モチベーションの習慣

「停滞してしまう人」と「進んでいける人」が語る言葉の違いについて

投稿日:


「停滞してしまう人」と「進んでいける人」。

両者の違いは「何について語っているか?」にあります。




 

「停滞してしまう人」と「進んでいける人」

コーチングでのべ1000人以上の方々に関わらせていただきました。

同時に、私自身もコーチングを受けることを継続しています。

私が提供しているサービスだからこそ、自分自身でサービスを購入しているわけです。

なぜなら、私が「コーチングはいいですよ」と言いながら、自分はコーチングを受けていないとしたら、何か矛盾を感じるからです。

だからこそ、コーチをつけるようにしています。

さて、コーチングセッションの時間は、話の中で扱うテーマを決めて対話をします。

私がコーチングセッションであげるテーマは、大きく2つのパターンにわかれます。

私自身が「停滞してしまう人」になっているときと、「進んでいける人」になっているとき。

状況によって、どちらの人にもなっています。

 


 

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問題に偏るのか、ゴールに偏るのか

私は「停滞してしまう人」と「進んでいける人」の違いは、「何について話しているのか?」だと考えています
 

「停滞してしまう人」の状態のとき

まず、私が「最近、なんだか停滞してる感じがするな・・・」と感じるとき。

「問題」について話すことが多くなります。

ひと言でいうと「ゴールにたどり着くのが、いかに大変か」を語ってしまうのです。

たとえば、

・自分の実力では困難すぎる

・今の状況では実行するのが大変

・自分の状況がいかにほかの人と違う(特殊な状況)なのかを訴える

という状況を説明するのに、時間を使ってしまいます。

コーチから「問題は何ですか?」と質問されると、問題をたくさん話してしまうのです。

しかし、当然のことながら、問題を言語化しているだけでは現実は前に進みません。

居酒屋で愚痴や陰口を言っても、何も問題が解決しないのと同じですね。

「自分がいかに大変なのか」を話すパターンにハマると、意識が問題にフォーカスしている状態となります。

あえて大げさな表現で言うと「自分の大変さをアピールする専門家」になっています。

ですから「停滞してしまう人」になってしまうのです。

 

「進んでいける人」の状態のとき

一方、私が「進んでいける人」モードになっているときはどうでしょうか。

私がどんどん行動していけるときは、停滞しているときと使う言葉が違います。

たとえば、

「こうしたい」

「こうするつもり」

「こんな自分になっていく」

という言葉を使って話しています。

言葉がポジティブになっているのですよね。

つまり「いま話していることが実現したら、どれだけ日常が良くなるか」という未来を語っています。

言葉が変わるので表情も変わります。

言葉にも熱がこもってくるわけです。

 

コーチングというコミュニケーションの機能

このようなポジティブな未来を、クライアントの方に思いっきり語っていただく。

コーチングというコミュニケーションの機能の1つです。

コーチは、質問や傾聴などのスキルを活用して、クライアントの方がたどりつきたい未来を描くサポートをします。

クライアントの方は、「なりたい自分」について話せば話すほど、未来にリアリティーを持てるようになります。

そうすることで、目の前の1歩を踏み出す勇気がつくられます。

その結果、クライアントの方が新しい日常に近づいていくわけです。

コーチングは、「いま話していることが実現したら、どれだけ日常が良くなるか」を話していただく時間なのは、「進んでいける人」になっていただくためなのです。

 

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「なぜ?」よりも「どうすれば?」を使う

停滞する人は、

「なぜ?」

を使います。

「なぜ?」は要注意です。

理由としては、「なぜ?」を使うと、自分ができないところや足りないところに意識が向いてしまうからです。

たとえば「なぜ、ほかの人にはできるのに、自分にはできないのだろう?」という感じですね。

私にも自動的に浮かび上がってくることがあります。

時間軸でいうと、過去に目が向いている状態です。

もちろん、「なぜ?」という疑問詞が悪いわけではありません。

トヨタ式「カイゼン」のように「なぜを5回くり返す」ことで、原因を深掘りすることもできます。

ですから、「なぜ?」を使う場所を間違えないようにしたいものですね。

一方、「進んでいける人」は改善を考えているときに「なぜ?」を使いません。

では、「なぜ?」の代わりに何を使うのでしょうか。

進んでいける人は、

「どうすれば?」

という言葉を使うのです。

たとえば、今のあなたでは手に負えないような課題があるとします。

そのときに「なぜ?」を使えば、できない理由を探してしまいます。

ですから、このようなときは「どうすればできるだろうか?」という問いを立てます。

「どうすれば?」は、時間軸なら未来に目を向ける言葉。

可能性に目を向けられるのです。

「なぜ?」を使っているときは自分ひとりでテンパっていても、

・師匠に教えを乞う

・専門家の友人に助けてもらう

・専門書で解決策を調べる

というように、自分以外のリソースを活用するアイデアを思いついたりするわけです。

これらの言葉の使い方に注意しながら、課題に向き合っていきましょう。

私の場合は、「どうすれば○○ができるか?」というタイトルで、A4にメモ書き× 2分で10個書き出しています。

とにかく稚拙なアイディアでもいいので、余計なことは考えずに行動を10個リストアップする。

そうして、もっとも効果がありそうな行動を1つ選んで、15分取り組んでみるということです。

動き出さなければ、行動はゼロ。

「慣性の法則」がはたらきません。

15分だけの小さな1歩でいいので、踏み出すことが必要なのです。

「進んでいける人」になるために、ぜひトライしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時30分から「習慣化オンラインサロン」の朝活に参加。

7時から「がっちり集中TIME」。

8時からコーチングセッション(オリエンテーション)を2件。

夜もコーチングセッションでした。

クライアントの方々は、「進んでいける人」たちでした。(^^)


 


 

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