思考の習慣

自分を「盛る」デメリット

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こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

写真アプリなどの加工で、自分を「盛る」ということがあります。
現実で「盛る」場合は、注意が必要だなと考えています。




 

自分を「盛る」メリットはあるか?

自分を「盛る」。

以前の私が、よくやっていたことです。
無自覚のうちに。

私たちは、多かれ少なかれ「自分をよく見せたい」と考える生き物です。
それが悪いわけではないんです。
自然なことです。

ただ、行きすぎるのは、ちょっと問題かもしれません(経験者談)。

なぜなら、自然体で生きることが難しくなるからです。
よく言われる表現だと「生きづらい」感じでしょう。

私もそうでした。

たとえば、営業。
まったく売れていない営業マンなのに。
お客さまに「この人、売れてるな」となんとか思われたくて。

スーツとか、時計とか、カバンとか。
ブランド物を買った方がいいかもしれない」とか 思ったんです。

まさに「盛る」感じですよね。
自然体の自分だと、直球勝負ができない。
ですから、加工して「盛る」ことを考えたわけですね。

でも、踏み止まりました。
「待てよ」と。

確かに、外見は大事。
特に、営業職なら、不潔な感じはNGですから。

ただ、私がブランド物で身を固めたところで、本当に営業成績が上がるのかと。
疑問に感じたんですよね。

 


 

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「嘘の自分を隠す」ためのエネルギーを使いすぎない

当時の私は、「外見を良くするためにお金を投資するより、コミュニケーションの本を読んだり、コーチングスキルを学んだりして、内面を磨くほうが実利があるはず」と考えたんです。
実際、そのように実行しました。

結果、どうだったか。
当時より、今の方がだんぜん自然体で過ごすことができています。

ブランド物は一切身につけていませんけれど。
会社の営業成績も決して悪くはないと思います。

以前は「偽った自分を見抜かれないように、意識エネルギーを使ってしまう」という状態でした。
そこからは、だいぶ距離を置くことができています。

私たちは意外と「周りの人にどう思われるだろうか?」ということに、意識エネルギーを使っています。
ですから、他の人と一緒にいると疲れてしまうわけです。

しかも、自分を盛ってしまっているので、下手なことはできません。

お客さまに「できますか?」と言われたら、「できません」と言えない。
お断りしたら、盛った自分と違ってしまうので。
勢いで「できます!」と言ってしまう。

結果、どうなるか。
できないわけです。
それで、お詫びする羽目になったりして。

さらに「自分はなんてダメな奴なんだ」と自責めしていました。

こうしてあらためて書いてみると、ちょっと滑稽(こっけい)だなと。

なぜなら、
自分を現実以上に「盛る」→そこに合わせていると等身大の自分とのギャップが生じる→そのギャップに埋まらず、生きづらさを感じる→それが表に出てしまい、うまくいかない→自分を責める
という流れですから。

これって自作自演ですよね……。

 

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「盛りすぎ」のデメリット

自分を「盛る」ことに慣れてしまうデメリットがあると考えています。

それは「新しいことや実験にトライしづらくなる」ということです。
「盛っている」自分なので。
下手なことはできません。
ボロが出てしまうことを避けたいわけです。

そうなれば、失敗しないことをします。
要は「昨日までと同じことをする」という選択になるわけです。

「盛る」ことは、悪いことではないと思います。
背伸びした自分があるから、成長しようと思える。
そんな側面があるからです。

ただ、やりすぎると現状維持のパワーが強くなります。
そうなると、未来を切り開くチャレンジや新しいことを恐れてしまうかもしれませんので。

「盛りすぎ」ないように注意しましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、出張時の非日常から、日常にバランスを取り戻す日でした。
会社の仕事がたまっており、格闘しながら……。

個人ビジネスも、朝から夜まで執筆し続ける感じでしたが。
無事、乗り切ることができました。

遅れていた『アウトプットの習慣化』セミナーの告知も、
ようやくできました。
ご興味がある方のご参加をお待ちしております(^^)

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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