書く習慣

「最悪の事態」に立ち向かう対策。ネガティブリストを書く・人脈をイメージする。

投稿日:2019/03/10


仕事でトラブルが起こると「最悪の事態」を想像してしまうときがあります。

そのような状態での対策を考えてみました。

 

スポンサーリンク


 

最悪なトラブルが起きたときどうするか

「最悪なことになっちゃったなあ・・・」

以前、会社の仕事で、大きなトラブルがあったとき、このように感じていました。

そのトラブルが起きてしまったお客様の営業担当者は私。

すべての謝罪や交渉ごとは私が矢面に立つ役目です。

そうなると、気持は不安になり、考えなくてもいいようなことまで考えてしまいます。

「大事なお客さまに大きな迷惑をかけてしまった。。。最悪は、取引停止になるかも」

「会社に対しても、入社して最大レベルの大きな損害を出してしまった。最悪は、クビになるかもしれない・・・」

そのような思いが、頭の中をかけめぐりました。

すると、「ああ、これはどうしようかな?」「ほかの案件は大丈夫だろうか?」というメンタルになり、普段ならルーティンにしている仕事をミスしたりするのですよね。(^_^;)

出口が見えないような気持。

解決に向かって進んでいない気持。

迷路をさまよっているような気持。

そのようなもやもやした気持におそわれた時、どうすればいいのでしょうか?

 

「ネガティブリスト」を書くことで現実を客観視する

私が今回おこなった解決策は、「書く」というシンプルな方法でした。

おすすめは、紙とボールペンを使った手書きです。

活用したツールは、以前の記事でご紹介した「ネガティブリスト」です。

目標設定が苦手な人におすすめ。ネガティブなパワー「いやだ!」を活用した目標のつくり方。

フォーマットは下記のイメージです。

左側に不安な点や問題点を書き、右側にできることを書きます。

左側にネガティブな問題を書くときは、思い込みを手放して、なるべく客観的に言葉にしましょう。

右側には、自分で変えられない要因を書くのではなく、あくまでも自分が変えられる行動を書くことがポイントです。

今回、私は受験で学習した1問1答の問題集のように、ひたすら書き出してみました。

すると、感情が落ち着くのがわかります。

もちろん、あっという間に100%クリアになるわけではなりません。

しかし、この作業をおこなうとよくわかるのは、私たちの悩みを増やすことや自己肯定感を下げる要因のほとんどは、「漠然とした不安」だということです。

しかも、それらは実態としてあいまいで不明確。

つかみどころがなくてわからないので、ますます悩みが深くなるのですね。

だからこそ、「書く」ことが必要なのです。

「書く」ことが、悩みを具体化させてくれ、解決策のアウトプットとなります。

何より、手を動かしていると、意外なアイデアがひらめいたりするのですね。

すると、「大問題だと思っていたけど、会社をクビになるということまではないか」とか、「過去にも、いろんなトラブルを切り抜けてきた経験があるよな」といった感覚が落ちてくるのです。

トラブルのような悲観的な状況になると、思考もマイナスになりがち。

すると不安なイメージはどんどんふくらんでいくのですね。

ですから、現状を客観視するためにも、「書く」という行為が有効なのです。

 

自分に起こる問題はすでに誰かが解決している

さらに、このような問題があったときに、私が意識することがあります。

それは、「自分に起こっている問題は、すでに自分意外の誰かが解決している問題のはず」ということです。

仕事をはじめ、友人たち、家庭など、それぞれの関係性があり、コミュニティーがあります。

その中で、どこかでつながっている誰かが、すでに私と同じ問題を経験しているし、解決しているはずだと思っています。

すると、気持の上で、安心感が増すのです。

私自身、毎朝大事な人たちのリストを見ていますし、何か「あっ、この情報、あの人に役立ちそうだな」と思えば連絡することもあります。

また、ここ何年かで、専門家の友人・知人の数がとても増えました。

そのようなつながりのあることにも、安心があるのです。

もちろん、誰もが、自分のことに精いっぱいの日常をすごしていると思いますから、問題が起きたときに助けてもらえるかどうかはわかりません(普段の私次第なのでしょう)。

実際、日常生活を送っていれば誰でも、大なり小なりのトラブルに見舞われます。

ですから、そもそも私が経験するレベルのトラブルは、それこそ世の中であふれるほど起きていると思います。

私にとって珍しいことであっても、おそらく世の中から見れば小さなできごとであり、珍しいことではないのです。

また、私にとって、トラブルが起きてしまったその瞬間は大きな問題としてとらえているものであっても、3年後には「そういうこともあったなあ」というレベルになる可能性が高いです。

そのように考えてみると、不安な気持ちが軽くなってきます。

そうなれば、一歩を踏み出す勇気が出るのですね。

今回、思考や感情を書きまくって出てきた言葉に、「やまない雨はない」という格言がありました。

このように、心からダメージを受けているときこそ、こういったシンプルな言葉が響くのですね。

こういったことを感じることも、「書く」メリットです。

ネガティブな気持に襲われたときは、ぜひトライしてみましょう。

ネガティブリストは、こちらの本に紹介されています。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、午前中にコーチングセッションを2件。

その後、書く仕事をして歯の定期検診と散髪をしてすっきり。

夕食は家族で待ち合わせをして、レース前のパスタを補給しました。

――――――――――――――――

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

ひとりで複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-書く習慣

執筆者:

関連記事

プロセスは改善の素材。結果は内省の素材。

ノートに事実や思考を記録しておくことで、資産になると考えています。 あなたも、アイデアノートを書く習慣にトライしてみましょう。   1ヶ月に1冊アイデアノートを書く習慣 昨日、今年のゴールが …

あなたが大切にしている価値観を2ステップで発見する方法

私たちが大切にしている価値観を知る方法を実践してみました。 効果があったので記事にまとめてみます。   自分が大切にしている価値観を知る 「あなたが大切にしている価値観は何ですか?」 この問 …

自分の習慣化スキルを確認するために小さなチャレンジをしてみます。

私の「続ける技術」はどれくらいのレベルか? ちょっとしたチャレンジをしてみます。     5年日記への憧れ 先日参加した習慣化コンサルティング社さんの「書く習慣セミナー」で、5年日 …

Kindle本の執筆を乗り切るための8つのマインドセット

先日の2月14日のバレンタインデーの日。 人生で初のKindle本を出版することができました。   Kindle電子書籍『あなたを習慣化の達人にする「良習慣の種」』を発売 毎日のように見てい …

1ヶ月に2時間の「ひとり戦略会議」の習慣があなたの人生を確実に変える

あなたの人生に変化が起きないのは「内省による深い気づき」が不足しているからかもしれません。 人生を変えていく気づきや発見が生まれるまでには、ある程度の時間の深さが必要です。 そのきっかけを意図的につく …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。