思考の習慣

良習慣形成の失敗は「未在(みざい)」ととらえればうまくいく

投稿日:2023/08/12


良習慣への取り組みに失敗してしまったときは、落ち込むよりも「成功に含まれている失敗」なんだと考えてみましょう。




 

習慣に失敗し続けるとやる気を失う問題

「習慣のチェックリストをつくってみたんですが、できないところが気になるんですよね……。」

これは、わかりますね。
良習慣を身に着けようと思い、がんばってチェックリストをつくる。

できた習慣には「◎」。
できなかった習慣には「○」。
それを記録していただくわけです。
(せっかくの取り組みなので、あえて×や△をつけなくてもいいとお伝えしています)

この習慣のチェックリスト。
とてもシンプルなツールなんですが、じつは継続できる人は多くなかったりします……。

なぜか。
クライアントの方々に理由をヒアリングすると、たいてい出てくるのが冒頭のお悩みなんです。

それが「◎」をつけられず、「○」が続いてしまう。
結果、モチベーションが低下するというわけです。

「○」が続いてしまう場合でも、続けるためには。
どう考えればいいのでしょうか。

こんなご相談をもらったとき、私がお伝えするのは、
・「できない」という「無い」に目を向けないようにしましょう
ということです。

どういうことか。
できなかった習慣に対して「失敗」ととらえずに、「この失敗は成功に含まれている失敗だ」ととらえてみましょう、ということです。

 


 

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「成功の反対は何ですか?」

もしあなたが、「成功の反対は何ですか?」と聞かれたら、何と答えるでしょうか。
子どもの社会なら「成功の反対は失敗だよね」で正解です。

一方、大人の社会になると「成功の反対は失敗」じゃないんです。
「成功の反対は、何もしないこと」です。

要は、より良くなろうとしてやってしまった失敗というのは、成功に含まれているんです。

私の失敗のイメージを、植物図鑑にたとえてみますね。
ヒマワリなら、植物図鑑には、

植物名:ヒマワリ
種類:被子植物・双子葉類・合べん花・一年草
科:キク科

と記載がありますよね。

失敗もそれと同じなんです。
ですから、

現象名:失敗
種類:想定違いの発見、実験中、仮説検証中
科:成功

みたいな感じなんです。
伝わるでしょうか。

まじめな人は、失敗してしまったときに、

現象名:失敗
種類:取り返しがつかない、恥ずかしい、再起不能
科:失敗

と考えてしまうんですね。
これだと「もうやらない……。」となってしまいますよね。

ただ、ゴールを目指してうまくいかなかった現象の中には、必ず成功のタネが含まれているんです。

そのタネは、最初から見つかることもあります(できればそれが望ましい)。
ただし、そこは確率論。
じゃんけんのような感じで、最初から勝てる場合もあれば、負けてしまう場合もあるんです。

負けてしまった場合が、いわゆる「失敗」になるわけですが、その失敗のおかげでわかることもあるんです。
それは「次、何をやればいいか、ヒントになる」ということです。

これって、見ようと思わないと、なかなか見つかりません。
小さくなっている場合が多いので。

ですから、失敗してしまったら、その現象の中から成功のタネを見つけましょう。
意地でも。

そのタネを見つけようとするとき、「習慣ができなかった=失敗」という現象の中に「○」から「◎」につながるためのヒントがあるからです。

この発見のイメージが、まさに「成功のためのタネ」なんです。
ですから、私は習慣のチェックリスト名を「良習慣の種」にしています。

 

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良習慣形成の失敗は「未在」ととらえよう

先日、知った言葉に、仏教用語の「未在(みざい)」があります。
「未在」の意味は「まだ無いものが有る」という考え方ということです。

習慣の取り組みに失敗してしまったときは、まさにこの「未在」の考え方を適用してみていただきたいんですよね。

たとえば、
「今日は二度寝しちゃったけど、継続していけば早起きできる自分になれる」
「運動をサボってしまった……。でも、ランニングとスクワットをライフスタイルにしている自分が未来に待ってるはず」
「ブログの記事をアップすることはできなかったけど、毎日更新できる自分に今日も1歩近づけた」
という風に、とらえてみていただきたいんです。

「できなかった」という事実は、数字上では「ゼロ」かもしれません。
ただ、あなたが「良習慣に取り組もう」と思わなければ、そのゼロさえ生まれていないわけですよね。

その意味では「できなかった=失敗」という現象であっても、それはあなたのポジティブな取り組みによって「ゼロを生み出した」とも言えるわけです。

伝わるでしょうか。
ちょっと複雑な話になってしまっていたら恐縮なんですが。

シンプルにいえば、
・あなたが良習慣に取り組もうとした気持ちがすでに「◎」
ということなんです。
ですから、まだ無い「○」を嘆くよりも、これから得られる「◎」に意識を向けていただきたいのです。

「未在」という言葉を知って、そんなことを考えた次第です。
あなたの良習慣形成のヒントになれば幸いです。

 


 

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■編集後記

昨日は、1日オフでした。

日中は家族とのんびり。
夕方に妻と地元の居酒屋(名店中の名店)へ行きつつ、買い物など。

帰宅後にブログを書いて、『スラムダンク』のDVDを観ました。
二度目の陵南戦は、名シーンが多いですね。(^^)


 


 

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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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