複業の習慣

フロントに出る勇気を持つ。矢面にたつ経験こそが、あなたを成長させる。

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中学2年生の息子が、職業体験をしてきました。

中学生たちが、実際の職場に行き、体験に協力してくれる店舗や施設で、職業を体験できるのです。

職場体験活動:地域のいろいろな職場
保育体験活動:保育所、幼稚園
ボランティア・福祉活動:福祉施設・養護施設等
文化芸術創作活動:音楽、伝統芸能、郷土

息子は、今川焼やたい焼きを販売する店舗に、製造・販売スタッフとして体験に行きました。

息子が接客という「フロント」の体験をしてくれたことが嬉しかったのです。

私は、フロントの体験がとても重要だと考えているからです。

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お客さまとじかに接するフロント仕事はきついこともある

今から10数年前の入社当時、私は、営業のことをまったく分かっていませんでした。

当然、成果は出ません。

それどころか、後輩に売上を抜かれ、「伊藤さんに私のお客さまを引き継いでも良いですか?」と言われる始末。。。

「営業は数字で評価されるし、ごまかしがきかない。フロントにたつ仕事って大変だな・・・」と考えていました。

そんなとき、営業というフロントの仕事よりも、経理や総務・人事といった、いわゆるバックオフィス系の仕事をしている方を羨ましいと思ったことがあります。

なぜなら、バックオフィスの方は、お客様から直接クレームを受けることもないし、ノルマや売上目標に苦しむ必要もない。

浅はかですけれど、そんなふうに考えていたのです。

営業で成果を出せない私が長時間残業をしているときに、バックオフィスのスタッフが定時すぎにサラッと帰る姿も憧れていたのでしょう。

 

フロントの成果は会社の外に明確にあるが、バックオフィスは会社内の曖昧な評価で判断されてしまう

しかし、今は少し考え方が変わりました。

私は、営業というフロントの仕事を経験していて良かったと思っています。

大きな理由の1つは、フロントは、自分の仕事を評価してくれる人がお客様であるということ。

お客さまは正直です。

良くも悪くも、公正なのです。

シンプルに言えば、営業の仕事は評価の対象者がお客さまなので、「会社の外に成果がある」わけです。

また、営業は、売上がありますので、会社に貢献した数字が分かります。

数字によって会社に認められることもあります。

会社に貢献する人材になるわけですから、お客さまに評価されることができれば、少なくとも、会社は手放しづらいでしょう。
(よほど人間性に問題がない限り)

しかし、バックオフィスの仕事をしている人たちは、評価する人が社内にいます。

数字のように分かりやすいものさしがないので、評価も曖昧なものになりがちですよね。

となると、バックオフィスの方は、社内に評価されなければきついのです。

バックオフィスでいくら優秀な働きかたをしても、仮に社長や上司から嫌われてしまったら、会社での居心地は悪いでしょう。

 

より良い影響を与えるためにはフロントにたつ勇気が必要

営業やオペレーターの方など、お客さまとじかに接するフロント業務は、「きつい」とか、「つらそう」だとか思う方がいるのは知っています。

事実、営業をやる前の私は、「営業マンって大変そうだなぁ・・・」と考えていました。

確かに、そのような側面はあります。

先にあげたように、営業は、成果が出せなければ社内で肩身がせまいです。

電話セールスで「必要ありません」と見ず知らずの人に「ガチャン!」と電話を切られ続けると、セルフイメージが下がります。(T_T)

しかし、それでも、私はフロントを経験することは大事だと考えています。

トラブルのときに矢面にたつことは、人生で困難なことにぶつかったときに、困難を乗り越えるタフさを鍛えてくれます。

人生で何度も接するコンビニでレジ打ちをしている方や飲食店の接客の方が、どのような気持で働いているか、共感することができるようになります。

何より、仕事を評価してくれる対象の人が公正です。

性格が悪かったり、人間的に信じられない人は、営業のようなフロントで成果を出し続けることは難しいです。

だからこそ私は、営業をやっていて成果が出たときは素直に嬉しいし、その経験はひとりビジネスでもおおいに役立ちました。

ひとりビジネスだけでなく、自分の意見を発信できるブログやメルマガなどでも良いでしょう。

世の中に良い影響を与えたいと考える人があれば、人生で1度は、しっかりとフロントの立場を経験しておくことは、無駄にはなりません。

矢面にたつ経験から逃げすぎないようにしましょう。

 

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【編集後記】

昨日は、習慣化コンサルタント古川さんの「自信を持って話す習慣」1日セミナーに参加。

今週、講師としてセミナーを2回開催するので、非常にタイムリーな学習となりました。

今の私にはけっこうチャレンジングな部分もありますが、どんどん実践で試していこうと思います!

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