わえるかもしれません。

ただ、その快感は(言葉を選ばずに言うと)まやかしです。

でも。

ここで、大事なことを書きますね。

それは、

・「充実感」は自分の心に嘘をつけません

ということです。

あなたがイージーに流されずに大切にしたいものを大切にしたときだけ、充実感を味わえるからです。

「ハードチョイス」が、結果的に「イージーライフ」をつくります。

ですから、あなたが本当に得たい良習慣を探求するときは、

・楽しい=快感

ではなく、

・楽しい=充実感

を味わえる対象を選びましょう。

卓越している人は、

・退屈なルーティン

・地道なプロセス

・思うように進まないプラトー(停滞感)

を大切にしています。

まやかしの快感に流されないように。

充実感を追求していきましょう。

そうすれば、あなたも

「楽しさを感じながら習慣化することは可能か?」

という質問に「可能です」と答えられるはずです。

あなたのヒントになれば幸いです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

夜はコワーキングスペースでセミナー準備。

100パーセントは終わらずとも8割くらいまで完成。

心の余裕ができました。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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