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「相手に変わって欲しい」ときはどうすればいいのか?

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外出自粛要請の中「子どもが学習しなくて困っている」という悩みを聞きました。

このようなテーマをどう扱っていけばいいのか考えてみました。




 

相手に対する「変わって欲しい」は実現しない

あなたは「相手を変えたい」と思ったことはありませんか?

ここでいう相手とは、夫婦やパートナー、子どもといった身近な相手です。

たとえば、夫婦の場合、相手に「ここを直してくれたらいいのに」と思ったことがあるかもしれません。

お子さんを持つ親だったら「何も言わなくても自主的に宿題をやってくれたらいいのに」と思うとか。

関係性が近いからこそ、それなりの思いが出てくるでしょう。

当然、私もあります。

まず、結婚当時は私も妻もたばこを吸っていました。

これは相手(妻)にたばこをやめて欲しいと思っていただけでなく、私もやめたいと思っていたんですが。

それと、息子には大学受験にむけて「もっと受験に向けて学習量を増やせばいいのに・・・」と思っていました。

こういうとき、「あなたの○○を直してもらえる?」と言ったらどうなるか。

それで直るなら苦労はありませんよね(笑)。

原則として「相手を変えることはできない」と思っておいたほうがいいでしょう。

それに、どんな人にだってプライドがあります。

誰だって自分の悪いところをほかの人に指摘されれば、いい気はしません。

逆に意地になってしまうことになってしまう可能性もあります。

そうなったら逆効果ですよね。

ただ、そうは言っても、なんとか修正して欲しいときもあると思うのです。

こんなときは、どのように対応していけばいいのでしょうか。

 


 

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ウエストチェスター大学の研究に見る仲間の重要性

こういう状況では、ほかの習慣化と同じように「一緒に取り組む」という発想が重要です。

それを証明する調査結果をご紹介しますね。

これはウエストチェスター大学でおこなわれた調査です。

対象は、運動のためにジムに通いはじめた男女181人。

以下のように3つのグループに分けて調査をしました。

そのグループは、

(1)ジムに週3回以上通えたらお金がもらえる

(2)ジムで運動した量をほかの人と競争するる

(3)仲間をつくって一緒に行く

という3つのパターンです。

どれもジムに行くための報酬としては有効そうですよね。

さて、結果はどうなったのか。

結果から言うと、一番結果が良かったのは、

・(3)仲間をつくって一緒に行く

のグループでした。

それまでジムに通う回数が週に1回以下だったのが、週に3回通えるようになったということでした。

調査前から比べると、およそ3倍以上の効果があったんですね。

ちなみにほかのグループは、

・(2)ほかの人とジムで運動した量を競争させる・・・およそ2.5倍

・(1)ジムに通えたらお金がもらえる・・・およそ1.5倍

でした。

この調査結果から考えると、相手の行動を変えるためには

・「仲間になる」

そして

・「一緒に取り組む」

という方法が有効だということがわかりますね。

 


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「仲間になって一緒に取り組む」2つの実体験

「仲間になって一緒に取り組む」というアプローチ。

これが相手の行動を変えるカギです。

この調査結果を知って、私も同じようなことをしていたことを思い出しました。

 

夫婦で禁煙

まず、私たち夫婦の禁煙です。

きっかけは、息子が生まれてから1年くらいすぎた頃のことでした。

妊娠中はお互いに一時的に禁煙していたものの、出産が落ち着いたときにたばこが復活してしまったんですね。

「子どものためにもたばこをやめないとね・・・」と話しながら、お酒を飲んだりするとつい吸ってしまっていました。

それでも、2人でがんばってなんとか減煙まではできたんです。

ただ、完全に禁煙まではできませんでした。

あるとき、2人で話し合いながら子どもへの影響や将来の自分のためにも禁煙に踏み切ることにしました。

「一緒に禁煙しよう」という風に。

そのタイミングで活用したのが、いま思えば「仲間になって一緒に取り組む」だったんですね。

結果、2人で一緒に禁煙することによって、夫婦でめでたく禁煙に成功しました。

 

子どもと学習

大学受験を控えた息子に、コーチング的にかかわるアプローチをためしていました。

ただ、国公立大学受験の学習範囲はとても広いんですよね。

なかなか思い通りに学習が進んでいませんでした。

そこで私は一計を案じました。

息子に「日曜日の午前中に、カフェに一緒に行こう」と提案したんですね。

学習塾が日曜日は閉室日だったこともあり、息子は賛同してくれました。

私も日曜日はなるべくコーチングの仕事を入れずに「仲間になって一緒に取り組む」ようにしたわけです。

そのようにして日曜日の午前中を息子は受験学習、私は本の執筆にあてました。

おかげで息子は志望校に合格、私も出版を果たすことができたんです。

 

「仲間になって一緒に取り組む」方法を活用してみよう

このように、相手の行動に影響を及ぼしたいときは「仲間になって一緒に取り組む」というアプローチが有効です。

たとえば、外出自粛の中「子どもが学習をしない」ということに悩んでいるなら、ぜひ「仲間になって一緒に取り組む」方法をためしてみるといいです。

「私も学習するから、一緒にやろう」という風に。

本を読む子どもは、親が本を読んでいると言われるのと一緒ですね。

その意味でも、あなたが相手に対して「変わって欲しい」という課題があるときは、あなた自身も変わっていくようにしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

明確かつ具体的な目標を設定することができました。

ぼんやりしていることが明確になったときの人の変化は、いつ立ち会ってもすばらしいものだと感じます。

ゴールまでのプロセスを一緒に実践し、実現の瞬間に立ち会うのが楽しみにです。(^^)


 


 

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