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気づく習慣

「まず理解に徹し、そして理解される」が有効になる場面はどこか。「自己開示」と「受け止める場」の2つの大事な前提。

投稿日:2019/03/06

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習慣化コミュニティーの仲間から「自分を理解されることを優先するのはいけないことなのでしょうか?」という質問をいただきました。

この質問に対する私の考えを記事にします。

 

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「自分のことをわかって欲しい」という本能

「あの人、2人でいても、自分の話ばかりなんだよね・・・」

このような話、よく聞きませんか?

コミュニケーションの本などを読むと、「自分のことばかり話すのはNG」とされています。

確かに、コミュニケーションというのは自分と相手、両方が大事ですよね。

ですから、一方的に自分のことばかり話すのは「良質なコミュニケーション」とは呼べないでしょう。

たとえば、ブログで考えてみます。

もし、あなたが読んでいるブログが、書き手の自己アピールしか書いていないブログ記事ばかりだったら、どうでしょうか?

よほど好きな芸能人や気になっている異性などでない限り、進んで読みたくはないですよね(笑)。

これは、一方通行のコミュニケーション。

こちらが尊重されていない状態です。

もしくは、よくあるのがセミナーや異業種交流会のような場所で名刺交換をしたとき。

私も、突然、嵐のように自己アピールをしてくる方にお会いして閉口したことがあります(笑)。

つまり、「自分のことをわかって欲しい」ということだけに注力してしまうと、コミュニケーションレベルは一方通行のまま、ということです。

 

深いコミュニケーションに欠かせない「自己開示」

では、コミュニケーションを考えるときに、自分を表現してはいけないのでしょうか?

もちろん、そのようなこともないのですね。

自分のことを話さなければ、より深いコミュニケーションはできませんし、自分の考えや感情を表現することは、必ずしも悪いことではありません。

自己探求のプロセスでは、そのような段階も必要だと思います。

コーチングでは、「自己開示」といいますが、コーチとクライアントの関係では、この自己開示レベルが重要なのです。

なぜなら、隠しごとばかりで対話をしていても、表面的な目標しか出てこないからです。

それでは、時間やお金を投資する意義がありません(なかなか普段は話せないことを思いっきり話すことに価値があるので)。

また、気の置けない人たちがいて、自分らしくいられるコミュニティーで、自分の想いや思考を開示するのは、運営側としてはうれしいものです。

それだけコミュニティーに心を開いてくれているということですし、積極的にアウトプットしてくれる人がいればコミュニティーは活気づくもの。

そのような姿は、ほかのメンバーにも伝わり、「自分も感じたこと、考えたことをアウトプットしていいんだ」という勇気づけにもなりますから、全体としての貢献につながります。

このケースでは、「自分のことを伝える」のは問題なく、むしろ積極的なコミュニケーションがありがたいのですね。

こうなると、どちらも正解のように思えてきますが、「自分のことを伝える」のは、良いことなのでしょうか。

それとも、あまり良くないことなのでしょうか。

 

「まず理解に徹し、そして理解される」という第5の習慣

ここで、コミュニケーションの本質を考えましょう。

参考にしたいのは、名著「7つの習慣」です。

 

第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」に注目していきます。

「7つの習慣」では、傾聴を

レベル1:無視する
レベル2:聞くふりをする
レベル3:部分的に聞く
レベル4:注意して聞く

レベル5:感情移入の傾聴

とうように、5段階に分類しています(4と5の間を1行空けているのは意図的です)。

ざっくりというと、このうちレベル1~4は、聞き手は自分のことを考えながら、相手のことを聞いています。

相手の話を聞きながら「次は何を話そうかな」と考えながら聞いていたり、つい自分ごとに置きかえて聞いてしまっているわけです。

これは、私もセッション以外ではよくやってしまいます(コーチのスイッチが入っていないので・・・)。

傾聴がレベルアップしてレベル5になると、相手の立場になって「聴く」ことができるようになるとされています。

傾聴といえば、まさにコーチング。

クライアントが言葉で話していない本音まで聴こえるようになるので、コーチングフィーを支払ってもらえるわけです。

コーチとクライアントの状態は、コミュニケーションが促進されている好例です。

なぜなら、コーチは「どんどん話してくださいね」というスタンスですし、クライアントは「どんどん話ますね」というスタンス。

Win-Winを目指す関係なのですね。

ですから、クライアントは「自分のことをわかって欲しいという目的で、自分のことを伝える」わけです。

これは、レベル5の傾聴が機能しているので、コミュニケーションが深くなるのですね。

 

傾聴レベルが低いときに起きるトラブル

ただ、やはり「自分のことをわかって欲しい」と思うのは、人間の本能です。

ですから、「まず相手のことを理解するために聴き役に徹する」というのは、相当意識しないとやりづらいです。

私と妻の実例で、私が複業を目指したときが、まさにこのトラップにはまっていました。

私は自分と家族の将来のために複業を目指したいと主張しました。

しかし、妻は「子どもが小さいから家のことが大変なのに複業するなんて」という意見。

正反対です。

これは、お互いが「家族が幸せになるためにどうするか」という目的を忘れてしまい、「自分をわかって欲しい」合戦になっていたのです。

傾聴のレベルでいえば1か2です。

自分の都合のいいようにしか世界を見ていなかったという自覚があります。(^_^;)

しかし、私がコーチングを受けてポジションチェンジをして妻の立場に立ったときに、自分の傲慢さ、わがままさ、独裁的な判断に気づきました。

その気づきによって自分を猛省。

帰ってすぐに妻と対話しました。

そのときはコーチングを学んでいた頃だったので、レベル5を意識して対話しました。

すると、妻のがんばりや苦労を少し感じとることができました。

同時に、私自身の高圧的なアプローチも見えて、恥ずかしい気持にも。。。

結果、「家族の幸福を最大化する」という目的にお互いが気づきました。

「自分なりに最大限がんばっているんだ」という自負があったことがわかりました。

そして、もっと言えば、「こんなにがんばっている自分を、なぜ認めてくれないのか?」ということをお互いにアピール合戦していたのですね。

傾聴レベル1〜4のレベルでコミュニケーションをしていると解決しないことが、傾聴レベル5になることでWin-Winの関係になり、シナジー(相乗効果)をつくることにつながったのですね。

これは、「7つの習慣」でいう「シナジーを創り出す」です。

 

「理解される」前提をクリアしている場で自己開示する

「7つの習慣」が示す究極の目的の1つは、「シナジーを創り出す」ということ。

しかし、「自分のことだけを一方的に理解して欲しい」というスタンスだけだと、シナジーを創り出すことは難しいのですね。

いわゆる「私的成功」どまりです。

それは、私の先の実体験でもありました。

また、コーチングのコーチとクライアントの関係や自分らしくいられるコミュニティーのように、「安心・安全・ポジティブ」な場で自己開示するのはいいと思うのですね。

それは、ほかの人と一緒に自分を磨いていくような「公的成功」の側面があるからです。

さて、ここでようやく、冒頭の「自分を理解されることを優先するのはいけないことなのでしょうか?」という質問に戻ります。

これに対して考えたいのは2つの前提です。

まず、最初の前提は、

・自己開示と自己アピールの違い

を区別するということ。

もう1つは、

・自分が相手とシナジーを創り出したいかどうか

という前提があるかどうか。

この2つが大事だと思ったのです。

そう考えていくと、

・聴き手の傾聴レベルが5の状態で、シナジーを起こすために自己開示するのはぜひおすすめしたいこと

であり、一方で、

・聞き手の傾聴レベルが1〜4の状態で、自分のために一方的に自己アピールするのは控えた方がいい

という結論となりました。

まとめると、

・安心・安全・ポジティブな場で傾聴してくれる環境があるなら、自分を理解してもらうための自己開示はOK

ということになりますね。

その逆であれば、一方的な自己開示には慎重になったほうがいい、というのが私の意見です。

あなたの自己開示が、2つの前提をクリアされているのであれば、貢献している自己開示です。(^_^)

 

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■編集後記

昨日は、夜にセミナー受講。

自分の役割をあらためて考え、役割に対して何をしていけば自分が望む生き方ができるのか。

そして3年後に向けた自分の役割をどのように果たしていくのか。

じっくり考える充実の時間となりました。

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良習慣プロフェッショナルコーチ 伊藤 良

良習慣プロフェッショナルコーチ 伊藤 良

プロフェッショナルコーチ/ブロガー/メルマガ発行者/習慣化の達人/行動習慣ナビゲーター/「習慣化の学校」サポートコンサルタント/トライアスリート/100kmウルトラマラソンランナー/会社員など、複数の活動をしている複業家。1975年生まれ。茨城県出身、東京在住。良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。クライアントは良習慣の定着によって、独立起業、転職、複業家デビュー、電子書籍出版などを果たしている。さらに詳細なプロフィールはこちら

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・良習慣プロフェッショナルコーチ
・習慣化コンサルティング(株)認定「習慣化の達人」
・行動習慣ナビゲーター(国際ナイン・マトリックス協会認定)
・国際コーチ連盟(ICF)正会員

法政大学経済学部経済学科卒業。
「最も過酷」と言われるテレビ番組制作アシスタントディレクター(AD)を経験。週に4回徹夜する日々を送る。
結婚・息子の誕生を機に人生を見つめ直し、営業マンとして一般企業に転職。
その後は朝から晩まで他動に流される時間に翻弄され、長時間残業を続けるも成果が出ない日々を送る。
そんな中、ビジネス書の多読を開始するうちに「良習慣」の効用に開眼。ビジネスとプライベートが劇的に好転する。

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