思考の習慣

「善は急げ」と「急がば回れ」は、どちらが正しいのか?

投稿日:


名言・格言・ことわざには、正反対の内容があります。

どちらが正しいのでしょうか?




 

絶対的な唯一の正しい答えはあるか?

「絶対的な唯一の正しい答えがあれば、世の中はもっとシンプルなのにな……。」と思うことがあります。

ゴール達成を実現する答え。

人生を充実させる答え。

人間関係がうまくいく答え。

みんながその答えを知ることができれば、不平不満はなくなりそうです。

ビジネス書を読んでいると、そんなことを思います。

でも、残念ながら誰にとっても正しい答えというのは存在しないんですよね。

だから、私たちは迷います。

たとえば、インプット習慣とアウトプット習慣のバランス。

迷いますよね。

ある本には、

「まずはインプット。アウトプットはそのあとでいい。」

と書いてあります。

当然、仕事をするなら、専門分野の継続的なインプットを欠かすことはできません。

インプットをゼロにした時点で、停滞が始まりますので。

インプットは大事。

これは真実です。

一方で、違う本には、

「まずはアウトプット。インプットはそのあとでいい。」

とも書いてあります。

たしかに、アウトプットしなければ、現実は変わりませんよね。

インプットだけでうまくいくなら、速読できる人が本を1万冊読めば、その人が成功者ということになります。

ただ、それですべてがうまくいくのかと言えばそんなことはありません。

その因果関係が証明されたら、巷の速読スクールが行列をなしているはずです。

でも、現実はそうなっていないですよね。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール





正解は「状況・タイミング・相手」で変わる

では、インプットの習慣が大事なのか?

それとも、アウトプットの習慣が大事なのか?

どちらが正しいのでしょうか?

そう問われたら、

・どちらも正しい

のですね。

インプットがなければ、効果的なアウトプットの方法がわかりません。

取り組みが「とりあえずやみくもにやってみる」だけになってしまいます(心細すぎますね)。

それよりも、正しい学習法を知ってからアウトプットに取り組んだほうが、効率的です。

インプットでやり方を知るだけでは効果は限定的です。

でも、やり方を知らなければアウトプットが非効率になってしまうのです。

どちらも正しい。

どちらも必要なのです。

もっとわかりやすいのは、

「善は急げ」

と、

「急がば回れ」

です。

「善は急げ」で「何でもすぐやる」がいいのか。

もちろん、スピードを良しとする傾向はあります。

ただ、すべてを「何でもすぐやる」にしていると、私が例える「バッティングセンター仕事」となります。

1日中、飛んでくる仕事や受信するメールをひたすら打ち返す。

これで第2領域と言われる「考える仕事」などができるとは思えません。

自分の内側から出てくるものが何も無いからです。

浅くなると思うのです。

ブログを書くこともないでしょう。

一方で、すべて「急がば回れ」にしていたらどうでしょうか。

何も進みませんよね。

そういえば、『妖怪ウォッチ』で「万尾獅子(まんおじし)」という妖怪のキャラクターがいました。

絶好のタイミングを待ち続けて「まだだ。まだその時ではない・・・!」と言い続けて、結局何もしないのです(笑)。

こうなると、自分がボトルネックになる感覚ですね。

やはりこれも都合が悪いわけです。

つまり、

・正解は「状況・タイミング・相手」で変わるので、臨機応変に使い分ける必要がある

ということなんですよね。

ですから、冒頭で私が想像しているような、

・誰にとっても絶対的な唯一の正しい答え

は、ひと言では言えないわけです。

 

■スポンサーリンク




すべての成功はジグザグである

そう考えると、私たちは、生きているあいだ「今は何が正解なんだろう?」と求め続けるわけです。

10代で正解だった答えは、40代にそのまま適用すると間違いになることはあり得ます。

たとえば、10代は受験で夜中までがんばって受験に合格したけれど、40代の会社員になったら早起きしたほうが効率かつ生産的になるとか。

小学生のときは目立たなかった友人が、高校生になってモテるようになるとか。

正解はその都度変わってしまうんですね。

しかも、正解があるとしても、絶対的なものではないです。

条件によって変わるわけですから、正解って相対的なものです。

私も、「正解と思われることができない自分はだめだ」と思う時期がありました(今もありますが)。

たとえば、早起きがずっとできませんでした。

でも、誰にでもできないことはあります。

正解がわかってもできないことは多いわけです。

それでも、できないなりに、精いっぱいやっている(それを批判したり、からかったりするのは「どうなんだろう……。」と思います)

そんなときに正解のことを考えると「そうなんだよな、絶対的な正解はないんだよな」と思えると、心が楽になりますね。

そう思えたら、あとは自分が正しいと思う道を進むだけです。

もちろん、その道はストレートではありません。

曲がりくねったジグザグの道です。

でも、すべての成功はジグザグなんですよね。

そうやってジグザグしていく道のプロセスを楽しむ。

それが1つの人生の楽しみ方のように思います。

未来になったときに「この道を選んで良かった」と思える成果を出せるように自分を磨くしかない。

その成果が、いつ来るかはわかりません(わかったらいいんですが)。

でも、ジグザグの道を進んでいくうちに、目指す未来が見えるはずです。

「こっちが正解みたいだ」「いやいや、こっちかも?」とうろうろしながら、進んでいきましょう。

 


 

【お知らせ】

■【発売中】目標設定セミナー(音声教材)

■【発売中】「早起き習慣化セミナー」動画・音声教材

■「習慣化オンラインサロン」新規メンバー募集中!
~月額5,500円(税込)で最高の「続ける」環境が手に入る~
「習慣化オンラインサロン」のご案内

■【発売中】『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』

パーソナルコーチングのお申込み

「皇居ラン&コーチング」サービス

メルマガ「複業で自分を磨く良習慣」のご案内

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時30分から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

7時から「ガッチリ集中TIME」。

8時から「早起き完全マスタープログラム」のオリエンテーションを3件。

外出を控えて、前日に続き家族で映画鑑賞。

映画『ノイズ』、すばらしいサスペンスです。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

「失敗は成功のもと」を実現するために必要なたった1つの思考とは?

「失敗」を成長にしていくために必要な思考があります。 それは、「他責思考」ではなく「自責思考」で考えることです。   「失敗は成功のもと」に含まれている前提とは? 「失敗は成功のもと」という …

時間を効果的に活用するために重要なのは感情。意識の焦点を「快」に向けておこう。

時間と感情。 一見結びつかない要素と思われるかもしれませんが、つながりは大きいものだと考えています。   スポンサーリンク   時間の活用に重要なのは「感情」 時間を効果的に使いた …

非難されても張り合わない。相手の「不安」に巻き込まれないように「自分の世界」を増やそう。

ほかの人から非難されたとき、どのように対処すればいいのでしょうか。 相手の不安からの攻撃に張り合わずに、日々「自分の世界を増やしていく」ことが大事だと考えています。   思いっきり非難を受け …

「選好の逆転」に負けないように「痛みと快楽の法則」のメカニズムを活用する

有名な「マシュマロテスト」に見るように、私たちは欲しいものをすぐに手に入れたくなるものです。 でも、それは平凡な結果を生み出すレシピです。 卓越した望む成果を得たいなら、すぐに手に入らないメリットに目 …

何気ない「平凡な1日」を「記念すべき1日」に変える方法

何気ない普通の1日を、記憶に残る記念日にするためにはどうすればいいのでしょうか。 そのためには、その1日への「意味づけ」を変えていきましょう。   2021年9月22日は何の日か? 明日は2 …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。