明石家さんまさんとIMALUさん親子の、あるエピソードから、「心の中はどうあっても、ポジティブな姿勢でいられるように務めることの大切さ」を学びました。
それは、父親から娘への教えと愛情を考えることにもつながったのです。
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IMALUさんのデビュー後のエピソードを聞く
先日、IMALU(いまる)さんが、デビューした当時の苦労を話している映像を見ました。
IMALUさんといえば、明石家さんまさんと大竹しのぶさんのお嬢さんですよね。
妻に聞きましたが、IMALU さんは、いわゆる「親の七光り」どころではなく、両親ともに光っているので「親の十四光り」もあるのです。(笑)
さて、大好きな音楽に関わる仕事がしたいということで芸能界入りを目指したIMALU さん。
華々しいデビューを飾ったものの、十分な実力がついていないうちに多くの仕事が入ってしまったようです。
経験も少ないため、1つ1つの仕事にじっくり取り組むことができず、結果として、数ヶ月のうちにいくつも契約を切られてしまったのだそうです。
すると、周囲から批判や不満の声が数多く聞こえるようになりました。
これは、若い女性にはつらいことでしょうね。(^_^;)
ある日、IMALUさんは、その苦しい状況や気持をさんまさんに伝えました。
さんまさんに苦しみを告げていうるうちに、IMALUさんの目から自然と涙がこぼれている状況です。
さて、あなたが父親だったら、どのような対応をすると思いますか?
私がさんまさんと同じ状況だったら、娘の気持をゆっくり聞き、心や感情を落ち着かせるためのアドバイスなどをすると思います。
しかし、さんまさんはまったく違いました。
泣きながら状況を訴えるIMALUさんに対して、さんまさんは、、、
「おい、なに泣いてんねん。笑え、笑え〜!」
と、言ったのだそうです。
娘の気持を聞くのでもなく、慰めるのでもない。
ただ、「笑え、笑え〜! 」と言ったのです。
人は外面から相手のイメージをつくってしまう
「苦しいときほど笑え」という言葉を、ビジネス書で目にしたことがあります。
少し話は変わりますが、これは、売れているセールスパーソンも、コーチも、ビジネスをやっている人は同じはないかと思うのです。
ビジネスにも、人生にも、好不調の波はあります。
好調のときは問題ありませんが、不調のときにどう振る舞うのか。
そのようなときこそ、その人が試されているのだと思うからです。
たとえば、コーチ自身が、いつもプレッシャーを感じて、ピリピリしていたら、クライアントはどう感じるでしょうか。
きっと、「この人に仕事を依頼したくないな・・・」と思われるでしょう。
人は、雰囲気の良い人や自分が好感を抱いている人に仕事をお願いしたいと思うはずです。
その意味では、「どのように自分を見せていくのか?」という視点は、ビジネスにおいて欠かせないものでしょう。
ですから、多少つらくても、ポジティブな雰囲気をこわさないことです。
以前、月島のもんじゃストリートで、家族と食事するお店を探す機会があったのですが、2種類のお店がありました。
それは、
・お客さんがたくさん入っていてにぎやかなお店
・外からみると、店内がガラガラのお店
でした。
あなたなら、どちらに入りたいと思いますか?
やはり、お客さんが入っていないお店は、なんとなくお店の雰囲気自体に、ネガティブなものを感じるのです。
このように、私たちは、盛況感があって、明るい雰囲気を好むものです。
暗いほうと明るいほうがあったら、ほとんど無意識に明るいほうを選んでしまうのです。
それが過剰になれば、行列のできるお店に、わざわざ並んでまで、行こうとするのです。
いつも行列ができるお店は、たとえ賑わっていなくても、賑わい感を出すように努めるほうがいいと思っています。
それくらい、外から見た盛況感というのは重要なのです。
感情は行動からつくり出すことができる
さて、私たち人間は、幸せだから笑うのでしょうか?
たしかに、幸せすぎて思わず笑みがこぼれる、ということはあるかもしれません。
ただ、それは反対に、
・笑うからこそ、楽しくなる
・笑うからこそ、幸せを感じる
・笑うからこそ、もっと笑顔になる
ということもあるのです。
よく言われるように、「楽しいから笑う」のではなく、「笑うから楽しくなる」のですね。
人間は、行動から感情をつくるのです。
この原理は、ほかの行動にも通じます。
たとえば、「優秀だから仕事ができる」のではなく、「仕事ができるから、周囲から優秀だと評価される」のです。
また、「お金持だから豊かになる」のではなく、「人として豊かなものを持っているから、お金持になる」わけなのです。
要は、調子が良いときだけ笑うのではなく、たとえ多少つらいことがあっても、いつでも笑顔でいようとする姿勢が大事なのですね。
そうして、無理やりにでも笑顔をつくっているから、気持もついてきて、結果としてパフォーマンスも上がってくるのです。
潜在意識は、現実と幻想を区別して認識することができません。
ですから、多少つらいときであっても、あなたが笑っていれば、「この人は笑っているから、きっと幸せなんだろう」と思って(勘違いして)、幸せを感じるホルモンを分泌してくれるのです。
また、脳と同じように、周囲の人もあなたの言動や所作から、あなたを勝手にイメージしています。
ですから、あながたいつも笑っていれば、明るい雰囲気が周囲に伝播するでしょう。
すると、コミュニケーションもスムーズになり、仕事面であれば、「あの人に仕事をお願いしてみよう」と思われたり、「あの人とまた一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるのです。
私は前職でテレビ番組の制作をやっていたのでわかるのですが、芸能界の一戦で長く働いているかたは、人間的にもすばらしい方たちが多いです。
たとえば、東山紀之さんは、新米のADにもきちんとあいさつしてくれますし、礼儀正しいので、ディレクターとの関係性も良いのです。
一方で、映画の舞台あいさつをネガティブにおこなえば、すぐに話題が広まり、かんたんに干されてしまいます。
つまり、良くも悪くもそのような世界なのですね、さんまさんがはたらいてきた芸能界という場所は。
ですから、仕事を続けていきたいのであれば、心は泣いていても、顔は笑っていることが大事だということなのですね。
きっと、さんまさんは、IMALUさんにそのようなメッセージを伝えたかったのではないでしょうか。
そう考えると、娘の窮地に、父親がかけた言葉が、「なに泣いてんねん。笑え、笑え〜!」というのは、じつにあたたかみを感じてくる言葉だと思いませんか?
深読みしすぎかなぁ・・・。(笑)
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■編集後記
昨日は、「習慣化の学校」のメルマガ執筆。
最近、メルマガを読んでくれている友人や生徒のみなさんから、メルマガに対するプラスのフィードバックをもらえる機会が増えてきました。
私も単純なので、そのようなフィードバックがあると、がぜんやる気になってしまいます。(笑)
やはり、毎日のようにメルマガを送るというのは、コミュニケーションの1つの形として、パワフルなのですね。
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