コミュニケーションの習慣

言いづらいことを言うために必要なのは、相手を想う気持と有効なフレーズ。

投稿日:2018/08/11


あなたには、「言いたいけれど、言いづらい」と思ったことがありますか?

私は言いづらいことを言わないようしてきましたが、言えるようになってきた経験があるので、心がけていることを記事にしました。

 

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クライアントさんのマイクレドへのフィードバックをする

先日、コーチングの継続クライアントさんから、いいセッションテーマをいただきました。

それは、

・マイクレドを作成してみたので、伊藤さんにフィードバックしてもらいたい

ということでした。

これは、関係性ができていないとなかなか難しいテーマです。

「クレド」というのは、その人の想いや大事にしている価値観がつまったもの。

ですから、正直、ほかの人のフィードバックを受けるというのは勇気が必要なのです。

プラスのフィードバックだけなら、あまり問題はないのです。

「いいと思います」とか、「すごいですね」だけ言っていればいいからですね。

しかし、フィードバックをするというのは、私が受けとった違和感やネガティブなフィーリングも含めたリアクションが必要です。

そうでなければ、お金を払ってコーチを雇う必要がありませんものね。

ですから、クライアントさんは、それだけマイクレドに対してこだわっているのでしょうし、クオリティーを高めたいのだと感じました。

結果、私も直感や感じたことを率直にお伝えし、クライアントさんからは「伊藤さんにフィードバックをいただいて、より良いものになりました。ありがとうございます!」と言っていただけたので安心しました。

 

「言いづらいから言わない」ほうが不誠実

フィードバックをするというのは、勇気が必要です、

たとえば、言いづらいことは、できるだけ言わないようにするとしましょう。

そうすれば、現状に変化は起きず、争いごともおきません。

関係性も現状維持することができますよね。

事実、エニアグラムでいうタイプ9「平和を好む人」の私は、ずっとそうやって生きてきました。

しかしある時、それでは「人生を変える」というようなインパクトを起こすことが難しいことに気づきます。

特に、コーチとしてクライアントさんの成果を望むのであれば、勇気を持ってフィードバックすることはさけられません。

また、言いたいことをずっとがまんしていると、あまり良くないのですよね。

人によっては、ためこんでいたものを、あるとき突然爆発してしまう人もいます。

そのようなことを防ぐためにも、小さなことでも素直に口に出して、率直な対話をしておくことが重要。

そうすれば、大きなトラブルにはなりにくいでしょう。
(私はこれを、夫婦関係で学びました・・・笑)

ただ、言いづらいことでも(それがときには勇気を出す必要があったとしても)、率直なコミュニケーションを言える関係というのは、雰囲気もいいのですよね。

それなのに、「言いづらいから言わない」というのは、本音を伝えることを避けているだけで、誠実に向き合っているとはいえないように思うのです。

言いづらいことというのは、往々にして相手がダメージを受けるようなことですよね。

でも、思った瞬間に口に出しておいたほうが時間軸でみても、もっともダメージは浅いです。

ですから、早めに軌道修正もできるのです。

 

フィードバックに重要な枕詞としてのフレーズ

これは、家族や恋人などの関係性にも通じるものです。

気になったことや気づいたことは、思った瞬間に伝えるようにしています。

実は、私は、以前はできないことでした。(^_^;)

でも、コーチングでフィードバックの重要性を学び、「家族にも実践しよう」と意識して、行動にうつすようにしてきました。

それができるようになったのは、シンプルなことですが、

・フレーズを活用する

ということです。

要は、「枕詞」ですね。

たとえば、

「今の話をきいてて、ちょっと感じたことがあるんだけど、伝えてもいい?」

という感じのクッションになる言葉を言って、相手に心の準備を伝えること。

これが重要です。

たいていの人は、いきなりフィードバックしたり、率直に言いすぎる傾向があるので、言われたほうは驚いたり、イラッとしてしまうのです。

家族という身近な関係なら、「これは少し直して欲しいな」と思うことがあると思います。

そのとき、すぐに言っておかないとその後も何度も同じ思いをするわけですよね。

そうなる前に、

「今の話をきいてて、ちょっと感じたことがあるんだけど、伝えてもいい?」

といった枕詞を使って、感じたことを伝えるようにしましょう。

とても簡単でシンプルかもしれませんが、私にはこれができませんでした。。。

そうなると、時間がたてばたつほど、言いづらいことに変わっていくのです。

ちょっと勇気を出して、その場その場で伝えておけば、率直に関わりあえる関係性になれます。

もちろん、本気で関わるということは簡単ではありませんし、労力がかかわります。

しかし、こちらが率直に関わるからこそ、相手も本気で答えてくれるのだと思うのです。

自分の気持を大事にすることにもつながります。

ぜひ、

「今の話をきいてて、ちょっと感じたことがあるんだけど、伝えてもいい?」

というフレーズを活用して、率直なコミュニケーションを実践してみましょう。

 

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■編集後記

昨日は、朝4時30分からコーチングセッションでした。

とてもやる気がある方なので、これからの飛躍が楽しみです。

早朝から自分が大事にしている活動に時間を投資できるというのは、本当に充実感ありますよね。(^_^)

夜は、妻が友人との食事会があったため、定時退社して子どもたちとやきとん屋に集合。(笑)

その後、3人でカラオケまで行ってしまいました。(笑)

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