思考の習慣

「1つに絞りなさい」と「バランスをとりなさい」に感じる矛盾点のほぐし方。

投稿日:2016/06/13


「1つに絞るべき」という意見と、「バランスとるべき」という意見。

一見、相反するように感じますが、

・中長期的にみてバランスをとる
・でも、目の前の重要なことに力を注ぐ

という考え方がおすすめです。

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TOEICのスコアがのびたときの学習方法の変化

私が、TOEIC800点超えを目指して学習をしたとき、どのように学習をすれば最短で結果を出せるのか考えました。

私が考えるTOEICの学習は、

・単語
・文法
・リスニング
・リーディング

という分野にわかれていました。

私は、TOEIC学習をスタートしたとき、仮に1日2時間学習するとして、

・単語:30分
・文法:30分
・リスニング:30分
・リーディング:30分

といった配分で取り組んでいました。

しかし、点数は伸び悩みの一途をたどります。。。

「バランスはとれている。」と思っていました。

どの分野もまんべんなく学習していたからです。

でも結果が出ない。

そこで、学習方法を極端に変えました。

あくまでイメージですが、最初の数ヶ月は、

・単語:75分
・文法:30分
・リスニング:15分
・リーディング:0分

といった時間配分にしました。

単語の増強に注力したのです。

その成果として、ほとんど単語の学習しかしていませんでしたが、TOEICのスコアがアップしたのです。

単語がひと通り終了したところで、今度は文法に注力。

それが終わったらリスニングを重点的に、、、という形で、「メインに取り組む時期と分野を絞った」のです。

それが奏功して、TOEICの目標スコアであった800点をクリアすることができました。

 

「6本の柱」を最適化し続ける

これは、私たちの人生にも通じる考え方ではないでしょうか?

仕事だけできて、プライベートに遊びがないのはだめ。

家庭ばかり優先して、仕事をしないのもいけません。

「メインに注力する時期と分野を絞る」ことをおこないつつ、全体の最適化をはかるという意図が重要なのです。

私が人生を考える上で指標にしているのは、「6本の柱」です。

・仕事
・家庭
・教養
・財産
・健康
・趣味

ワタミグループ創業者の渡邉美樹さん考案のものです。

これらのバランスがとれているとき、人生の充実度が最大化すると考えています。

幸せな人生を歩むためには、どの指標も欠かせないものだからです。

それぞれの指標の充実度が低ければ、人生の満足度も低くなります。

一方で、どれか1つが突出しているだけでも、それは全体的なバランスを失っていることとなります。

短期的にはアンバランスかもしれないけれど、中長期的にみるとバランスがとれるようになっていくプロセスなのです。

つまり、全体が相互効果を生み出すように6本の柱の全体最適ポイントを探り続けること。

それが、幸せを感じながら成長していくコツです。

 

いまもっとも力を注ぐべき場所はどこ?

ここでの私の結論は、「最終的にはバランスをとることをゴールにしつつ、最重要の1要素にエネルギーを注ぐこと」です。

私が、TOEICの学習をスタートしたときに、まず単語増強からはじめたように、「メインの1つの分野」に力を入れる。

TOEICをおよそ3年学習した期間、単語で困ることはほとんどありませんでした。

辞書をひく回数も少なくて済んだので、辞書を調べる時間をほかの分野への学習に投資できることにつながったのは言うまでもありません。

むしろ、辞書をひくのが面倒くさいので単語増強からスタートしたという要因もあります。(^_^;)

その戦略性を、人生にも応用してみるのですね。

少しイメージしてみましょう。

水を縦型のメスシリンダーに注ぐと、一直線に水がたまるのでグッと目盛りがあがります。

でも、同じ量でも洗面器にいれると、水面は浅いままでしょう。

それと同じことです。

「いま、自分がもっとも力を注ぐべき分野は何か?」

私は、ひとり会議を定期的におこなって、軸がぶれないように文字にしています。

今のあなたが時間とお金というリソースを投資するべき分野は何でしょうか?

 

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■編集後記

昨日は、お台場のオープンウォーターの大会に参加。

人生初の1500メートルへのチャレンジでしたが、なんとか完泳できました。

泳ぎ終わったあとはヘロヘロで、今週末のトライアスロン オリンピックディスタンス完走に暗雲が立ち込めてきました。(^_^;)

先週の柴又に続き、娘とお風呂に入って髪の毛を乾かしてあげていたら、また、そのまま寝てしまいました。。。

ちなみに昨日は、お台場で遊び疲れた娘も、私と一緒に寝てしまっていました(笑)。

自分の体力を出しきれるくらいの目標があるというのは、幸せです。(^_^)

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