思考の習慣

「マラソンレースで歩かない」という思考習慣。人生や複業を「あきらめない」ことにつながる。

投稿日:2019/03/11


趣味を楽しみつつも、思考習慣をトレーニングする。

趣味に向き合う中で身につけた思考習慣は、人生やビジネスにも影響を与えてくれるものです。

 

スポンサーリンク


 

マラソン大会で目にするランナーを見て感じたこと

フルマラソンを走っていると、必ず見かけるものがあります。

それは、「だらだらっと歩いているランナー」です。

特に30kmをすぎたあたりから、どんどん増えていくのですね。

もちろん、足が痛みがあることもあると思いますし、ひざを故障してしまっているのかもしれません。

私も、今回のフルマラソンでは、15kmすぎの時点で、左足のふくらはぎがつりそうな状態で走っていましたから、よくわかります。

しかし、歩いているランナーにも2種類いるように見えるのです。

それは、

・完走をあきらめずに、歩くことを主体的に選択しているランナー

・「どうせ完走は無理だ。もういいや」という無気力を感じるランナー

という2種類です。

後者のランナーを見ていると、質問したくなる気持がありました。

・あなたは、人生にもそのような態度でのぞんでいるのでしょうか?

・そのスタンスで、仕事をされているのでしょうか?

・習慣化に挑戦しているときも「もういいや」とやめてしまうのでしょうか?

という風に。

 

人生初のマラソンリタイアで得た大切な思考習慣

私も、歩いた大会が1度だけあります。

最初にエントリーした柴又100kmウルトラマラソンです。

人生で初のリタイアでした。(^_^;)

柴又100Kウルトラマラソン惨敗(前編):チャレンジして失敗することは悔しい。しかしそれ以上に得るものは多い。

リタイアが決まったレース中、往路を歩いている私の前から、復路からチームメイトのザック羅王が走ってきたのですね。

これはもう、とても恥ずかしい思いをしたのです。

私の時間では、すでに制限時間はすぎており、どうがんばっても関門でタイムアウトする時間でした。

そう考えると、「歩いていも仕方ないんじゃない。別にもう終わってるレースだし」と思ってもいいかもしれません。

事実、私はいくらかそのように考えていたのだと思います。

しかし、完走を目指して一生懸命走っているチームメイトと目があったとき、その考えが間違っていたことに気づいたのですね。

ザックも羅王も、元気にあいさつをしてくれました。

さげすんだ目をすることもなかったです(笑)。

しかし、私は恥ずかしかった。

せめて、制限時間アウトであっても、どれほど鈍足でも、すごいどろ臭くても、走っている姿でチームメイトに会いたかったのです。

これは、私が感じてしまった感情ですから、正解も不正解もありません。

私は、「ああ・・・恥ずかしい」。

ただ、そう感じてしまったのです。

それから、「走れる体力が残っているときは、たとえ負けレースでも、亀のように遅くても、走ろう」と思うようになりました。

それ以来、フルマラソンのレースでは、たとえどんなに遅くても、歩いたことはありません。

もちろん、チームメイトが出ていないレースでも。

そして、このときの学びが、私の思考習慣にも活かされているように感じているのです。

 

趣味で身につけた思考習慣を仕事にも活かす

もしも、歩いているランナーの人に、「そのスタンスで、仕事をされているのでしょうか?」と尋ねたらどう答えられるでしょうか。

「いやいや、マラソンのレースは趣味だから。仕事はちゃんとやるし、人生にもきっちり向き合っていますよ」と言われるかもしれません。

それは、本当なのだと思います。

ただ、自分が主体的に取り組もうとしたマラソン大会で、あきらめて歩いてしまうような人が、会社の仕事に対して粘り強く取り組むのかどうか。

少し疑問は残ります。(^_^;)

ゴールがあるのに、投げ出してしまう。

うまくいかなければあきらめる。

少しつまづくとやめてしまう。

そのような思考習慣を持っていると、マラソンでも、仕事でも、同じように考えてしまうのではないかと思うのです。

成長を目指していれば、壁を感じないゴールはありませんし、ストレスがない仕事もありません。

ときに大きなハードルがやってくることもあります。

そのようなときに、何を考えて、どのような行動をとるのか。

そこが大事ですし、その人が物事にのぞむ姿勢が問われるのではないかと思うのです。

マラソンは、30kmをすぎると苦しくなってきます(今回のレースも同様でした)。

そこで歩くこともできますし、プロのランナーではないのですから、リタイアは自由です。

そこにペナルティはありません。

しかし、あきらめずに走り切る。

それによって得た「完走」(歩かないで走りきる)という結果は、やはり圧倒的な達成感を味わうことができるものです。

「あそこであきらめなくてよかった」という風に思います。

私の場合は、たまたまマラソンでしたが、これはほかの趣味や遊びでも同じでしょう。

壁を目の前にして、どう考えるか。

趣味で身につけたその思考習慣は、仕事にも必ず生きてくるものだと思うのです。

自分の好きなことに向き合っているときも、思考のトレーニングの場だと考えてみましょう。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

記事のとおり、昨日は、「第7回サンスポ古河はなももマラソン」に参加。

チームメイトとのフルマラソンを楽しめました。

トレーニング不足だったので、完走を目標に。

身体も重く、足も痛かったのですが、なんとか走り切ることができました。(^_^)

――――――――――――――――

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

ひとりで複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-思考の習慣

執筆者:

関連記事

「習慣の自己対話」に活用したい5つの習慣

人生のバランスをとるために重要なのは「習慣の自己対話」です。 頭と心と体の健全さをキープするために、複数の「習慣の自己対話」アプローチを持っておきましょう。   ランニングアプリで「習慣の自 …

ネガティブな感情に隠れているメッセージ。素直に受けとって裏側を考えてみませんか?

ネガティブな感情とは距離をおいてつき合いたいものだと思っていませんか? でも、ネガティブな感情にも、意味があるものなのです。 もしかすると、あなたはネガティブな感情をスルーすることでデメリットがあるか …

「会社で評価されない」という悩みから抜け出す方法。

組織や集団の中にいると、どうしてもほかの人からの評価がついてまわるものです。 それに苦しんでいるなら、抜け出す思考習慣を身に着けていくアプローチをとっていきましょう。   「会社員として評価 …

「変われない自分」に不完全燃焼を感じるなら、主体的なバランスくずしを狙おう。

「バランス」は重要な価値観ですが、あまりにもバランスを重視すると、変化のきっかけを失います。 「変われない自分」に嘆きたくなるときは、主体的なバランスくずしをしてみましょう。   ■スポンサ …

不満や不安の解消法。「不」のパワーを現状を変える原動力にしていこう。

日常生活で感じる不満や不安などの「不」。 できれば味わいたくない感情ですが、その「不」を、現状をより良くするためのパワーに変えていく視点を持っていきましょう。   ネガティブな「不」とポジテ …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。