時間の習慣

なぜ、せっかく考えた1日の計画を守れないのか?

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「計画を立てた1日」と「計画を立てなかった1日」。
あなたは、どちらが充実するでしょうか?

私の感覚では、あきらかに「計画を立てた1日」です。
ただ、それなのに「計画を立てなかった1日」をつくってしまうのです。

いったい、なぜなのでしょうか。
答えは「スケジュールに愛着が湧いていないから」です。




 

朝10分間に力を注ぐ理由

「朝10分間に力を注ぐ」ことを心がけています。

どんな10分間なのか。
1日の計画を考える10分間です。
計画を考えると、時間に対する感覚が磨かれます。

以前は、計画を立てることが苦手でした。
もちろん、計画を立てることの重要性は理解しているつもりでした。
・・・頭ではなんとなく。

ただ、実行していなければ、本当の意味で「理解」にはなりませんよね。

計画を立てなかったのは、なぜか。
「計画なんて立てても、どうせ守れっこない」という気持ちがあったんですね。

ですから、3分ぐらいでざっと計画を立てて、「ふぅ〜、今日も計画を立てたぞー!」と思っていました。

それでも、なんとなくうまくいくこともありました。
ただ、それは暇なとき。

日々のタスクやセミナー等のイベントが重なってくると、「なんとなくスケジュール」のちゃだとうまくいかなくなりました。

そこで、計画が必要になったわけです。

時間活用の改善が進むときは、じつは時間の使い方に困ったときでもあります。
「あれもやりたい」
「これもやる必要がある」
それなのに、時間がない。

そんな状況になったとき、人は時間の使い方を工夫する必要性を感じるわけです。
これが、もしも会社と自宅の往復で、ほかに何も予定がなければ、計画を細かく考える必要は無いのかもしれません。

 


 

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スケジュールに愛着があるか

今は、1日10分間をとっています。

1日のうち、10分間。
それなりの時間をかけて、計画を紙に書き出しています。

そのスケジュールをもとにして、
「時間の割り振りに無理がないか?」
「どこかで無理やりな見積もりを立てていないか?」
「バッファーはあるか?」
といったことを考えています。

じつは、ここに計画のポイントがあったんですよね。

1日のスケジュールを、
・3分だけ考える
・10分も考える
のとでは重みが違うんです。

シンプルに言うと、自分が考えたスケジュールに対して、
・愛着が湧く
のです。

スケジュールに愛着が湧くと、メリットがあります。
それは「せっかく10分かけて考えたんだから、守らないともったいないな」という感覚です。
こういう感情が生まれると、「スケジュールをうまくこなそう」という気になるものなんです。

しかし、適当に考えた計画だと、愛着が湧きません。
ですから、1日の計画もうまく実行できないわけです。

計画に10分も投資するのは、非効率かもしれません。
ただ、「愛情」には、非効率性を多分に含んでいたりします。

たとえば、燃費の悪い外国製のヴィンテージカーに乗ってる人が、テレビなどで紹介されています。
燃費は悪いし、お金もかかるし、修理も簡単にできません。

だから、手間がかかります。
ただ、手間をかけるからこそ、その車に愛着が湧くのです。
ほかの人には理解できないくらいの愛情が。

たっぷりと愛情を注ぎたいものには、たとえ非効率であっても時間・お金・労力を投下するんです。

それは、日々の計画も同じなんです。

 

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非効率にスケジュールをつくり、効率的に1日をすごす

私がスーパーマンだったら、もっと効率的で有効な日々をすごせるかもしれません。

しかし、残念ながら、私に配られた能力のカードは、それほど強くないんです。
ですから、そのわずかな手持ちのカードを使い、できるだけ1日をより良くすごす。
そんなゲームに挑んでいるようなものです。

ですから、1日の戦術を考える必要があります。
それが、私にとっては10分の時間を投資して、1日の計画を考えることです。

あなたも、書き出していただければおわかりいただけると思います。

紙の上に手書きでスケジュールを書くと、
・自分がわかっていないところ
・見積もりの楽観的すぎる部分
・無理なスケジュールを立てている
といったことに気づくはずです。

とくに、私は楽観的にスケジュールを考える傾向があります。
「きっと、これぐらいはできるだろう」と考えて、たいてい終わらずに未完了感を抱えたまま1日が終了します。

それを防ぐためには、3分だと時間が足りません。
スケジュールを書き出した後に「本当にできるのか?」という視点で見ると、改善点が見つかるようになるんです。

ですから、「計画をうまく立てられない」という方ほど、少し多めに時間をとってスケジュールを考えてみてはいかがでしょうか。

そして、ここが大事なのですが、「一度書いて終わり」ではなく、「本当にこのスケジュールは実現できるのか?」という視点から、あなたのスケジュールを見直しすることです。

そのようにして時間をかけた計画には、愛着が湧いてくるはずです。
そんな非効率につくったスケジュールで、効率的に1日をすごしましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社の仕事で立て続けに大きな案件を受注。

夜は、セミナー準備を進められました。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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