良習慣の習慣

良習慣を判定する方法。本音で続けたければ良習慣、そうでなければ再検討が必要。

投稿日:2017/06/02


口では「続けたい」と思っていても、なぜが続かなくてやめてしまうことがあります。

そのときは、「本心では続けたくないのかも?」と疑ってみましょう。

 

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「本当は続けたくない」という隠された本音

あなたには、何かを習慣化しようとしたけれど、続かなかったことがありますか?

これは、誰にでも思い当たるところ・・・ありますよね?(笑)

続かない理由はいくつかあるのですが、私がよく友人やクライアントさんと話すと意外なリアクションを受けるのが、「本音では続けたいと思っていない」という理由があります。

そのように言うと、たいてい「いや、そんなことないんですけどね・・・。続けたいと思ってます!」と反論されます。(笑)

これは、本人が気づいていないケースが多く、つき詰めて考えると、

・始めてみたけれども、いまの自分には必要がなかった
・実はもっと優先したほうがいい習慣があった
・そもそも自分にとっては重要ではなかった

といった場合があるのです。

これは、私自身の苦い経験なのですが、私の過去の英語学習の習慣がこれにあてはまります。

学習自体には意義を感じて取りくんでいたのですが、日本にいれば英語を使わなくても普通に生活ができますし、仕事で困ることもほとんどありませんでした(海外から来客があったときに、なんとか最低限のコミュニケーションをとるくらいでした・・・ )。

それでも、お金・時間・エネルギーを投資してきたので必死にやりました。

最終的にTOEIC800点を超えることはできたものの、 モチベーションがさがるときもありましたし、できない自分を責める要因にもなりましたし、TOEICのスコアがあがらないと「つらいな・・・」と思うようになったのです。

これは、今考えると「良習慣」とはいえません。

 

外部要因から「なんとなく」はじめる習慣の末路

このようなケースは、意外とよくあることなのです。

たとえば、私の周囲にも、

・本当は危機感を感じていないけれど、少しお腹周りが気になってきたのでダイエットをしてみる
・アウトプットしないと思考が深まらないと聞いたからブログを書く
・ライフログが大切だと聞いたので日記をはじめる

など、誰かが薦めていたり、「これができたらいいな」程度の思いつきで習慣化に取り組んでしまうのです。

周囲の声などから、なんとなく習慣化をはじめてしまうと、本当に習慣化するべき行動を選択する機会を失ってしまいます。

すると、本音では切迫感を感じていない習慣や、本来は続けなくてもいい習慣に対して、時間とエネルギーとお金を奪われてしまうのですね。

そこで、何が起こるでしょうか?

当然、本音では切迫感がない習慣なのですから、挫折する確率が高まってしまうのです。

すると、私の英語学習の私のように、

・自己否定する
・自己評価を下げる
・「やっぱり自分はだめなんだ」と自分を責める

がはじまります。

せっかく良い習慣を身につけようと思って行動をしたのに、自己肯定感を下げてしまうというのは、「とてももったいない・・・!」と感じます。

 

限られた時間を良習慣の定着・継続にあてる

「続ける」ために必要なのは、感情が「快」になることです。

ですから、

・心からやりたいこと
・自分にメリットがあること
・やっていて楽しいこと

を選択することが重要です。

もちろん、そこには見極めが必要です。

では、どのような基準があれば良いのかといえば、「3年後や5年後に到達していたい理想の自分の状態」です。

そこにつながる習慣をターゲットにしぼり、定着させていく。

もちろん、もっと先の「60歳のとき」「80歳のとき」「100歳のとき」で考えてもおもしろいですね。

人生でたどり着きたい自分につながるための有効な習慣、それこそが私の考える「良習慣」です。

ひと口に「良習慣」といっても、人それぞれ良習慣は異なります。

たとえば、私にとって、毎日ブログを書くことは良習慣の中の1つの習慣です。

それは、言葉のセンスを磨くためだったり、出版という夢に近づくためのトレーニングでもあるからです。

でも、「フルマラソンを完走したい」と思う人にとっては、ブログを書くことは良習慣に当てはまらないでしょう。

「本音では続けたいと思っていない」 というのは、そのような理由です。

周囲に情報がたくさんあると、

・収入になりそうなこと
・体に良さそうなこと
・メリットがありそうなこと

といった話が届くこともあります。

すると、「あっ、やってみたほうがいいかも!?」と思うことがあるかもしれません。

しかし、そのような動機で習慣化をスタートしても、挫折してしまう可能性が高いと思います。

理由は、「本音では続けたいと思っていない」からです。

ありあまる時間がある人はそれでもいいのかもしれませんが、私たちが想像している以上に人生の時間は限られたものだと考えて生きていくほうがいいでしょう。

未来の理想の自分につながるための良習慣を見極める意識を忘れないようにしましょう。

 

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■編集後記

昨日は、息子の体育祭がありました。

平日開催かつ高校生の体育祭。

私が高校生だったら、親にはあまり来てほしくありません。(笑)

そのため、私は不参加にしてしまいました。

妻は仕事が休みだったので、息子が毎日練習していていた応援団合戦のシーンだけピンポイントで参加。

応援合戦のビデオを撮ってきてくれました。

帰宅後、ビデオで観ても、かなり迫力がある応援合戦で、「これはリアルで観ておけばよかった・・・」と後悔。。。

息子が所属していた白組のチームが優勝したということで何よりです。

子どもの努力が報われる姿を見るのは嬉しいものですよね。(^_^)

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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