セミナーの習慣

セミナー開催における期待値。バランスをとるための3つの工夫

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セミナー開催に向けたご参加の方々への「期待値コントロール」をどうするか。

試行錯誤しています。




 

セミナー開始時間に参加者がいない事態

以前の私の失敗談です。

それは、セミナー開催のときの話。

そのセミナーには、3名の方がお申し込みくださいました。

そのセミナーのために、テーマに向けて一生懸命準備しました。

ご参加くださったのために、今の私ができる限りの学びや経験のエッセンスを詰め込みました。

できればご参加くださった方に「良かったです!」と言ってもらえたら最高。

そのような期待を込めて、セミナーを準備していたのです。

ニヤニヤしながら。

しかし、現実は少し異なりました。

ご参加のうち、お2人が会社の仕事で出席キャンセル。

残りのお1人も「会社の仕事で1時間ほど遅れてしまう」という連絡が入りました。

セミナー当日。

私は会社を急いで出て、セミナー準備をして、開始時間を楽しみに待っていたのにもかかわらず。

開始時間になっても「しーん・・・」という感じになっていたのです。

ご参加の方々も、私も、笑顔でセミナーが終わるという期待。

そのイメージとは違った現実がありました。

「夜中まで時間をかけて準備したのに・・・」

さみしい気持ちもありました。

ご参加の方に人として軽んじられているのではないか、とも。

少なくとも私は、その方がセミナーを開催するときはドタキャンはやらない。

とくに先約で確保したときには。

そう思いました。

セミナーやコーチングセッションをドタキャンされた側の気持ちはとても悲しいことを知っているからです。

何年かに1回とかなら、仕方がないかもしれません。

でも、何度も続くと、少しずつ信頼感を失っていくものではないでしょうか。

 


 

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主催者と参加者の期待値のバランス

もちろん、ご参加の方々を責めるような気持ちはありません。

お金を支払っているのはお客さまでもあります。

そのお客さま都合でご参加できないのですから、仕方がないわけです。

ご参加の方だって、好きでキャンセルしたわけではないでしょう(たぶん)。

このようなとき、私は、

「人は常に最善を尽くしている」

と考えるようにしています。

結果や現実は、自分の思いどおりにはなかなかならないもの。

表面的に見たら「あの人、あんな失敗するなんて。何やってるんだろう」と思われることもあるかもしれません。

先のばしに苦しんだり。

葛藤していたり。

怖じ気づいていたり。

ドタキャンしてしまったり。

まわりから見ればどれほどバカげたことに見えたとしても、当人は最善を尽くしているのです。

普通、自分から「よし、自分の人生を最悪にしてやるぜ!」と思っている人はいませんよね。(笑)

できるだけ今よりも幸せになりたい。

約束を守りたい。

ドタキャンしたくない。

そう思ってすごしているはずです。

それでも、できないことがあるのです。

セミナーやコーチングの約束を延期やキャンセルされることがあっても、それは仕方がないのかもしれません。

私自身も、カレンダーに入れ忘れてしまったこともありますので。

「過去とほかの人は変えられない。変えられるのは未来と自分だけ」なのですから。

ただ、先日話した経営者の友人は違いました。

私と同じようにセミナーのキャンセルが出たときに「この状況はまずい」と感じたということです。

以前は無かったことなのに、現象が出ている。

そこで即座に改善をほどこしたそうです。

それは、セミナーに申し込んでくださった方たちにリマインドメールを送る、というアイデアでした。

それは、「セミナーを忘れないでくださいね」という単純なリマインドメールではありません。

リマインドメールの内容を工夫して、ご参加の方々が「セミナーに参加するのが楽しみだな」と思えるような文案を考えて、メールを何度も送り続けたそうなのです。

結果、セミナーのキャンセルが激減したとのことでした。

さすが、優秀な経営者だけあって、改善策が功を奏したのです。

結果、友人はセミナー事業からつながる連続講座で大きな成果をあげていました。

私のように「ほかの人はほかの人だから」で済ませることはなかったのです。

 

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セミナーへの期待値のバランスをとる3つの工夫

私自身、セミナーに参加する立場です。

同時に、セミナーを主催する立場でもあります。

コーチングも同じですね。

コーチとしてセッションに立ち会いますし、クライアントとしてセッションに向かいます。

両方の立場から考えると、この「期待値コントロール」というのはとてもバランスが求められるところだと感じています。

期待を高めすぎたら、ご参加の方の期待とずれてしまうかもしれません。

一方で期待を下げすぎたら、誰もセミナーに参加してくれないでしょう。

この両側のバランスをとることが簡単ではないのですね。

では、セミナー主催者としてできることはどんなことがあるのでしょうか。

私の工夫を3つあげてみました。

 

予告をする

メルマガでは、いきなりセミナーの告知をしないようにしています。

新作映画でも、予告編がありますよね。

あの予告と同じように「次はこんなセミナーを準備しています」という風に予告をするのです。

いきなり告知しても大丈夫な方もいますが、それは著書が多かったり、実績が豊富な方。

そうでない場合は、メルマガやFacebookなどで予告をしておくと期待感が高まります。

 

セミナーの内容を小出しにする

メルマガでセミナーで話す内容をざっくりと書くようにしています。

それによって「今度のセミナーはこういう方向性なんだな」ということを事前に知っているいただくのです。

それによって、内容に関する期待値のズレを減らしています。

「こんな内容とは思ってなかったのに」と言われないように。

 

開催のリマインドメールに概要を書く

前々日か前日に、開催のリマインドメールを送っています。

日時やZoomのURLはもちろんのこと、セミナーの内容についても再掲します。

それによって、あらためて「こういった内容を話します」ということをお伝えしています。

発信する側としては「しつこいと思われるかも」と不安になるかもしれません。

ただ、私の感覚としては、これくらいくり返しておかないと意外と伝わっていないものだと感じています。

セミナー参加者の層によるものだと思いますが。

 

まとめ

期待値コントロール。

ここには答えはありません。

相手によって変わることなのですよね。、

それでも、できることは小さなジャブを打っておくことかなと感じています。

さらに、実験していきます。

あなたのセミナー開催のヒントになれば幸いです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝3時30分起きで始発電車に乗り、叔父の葬儀ために帰省。

雨が降るコロナ禍の葬儀でしたが、家族や親族に久しぶりに会えたり、お清めの食事で友人とも話せる機会を持てました。

夜までに東京に戻り、自宅でオンラインセミナーを受講しました。(^^)


 


 

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