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なぜ、あなたは「やりたいことがわからない」と言ってしまうのか?

投稿日:2020/06/02


私は、コーチングなどで関わる方に「やりたいことや好きなことに取り組みましょう」ということをおすすめしています。

ただ、「それが簡単じゃないんですよね」と言われることも多いんですよね。

「やりたいことや好きなことが見つからないから困っているんです」と。

なぜなのでしょうか?

本記事でその理由を考えてみます。




 

やりたいことが見つからないのは思い込みが原因

なぜ、やりたいことが見つからないのか?

私が考える理由は、

「私たちが子どもの頃につくった思い込みがあるから」

です。

たとえば、あなたは、子どもの頃に親といったデパートでおもちゃを欲しがったことはありませんか?

私は、頻ぱんにありました(笑)。

このとき、私たちの「好き」の欲求は100パーセント出ています。

誰にも遠慮していません。

この状態が、私たちが「好き・嫌い」のままに生きている状態です。

このとき「自分の好きなものは何だろうか?」なんてこと思いませんよね。

あのまま生きていければ良かったのです。

ただ、それは現実的には難しいでしょう。

親に「だめ!」と言われるからです。

そう否定されて、涙が出てきます。

こういう体験。

感情が爆発しているので記憶と結びつきやすいんです。

するとどうなるか。

じつは、

・自分が欲求を出す=叶えられなくて悲しい思いをする

・自分が欲求を出す=大好きな母親に気まずい思いをさせてしまう

という配線ができあがってしまうんです。

そうして、

・自分の欲求を出すこと=自分の大事な人に迷惑をかけてしまう

という思い込みとなります。

その思い込みはやがて、

・だから、自分の欲求は抑えたほうがいい

という思いこみにつながるわけです。

こうして何年もすごしていたら、好きなことややりたいことは心の奥深くに沈んでいってしまうんですね。。。

 


 

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頭と心で違うことを求めているという矛盾

頭では「やりたいことを見つけたい」と考える。

でも、口では「やりたいことがわからない」と言う。

こんなとき、私たちの心はどうなっているかご存じでしょうか?

実は、「頭と心で違うことを求めている」のです。

「やりたいことや好きなこと」を知りたいと考えているのに、心の中では、「やりたいことや好きなことを知りたくない」と感じているんです。

 

本当の気持ちとは?

じつは、

・「やりたいことや好きなこと」を知ってしまうと、本当の欲求とは違う方向に行ってしまう

と感じているんですね。

たとえば、

・「やりたいことや好きなこと」を追いかけるためにはお金がかかる
(=今の自分には簡単には出せない金額だから考えたくない)

・「やりたいことや好きなこと」を追いかけたら努力しなくてはいけない
(=今の自分のスキルでは無理だから無力感を味わいたくない。だから考えたくない)

・「やりたいことや好きなこと」を選んだら、自分の可能性がせまくなる
(=自分の限りない可能性やほかの選択肢を残しておきたい)

という風に感じているんです、本心では。

 

私の夢リスト「世界一周旅行」が実現しない理由

私はこの心理メカニズムを知って、強く納得してしまいました。

なぜ納得したのか。

その理由は、

・なぜ、私の夢リストにある『豪華客船で世界一周の家族旅行』が実現しないのかがはっきりとわかったから

です。

『豪華客船で世界一周の家族旅行』、楽しそうですよね。

では、私が本気で実行しようとしたらどうなるか。

たぶんできるんです。

極端な話、会社員としてお金を借りて、そのあとに会社に長期休暇をもらって実行すればOKです。

夢が叶います。

それ自体はまったく不可能なことではありません。

乗船する能力がないわけではないからです。

何が不足しているのかといえば、勇気や覚悟がないだけの話なのです。

 

やらないための言い訳

しかし、それを本当に実行しようと思ったら、さまざまなことを考えなくてはなりません。

・会社を長期で休まなければいけない

・その間の引継をしたり、多くのお客さまに長期休暇を説明する必要がある

・子どもたちの学校を休ませなければならない

・生活費を切り詰めなければいけない

・その他の面倒な手続きや調整がたくさん出てきそう

・さらに帰国後はどうすればいいのか?

・・・という感じで、どんどん「やらないための言い訳」が出てくるからです。

 

なぜ決断を先のばししてしまうのか

そういう面倒なところを通った人だけが「やりたいことや好きなこと」を手に入れることができます。

「やりたいことや好きなこと」が見つからないという人は、ただ単に面倒くさいことを避けているだけなのではないでしょうか・・・??

もっとはっきり言うと、

・やればできることなのに、いろいろと言い訳して決断を先のばししているだけ

ではないでしょうか。

正直に告白すると、私の世界一周旅行だけでなく、ハワイ旅行とか海外でのマラソンレースとか、ぜんぶこれにあてはまります・・・(汗)

・やればできることなのに、いろいろと言い訳して決断を先のばししているだけ

と言われたら図星以外の何物でもありません、、、

このメカニズムが、頭ではやりたいと思っているのに心では行動にうつせない理由なんです。

 


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やりたいことがわからないのは「恐怖と面倒くさい」が理由

さて、ここからは私の仮説です。

つまり、結局「やりたいことや好きなこと」がわからないと悩んでいる人というのは、、、

「今でも手一杯なのに、さらにいろいろと考えるのは面倒くさい」

「今より目に見えて苦労するのは面倒くさい」

「人間関係(奥さんとか・笑)が複雑になるのが面倒くさい」

と思っているのではないでしょうか・・・?

たとえば、

「独立したい」

「複業をやりたい」

「夫婦で本音をしっかり話し合いたい」

「転職したい」

「新しい挑戦をしたい」

など。

これらはいろいろと面倒ですよね・・・??

だから変化せずに動かないことを選択してしまっているように見えてしまうんです。

私の『豪華客船で世界一周の家族旅行』が実現しないのと同じように。

 

やりたいことへのブレーキ

人間は本来、変化をしたくない生き物であり、できるだけ楽をしたい生き物です。

それなのに、

・「やりたいことや好きなこと」を追いかけるためにはお金がかかる

・「やりたいことや好きなこと」を追いかけたら努力しなくてはいけない

・「やりたいことや好きなこと」を選んだら、自分の可能性がせまくなる

というのは、すべて反対のことですよね。

つまり、「やりたいことや好きなこと」がわかると、大きな変化を受け入れなくてはならないんですね。

それには時間も労力もエネルギーもかかります。

そして自分の弱さと向き合う覚悟が必要なんです。

その部分、心の奥底では気づいているんです。

でも、本心では見ないようにしているんですね。

 

「平和」というメリット

そういった総合的な矛盾や葛藤をまとめて、ひと言で、

「やりたいことや好きなことがわからない」

という言葉で包んでしまっているように聞こえてしまうのです。

私自身がそうだったので、実体験としてふり返るとよくわかります。

「やりたいことや好きなことがわからない」と言っていれば、面倒くさいことをしなくてすみます。

「やりたいことや好きなことがわからない」と言っていれば、人間関係がトラブルになることもありません。

平和なのです。

そのメリットを言語化しないまま、心の奥底にひっそりとしまっているだけなのではないでしょうか・・・?

ですから、「やりたいことや好きなことがわからない」というフレーズがつくられてしまうのではないかと考えています。

 

まとめ

さて、以上が私が最近考えた

「やりたいことや好きなこと」がわからなくなる理由

です。

まとめると、

・日常生活ではできるだけ自分の欲求を隠しておいた方がスムーズに生きられる

・心の中では、「やりたいことや好きなこと」を知りたくない

・やればできることなのに面倒くさいから、いろいろと言い訳して決断を先のばししている

ということです。

なぜならば、

・現状から大きく変わるのは、はっきり言って「怖い」から

です。

もっと言うと、その怖さを乗り越えないと好きなものに出会えないと思うのです。

なぜなら、もしも本当にやりたいことだったら、怖いことでもやりますよね。

まわりに止められたってやってしまうと思うんです。

それは、子どものときに親に隠れてゲームをやっていたのと同じです。

何時間もかけてドラクエをクリアするなんて、今から考えたらめちゃめちゃ面倒くさいことですよね?(笑)

同じように、今のコーチングやブログなどの習慣は、怖さを乗り越えたからこそ今も大好きです。

それはきっと、「恐怖と面倒くさい」を乗り越えたからこそ、出会えたものだと考えています。

あなたの「恐怖と面倒くさい」は、あなたのどのような本心を隠しているのでしょうか。

ぜひ、探求してみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、コーチングセッションを1件。

1回あたりの時間は短いものの、毎週セッション時間を設定しています。

どんなゴールを設定するのかにもよりますが、コーチとの時間をどのように設定するか。

これもゴール達成には重要なポイントだと感じるようになりました。

毎週にすると、嫌でも1週間に1度は強制的に現実に向き合うことになるんですよね(笑)。


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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