良習慣の習慣

習慣化に重要な「1つに集中する」という原則。「大事にしぼり、小事を断つ」ことを意識しよう。

投稿日:2016/04/17


私は、セミナーで「大事にしぼり、小事を断つ」というお話をしています。

結局は、「1つに絞ること」が、成果を出すために必要なことだと思うのです。

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大きな目的があれば、ささいなことは手放せる

大事なものを見つけることで、人間は強くなり、本質に集中できるようになります。

うちの奥さんは、子どもたちの保護者同士のSNSグループに積極的に参加していません。

入っていない人についてネガティブなことをいう人や、おかしな噂が広がるなど、面倒な人間関係に振り回されたくないからだそうです。

グループに入らない理由の1つは、「子どもたちをしっかり育て上げること」という骨太のルールに沿っていないからだそうです。

余計なノイズにまどわされず、子どもたちが健康に育ち、元気よく学校に通ってくれることこそが、彼女にとって重要なこと。

大切な部分をしっかり守っていれば、ささいなことやよけいなことに気をとらわれる必要がないのですね。

だからこそ、「母親の役目」という本質の部分に集中できる。

ですから、働きながらも、母親としての役割をしっかりとこなしています。

メインの本当に重要な役割をしっかりと果たしているので、ぶれません。

 

取り組む習慣は1つにしぼり、ほかの習慣は優先順位を確実にさげる

習慣化でも、この原則は通じます。

たとえば、片づけや読書といった行動習慣なら定着に1ヶ月かかります。

この1ヶ月の間は、メインの習慣を1つに決めて、その行動だけに集中することが重要です。

早起きもやって、運動もやって、ブログもやって、「明日から別人になる!」というのは、たいていの人には実現できません(一部の天才はできるのかもしれませんが、私には無理です)。

クライアントさんから、最初にそのような話をされたことがあります。

コーチングをお申し込みくださるクライアントさんは、「コーチングで人生を変える!」と意気込んでいる方が多いので、私がそのようにお伝えすると、最初は抵抗されます。

たとえば、

・早起きして
・ジョギングをして
・ダイエットして
・読書もしたい

というクライアントさんがありました。(^_^;)

私自身、そのような目標を持っていた時期がありましたので、そのクライアントさんの気持がよくわかりました。

しかし、これは挫折するパターンです。

仮に3ヶ月を早起きに使うのであれば、少なくとも最初の1ヶ月は早起きに集中する。

目標の起床時間に70〜80%起きられるようになったら、そこでようやくほかの習慣を組み合わせるようにすることが続ける秘けつです。

そうしないと、ただでさえ難易度が高い習慣に同時にチャレンジすることとなり、続きません。

たとえるならば、2つのお手玉ができない人が、いきなりジャグリングに挑戦するようなものですから、継続は難しいでしょう。

ですから、成功させるために、メインにする習慣は1つにしぼる。

どうしてもほかの習慣に挑戦したいときは、2つやっても良いのですが、サブ習慣として優先順位を下げること。

ちょっと下げるくらいではなく、大幅に下げるくらいの意識が必要です。

メインとサブをきっちり決めておかないから、エネルギーが分散してしまって挫折してしまう。

つまり、「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態になってしまうのです。

私も、この原則を知るまで、何度同じような失敗をしたことか。。。

 

確実に習慣化するために「大事にしぼり、小事を断つ」

習慣化は、一気には変わりません。

だからこそ、はがゆい部分もあるし、成果が出るまでに気持が折れてしまいそうになることもあるでしょう。

しかし、この原理は、ダイエットと同じです。

あれこれやるよりも、「食事」と「運動」をコントロールするという原則を意識して、それだけ守る。

ですから、ダイエットは、原理原則を実行して、着実に体重を減らしていったほうが、リバウンドが起こりにくいのです。

仮にリバウンドしてしまっても、原理原則に戻れるので、いつでも再開が可能なのです。

だからこそ、「ダイエットには魔法はない」と言われるのです。

習慣化のプロセスの中で、原則をしっかり頭と体に覚えさせるためにも、取り組む習慣はメイン1つに絞ることをおすすめいたします。

私は、早起きセミナーで、1日の生活にメリハリをつけるために、「大事にしぼり、小事を断つ」ことが重要だとお伝えしています。

習慣化でいえば、まさにメインの習慣に注力するということなのです。

習慣化の挫折率が高いと思われる方は、難易度の高い習慣を同時並行で扱っていないか確認してみましょう。

 

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■編集後記

昨日は、午前中にコーチングセッションのあと、娘の七五三の衣装見へ。

午後は私の職場がある神楽坂に、家族で遊びにいきました。

妻が訪れたのは1年ぶりくらいでしたが、最近の神楽坂の変貌ぶりにおどろいていました。

けっこう、すごいんです、最近の神楽坂(笑)。

良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

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・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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