家族の習慣

子育ては、子どもを通して自分のダークサイドを見続ける修行かもしれません

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取引先の女性が、産後に職場復帰をされたときに、産前の「怖いオーラ」(笑)が消えていたことがあります。

「子育ては、今までの自分の価値感が通用しなくなる体験」なのですよね。

それと同時に、今回の息子の受験を通して、「子育てとは、ひとりの人間として人格を高める修行のようなものでもあるよなぁ」と思ったのです。

 

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息子の初受験を通して感じる親子関係

昨日、息子が人生で初めての受験をしました。

まだ第1志望の高校ではありませんが、比較的難関校と言われている高校なので、試験は難しかったようです。

ただ、無事に面接まで終えたということで、親としてはひと安心ですね。

息子の代わりに私が試験を受けられるわけではないのですが、朝からそわそわしてしまい4時台に早起きしてしまい(当たり前といえば当たり前なのですが、気持が違っていたのです・笑)、日中も気にしてしまいました。

私も意外と親としての普通の感覚(?)を持っているんものだなぁ、と新たな自分を発見しました。(笑)

それにしても今回息子の受験に際して驚いているのは、妻の試験までの息子への協力、そして準備のレベルです。

学校見学から説明会の参加、そして学校や塾の面談、さらに願書の出し方から延納手続きまで、段取りを考え尽くしていました。

そのような猛烈な母がいる一方で、肝心の息子はというと、、、妻の「ちゃんと○○持った?」という問いかけに、「あっ、そうだ、忘れてた!(汗)」みたいな感じなのですよね。

2人を見ていると笑えます。(笑)

 

親の性格と反対の方向に育つ子どもの傾向

このように、実は親子関係によくあるのが、親がきちっとしている人だと、子どもはちょっとだらっとする人になるということです。

あなたにも思い当たる部分はありませんか?

以前、私の上司は、奥さまが「もう大学生の息子なのに、朝ハンカチ持ったのか確認しててさ。まいったよ。」と言っていました。

「大学生にもなって、母親にハンカチの心配されるって・・・」と思いましたが、流しておきました。(^_^;)

でも、まさにそういうことで、親からハンカチを心配され続ける子どもは、自分でハンカチを持たなくなるものなのです。

同じように、親が子どもに「だらしないことが問題」だと思って目をつけると、ますますだらしなくなる(ように見える)し、その部分によけいに目がいくようになります。

ですから、一度でも気になりはじめると、どんどん問題視するようになってしまうのです。

反対に、もし我が家に私みたいな親しかいなかったら、子どもたちは「自分たちがしっかりしないとやばい!」と思うようになるでしょう。(笑)

そうしると、今度はしっかりした子どもが育っていくのですね。

 

子育ては自分のポジティブ面とネガティブ面を見つめるトレーニング

先ほどの妻と息子のパターンがそうなのですが、妻が「自分がきちんとしないといけない(我が家の男たちはざっくりしすぎているから・・・)」と思っているとします。

すると、妻は彼女自身がだらしない部分を抑えているからこそ、息子がだらしなくやっている部分が目につくわけです。

当然、妻の感情としては、「私がこんなにだらしなさを抑えているのに・・・!」となってしまいます。

自分でだらしない部分をなるべく出さないようにしているので、子どもがその部分を見せつけてきたときにイラっとしてしまうのです。

親であれば当然、子どもは愛する存在であり、愛すべき対象です。

それなのに、その愛すべき対象が自分のもっとも嫌な部分を見せつけてくるわけです。

愛情などのプラスの感情と、ときにイライラするようなネガティブな感情の両立。

そのバランス感覚を求められます。

そして、多くの親にとっては、愛情と怒りを比べると、怒りが出てくるパターンが多いのではないでしょうか。(笑)

そのバランスが崩れないように感情の均衡をたもつことをしなければならないので、人間としての忍耐力がきたえられるのですね。

自分が見えていない、いや、見ようとしていない部分を見せつけてくる子どもたち。

それを愛せるかどうか、ということは、やはり親としての成長、ひいては人間的な成長を求められているように考えています。

家族以外で苦手な人ならつき合わなければ良いですし、自分から近づかないことを選択できます。

しかし、自分の子どもだと、なかなかそうはいきません(不可能ではないと思いますが)。

そのような意味で、私は「子育ては自分を育てるトレーニングの場」だと考えるのです。

お子さんをお持ちの方は、どのように思いますか?

 

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■編集後記

昨日は、「習慣化の学校」のご入学者希望の方とのショート面談。

10年前の私自身が抱えていた課題と重なる部分が多く、共感してしまいました。

こういうとき、サポーター魂が発動して、「サポートしたい!」と思ってしまうのですよね。(笑)

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