セミナーの習慣

ビジョンは「描く」「発見する」のではなく「気づく」

投稿日:2021/12/16


「ビジョン」の定義は何でしょうか?

本「ザ・コーチ」によると

“将来あるべき姿を描いたもの 将来の構想 未来像 その光景”

とあります。

この「ビジョン」は、日々の中で「気づき」続けていくものだと考えています。




 

「良習慣塾」定期セミナー「ビジョンに気づく」を開催

昨日は、「良習慣塾」定期セミナーを開催しました。

セミナーのテーマは「ビジョンに気づく」。

今回のセミナーもいつも通り8つのパートから構成しました。

1:オープニング

2:なぜビジョンが必要なのか?

3:WANT

4:FUN

5:CAN

6:NEED

7:ビジョンに気づく

8:エンディング

インプットは最初のパートだけ。

あとはワークたっぷりでおよそ3時間弱。

なぜなら、「良習慣塾」メンバーのみなさんには、それぞれの中にしかビジョンがない。

ですから、その人の内側を引き出すためのワークが中心となるわけです。

終わったときはメンバーの皆さんがヘロヘロになっていました。(笑)

でも、これが大事なんですよね。

「時間をとって考える」ということ自体、たいていの人がやっていません。

「考える」ってラクではないので。

だからこそ「良習慣塾」セミナーのような非日常の環境に飛び込んで、ほかのメンバーや私とともに、自分のビジョンに向き合う。

学生時代、運動部の練習が終わったあとに「つかれた、、、」となるくらい必死に。

こういった時間をとらないから、多くの人が「ビジョンがわからない」と口にするわけです。

そもそも、ビジョンはそんなに簡単に気づくものではありません。

何も考えずに道を歩いていて「ビジョンが見えた!」ということはないわけです。

セミナーでじっくり取り組んだとしても、明確な成果物として「ビジョンがはっきり見えました!」ということはなかったりします。

では、セミナーで考えるというのは無駄なのでしょうか。

そんなことはありませんよね。

2時間後に明確になっているかはわからない。

それでも、あきらめずに向き合う。

だからこそ、ふとした瞬間にビジョンのヒントが見えてきたりするわけです。

そうして「ビジョンを明確にする時間を持ち続ける」ということが、何よりも大事なのです。

 


 

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セミナータイトルを「ビジョンに気づく」とした理由

今回、セミナーのタイトルに悩みました。

ビジョンの次にくる「動詞」で。

当初は「ビジョンを描く」としていました。

そのあとに「ビジョンを発見する」のほうが良いかも、とも。

しかし、考えた結果、最終的に「ビジョンに気づく」にしました。

気づく。

コーチングでは、とても重視する言葉です。

私の「気づく」の定義は、

「自分が見失っていたものを再発見する」

です。

ビジョンにはこの動詞がうってつけだと感じました。

なぜか。

ビジョンは誰でも自分の中に存在するからです。

でも、はっきりとは見えていないことが多い。

ですから「存在する」ことを前提として、その存在に気づいていくアプローチが必要なんですね。

その意味では、ビジョンに気づいていくイメージは、東京スカイツリーの存在に似ています。

私の朝散歩コースは、東京スカイツリーが見えます。

ただし、スカイツリーは常にくっきりと見えるわけではありません。

霧やモヤで見えない時があるのです。

でも、見えないからといって、東京スカイツリーが無くなったわけではありませんよね。

確実に存在している。

まわりの状況の影響で見えなくなってしまっているだけなんです。

ですから、「あの方向に東京スカイツリーがあるんだよな」という前提で意識をフォーカスする。

すると、霧がはれていく。

その結果、東京スカイツリーが存在する景色を再発見するわけです。

ビジョンとは、そのようなイメージですね。

しかも、一度見つけたからといって、あとは何もしなくてOKということでもありません。

天気のように、タイミングや状況が変わります。

そのたびに、その存在に目を向け続ける。

そのために、今回のようなセミナーの時間を活用して、自分のビジョンを意識し続けるわけです。

その方向に意識を向けていると、視界がクリアになっていきます。

画像でいえば、解像度が上がってくるような感じですね。

ボケていたり、モザイクがかかっていた東京スカイツリーが、徐々に鮮明になってくる。

そのようにして、その存在と景色が明らかになるのです。

 

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私に起きたビジョンの表現の変化

以前までの私のビジョンは、

“対話と情報発信で世界中に
「続けてて良かった!」という笑顔を生み出す。

そして、生きた人の中でいちばん
「続けてて良かった!」を聞いた耳でありたい”

というものでした。

うーん、、、長い・・・ですよね。(笑)

そのために言葉を削りました。

現在は、

“言葉の力で「続かない人」を「続く人」にする”

としています。

シンプルになりました。

でも、シンプルだからこそ伝わりやすいですし、パワフルです。

 

ビジョンは修正と改善をくり返す

私は昨年の「対話と情報発信」は、「言葉の力」だと気づいたのです。

このように、ビジョンは「見つける」のではなく、「気づく」ものだと考えてみましょう。

それに、ビジョンは一度設定したら、変えられないものではありません。

むしろ、ビジョンは、設定した後に修正や改善をしていくほうが普通だと考えています。

ですから、定期的に見直し、ビジョンの解像度を高め続ける必要があるんですね。

ここはミッションステートメントと同じです。

 

ビジョンの解像度を高める回数を増やす

「やりたいことが見つからない」「ビジョンがありません」という相談を受けます。

それは当然なのです。

そもそも、ビジョンに「気づく」のは人生のベテランになっても難しいものです。

だからこそ、ビジョンに「気づく」こと自体に何度もトライしする。

「ビジョンの意味は通じるか?」

「数字やゴールが入った目標になっていないか?」

そういったことを考えているうちに、しっくりくる言葉が見つかったり、あなたの価値観が明確になっていきます。

そのためにも、ビジョンに向き合う機会を増やしましょう。

そして、ビジョンの解像度を高める回数を増やすのです。

 

ビジョンを掲げる意義

もしもビジョンが複数でてきて優先順位に迷ったら、より大きな世界のビジョンを選びましょう。

大きなビジョンを掲げるのは勇気がいることです。

でも、ビジョンが魅力的なほうが、行動力が上がります。

究極的には「ビジョンを実現できるかどうか?」は、それほど重要ではありません。

ビジョン実現は、一生かけても実現できないことだったりしますので。

それよりも、大きなビジョンに向かっていくプロセスで、あなたの行動量を増やすことの方が重要なのです。

動きたくて眠れなくなる。

それが実現している世界を想像すると心が踊る。

あなたの中に眠る、そんなビジョンに気づいていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」ファシリテーションからスタート。

夜は「良習慣塾」アドバンスコース向けのセミナーを開催しました。

テーマは「ビジョンに気づく」。

3時間弱の長丁場。

しかもワーク中心だったので、メンバーのみなさんは大変だったと思います。(^_^;)


 


 

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